よくある体重のNGな量り方

毎日量るほうがいいとは分かっているものの、たくさん食べてしまった日は怖くて量らなかったり…なんてことはありませんか？本当の体重を知るためには、毎日同じ時間帯に量るのが正解◎

また、量るタイミングでよく聞くのが「入浴後と運動後」。入浴後は裸の状態で量れるし、運動後はいい数値が期待できそうで体重計に乗りたくなりますが、実はどちらもNGな量り方なのです。

体重と水分の関係

これらのタイミングが体重を量るのに適していない理由は、どちらも水分を消費した後だからです。性別や年齢で差はありますが、人間の体は約60～65％を水分が占めています。なので、入浴後・運動後など水分を消費した後は水分の重さだけ体重が減るため、正しい体重を知ることができないのです。

水分は“体脂肪”にも影響！

家庭用の体脂肪計は「体内の脂肪の量」を測っているわけではありません。体内に微弱電流を流し、その抵抗値をもとに出されたものが体脂肪率となって表示されています。

水は電気をよく通しますが、脂肪は水分をあまり含まないため電気の通りが悪くなります。その抵抗を測定すると体脂肪率が分かるという仕組み。つまり、体脂肪率の数値には水分の量が大きく影響しているのです。

入浴後・運動後がダメな理由

入浴後は保水作用で体脂肪率は下がる傾向にあり、運動後は運動中の水分補給で水分量が増えていたり、汗によって水分が体外に排出されていたりするので信用できるデータとは言えません。

正しい体重の量り方

ベストは1日2回の起床後と就寝直前です。ただ就寝3時間前までに夕食を済ませることが難しい方は起床後がおすすめ。比較的測定条件が変わりにくいと言われるのが、起きてトイレを済ませ、朝食を食べる前の時間。前夜に食べた物が消化されており、体内水分量が安定している時間帯だからです。

もう1つのポイントは着ているもの。裸がベストですが、できるだけ同じ重さの服で測定すると正しい体重と小さな変化に気付くことができますよ◎

まとめ

体重は、ダイエットのモチベーションをコントロールするのにとっても大切なもの。だからこそ、正しい数値を意識して取組んでみてくださいね。

※筆者の個人的見解です。効果・効能を保証するものではありません。