島国の日本人は変化に弱いと言われていますが、先が見えない不安などで精神的に疲れてしまい、鬱状態に陥ることは誰にでも起こりうることです。
そんな時はまず五感を癒し、自分の幸せな感覚を取り戻しましょう!今日は気持ちを整えたい時に活用出来る、アロマとハーブの使い方をご紹介します。
アロマセラピーとは
香りや趣味として一般的になったアロマセラピーですが、近年、精油の持つ薬理作用を活かす代替医療としての期待が高まっています。
現在では医療機関や福祉施設でも導入されている所も増え、リラクゼーションの効果だけでなく、メンタル面や、病院に行くほどではないけど何となく不調…というときにもアロマを用いてケアをするといった自然療法が注目されています。
アロマを使ってマッサージをする
精油を肌に使う時は、キャリアオイルや精製水などで希釈をして使います。キャリアオイルとはマッサージなどに使うベースオイルで、植物油は肌への浸透性に優れているので、肌の保湿にも効果を発揮します。パッチテストなどをして、自分に合ったキャリアオイルを見つけてみましょう!
また、セルフでマッサージをする際は、足裏やふくらはぎがオススメ。足裏には内臓に繋がる反射区があると言われており、ふくらはぎは第2の心臓と言われています。血液やリンパを脚から体全体に送り、体の循環の促進やお通じ、足のむくみ、冷え対策にも効果的です。
代表的なキャリアオイル
スイートアーモンド油、オリーブ油、シアバター、ココナッツ油、ホホバ油、植物性スクワランなど
簡単にアロマの香りを楽しむ
ディフューザーを使いアロマを楽しむ方も多いのですが、お手入れが大変と感じる方は、アロマストーンがオススメ。アロマストーンにアロマを数滴垂らして香りを楽しみ、お手入れは乾いた布で拭き取るだけで、その上から別のアロマオイルを楽しむことができます。
アロマセラピーの効果
アロマは精油成分が嗅覚を通じて直接大脳に伝わることで、様々な心理的効果があると言われています。過度なストレスを受け、心や体が乱された時は、アロマセラピーはバランスをとろうとしてくれます。
その日の疲れはその日のうちに解消し、心身ともに健康な状態を維持していきましょう!
気分に合わせた精油の使い方の代表例
幸福感
ローズ、ネロリ
心地よい気分になりたいとき
イランイラン、サンダルウッド
眠れない時
ラベンダー、ネロリ
やる気を出したい時
ローズマリー、ジュニパー
香りだけでなく、体の内側から癒すにはハーブティーがオススメ。ハーブはあまり試したことがない方にも分かりやすくハーブの使い方をご紹介します!
ハーブの使い方
ヨーロッパでは日常的にハーブティーが飲まれ、とくにドイツでは体調が悪い時など薬を飲む前にハーブティーを飲むといいます。
ハーブティーには様々な効果があり、自分に合うハーブを探すのもハーブティーの楽しみ方の1つです。乾燥させたハーブを利用すれば、その味を楽しめるだけでなく、穏やかなアロマセラピー効果も得る事ができます。
正しいハーブティーの入れ方
- 200ccのお湯に対して、大さじ1のハーブを使います。ハーブティー用のフィルターが付いたカップか、別売りの使い捨てフィルターにハーブをいれて使いましょう。
- 沸騰してから1、2分したお湯をゆっくりカップに注ぎます。フタをして3~5分蒸らしましょう。
- 蒸らしたハーブを取り出し、湯切りをしたら出来上がり!入れっぱなしにすると苦味が出るので、必ず取り出すようにしましょう。
その他のハーブ活用法
化粧水代わりに
ハーブティーを濃いめにいれて冷まします。スプレー容器にホホバオイル(小さじ1杯)、ハーブティー(50ml)を入れて蓋をしてよくまぜます。
うがい薬やマウスウオッシュの代用に
熱湯で10分程度抽出して冷ましたハーブティーを、うがい薬やマウスウオッシュの代用としてうがいをしてみましょう。殺菌効果の高いユーカリやミントが有効です。
フェイシャルスチームに
ハーブでのスキンケアは、無添加で作用も穏やかなので安心して使えます。ハーブ(大さじ2)を洗面器に入れて、熱湯を注ぎます。頭からバスタオルをかぶり、蒸気を逃がさないようにして肌にあてると、肌が柔らかくしっとりに。
オススメのハーブ組み合わせ方
イライラしたとき
ジャーマンカモミール、ペパーミント、パッションフラワー、レモングラス、レモンバーム、レモンバーベナ
リフレッシュしたいとき
ローズマリー、レモングラス、レモンバーベナ、レモングラス、ラベンダー
アロマもハーブも様々な種類があり、難しく感じる方も多いと思います。しかし、お気に入りのアロマやハーブを見つけてみるのも楽しみの一つ。お気に入りのアロマとハーブで、「特別な私の時間」を過ごしてみてはいかがですか?