オイリー肌だと思ってない?インナードライ肌の見分け方とスキンケア
年齢を重ねると乾燥肌になりやすいはずなのに、最近オイリー肌になったと感じていませんか?オイリー肌に見えるその肌質の変化は、もしかしたら「インナードライ肌」かもしれません。
今回はインナードライ肌の見分け方と、正しいスキンケア方法についてご紹介します。
- 2020-06-12
- つきのペペロンチーノ
インナードライとオイリー肌は間違えやすい!
30代くらいになると肌の水分量が減少し、乾燥しやすくなります。それなのに、何だかオイリー肌になったと感じていませんか?
皮脂分泌が多く、顔がテカテカになって化粧くずれしやすくなったり、化粧のノリが悪くなったりしているなら、それは「インナードライ肌」かもしれません。
インナードライ肌とは、肌の内部は乾燥しているのに、肌の表面は皮脂でベタついた状態の肌質のこと。そのため、オイリー肌と勘違いしてしまうことが多いのです。
本当はインナードライ肌なのにオイリー肌だと勘違いしてしまうと、間違ったスキンケアをして余計に肌トラブルが悪化してしまうことも。
そうならないためにも、オイリー肌なのか、それともインナードライ肌なのかをしっかりと見分けることが大切です。
インナードライ肌の見分け方
では、オイリー肌かインナードライ肌かを見分けるにはどうすれば良いのでしょうか?肌状態をよく観察して、見分け方のポイントを押さえればわかりますよ。
洗顔後に肌がつっぱる
皮脂の多さが気になると、洗顔でサッパリしたくなりますよね。しかし、洗顔後に肌のつっぱりを感じるならインナードライ肌の可能性があります。
オイリー肌の場合は、洗顔後に肌がつっぱることはほとんどありません。
皮膚がめくれ上がっている(皮むけ)
肌の表面には皮脂がたくさん出ているのに、何だか乾燥している感じがしませんか?これは、インナードライ肌の特徴の1つ。
皮膚がめくれ上がっている「皮むけ」があるなら、インナードライ肌の可能性が高いでしょう。オイリー肌の場合は肌の水分量も多いため、皮むけになることはほとんどありません。
30代からオイリー肌になった
10代の頃はオイリー肌ではなかったのに、30代になってから「オイリー肌かも」と感じるようになった場合は、「インナードライ肌」の可能性があります。インナードライ肌は、年齢肌の特徴の1つなのです。
30代くらいから肌の水分量が減少し、肌は乾燥しやすくなります。その乾燥を補うために、皮脂が過剰に分泌されてしまうのが「インナードライ肌」なのです。
くり返し同じ場所にニキビができる
もともとオイリー肌の人は、若い頃からニキビに悩まされている場合が多いです。
しかし、若い頃はほとんどニキビができなかったのに、大人になってから同じ場所にくり返しニキビができる場合は「大人ニキビ」の可能性があります。
大人ニキビができる原因は、肌表面の皮脂の過剰分泌や、ホルモンバランスの乱れなどが考えられます。インナードライ肌も同じような原因が考えられるため、大人ニキビができるならインナードライ肌かもしれません。
インナードライ肌になる原因
では、インナードライ肌になってしまうのは、いったい何が原因なのでしょうか?
化粧水しかつけていない
「乳液やクリームで保湿するとベタベタするから苦手」という人は、化粧水しかつけていないのではありませんか?実は、これがインナードライ肌になる原因なんです。
肌は、濡れた状態になると水分がどんどん蒸発してしまう性質があるため、化粧水で肌を濡らすと、もともと肌に合った水分まで奪われてしまいます。
その結果、肌の内部がカサカサに乾燥し、それを補うために皮脂が過剰に分泌されてしまうのです。
洗顔で皮脂を落としすぎ
肌の表面がベタベタしていると、洗顔でサッパリ洗い流したくなりますよね。
しかし、洗顔で皮脂を落としすぎるとかえって肌が乾燥し、それが原因で皮脂分泌が増えるためインナードライ肌になってしまうのです。
睡眠不足
若い頃は徹夜をしても翌日のお肌がツヤツヤだった人も、年齢を重ねるごとに睡眠不足が肌トラブルを起こしやすくなります。
美肌をつくる「女性ホルモン」は、年齢とともに分泌量が減っていきます。それに加えて睡眠不足が重なると、さらにホルモンバランスが崩れ、肌のターンオーバーが正常に行われなくなります。
すると、古い角質が除去できなくなることで肌がゴワつき、乾燥を招くことでインナードライ肌になってしまうのです。
インナードライ肌の正しいスキンケア
インナードライ肌は、間違ったスキンケアによってどんどん悪化していきます。正しいスキンケアで、インナードライ肌を改善していきましょう。
洗顔やクレンジングで肌に負担をかけない
インナードライ肌の人は皮脂のベタつきが気になると思いますが、洗顔やクレンジングでゴシゴシ洗うのはNGです。できるだけ肌に負担をかけないことが大切なので、洗顔料はしっかり泡立ててからやさしく洗顔しましょう。
また、オイルタイプやシートタイプのクレンジングは肌の乾燥を招くため、クリームタイプなどを使うのがおすすめです。
低刺激の化粧品を選ぶ
インナードライ肌の人は、大人ニキビができやすかったり、ターンオーバーが乱れることで肌のバリア機能が低下したりしています。
つまり、肌が乾燥しているだけでなく、肌が敏感な状態になっているため「低刺激の化粧品」を選ぶことが大切です。
カバー力の高い「落としにくいファンデーション」などは、肌への刺激が強く、クレンジングでも肌に負担をかけるのでおすすめできません。
乳液やクリームでしっかり保湿する
インナードライ肌の人は、とにかく保湿することが大切です。肌のベタつきが気になる人は乳液やクリームを避けがちですが、実は、保湿を徹底することで皮脂のベタつきが改善されます。
インナードライ肌の人は乾燥が皮脂分泌の原因のため、保湿することで皮脂が出にくくなるのです。今まで化粧水でスキンケアを終わらせていた人は、ぜひ乳液やクリームで保湿しましょう。
30代からインナードライ肌に気をつけよう!
インナードライ肌の原因や正しいスキンケアについてご紹介しました。30代になったら、20代のスキンケアを続けてはいけません。30代になったらインナードライ肌になることを予測して、スキンケアを変えていきましょう!
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「言葉の力で人を幸せにする」を目指すフリーライター。「ハーブコーディネーター」「メディカルフードコーディネーター」の資格を取得し、ボディメイク・スキンケアに関するコラム執筆多数。エッセイや小説の執筆をしながら、美容や恋愛などのライフスタイル系ライターとして活動中。美しくあり続けたい女性を応援します!