お肌を優しく守るために。『ボディバーム』のあふれる魅力とおすすめ3選
毎日しっかりケアをしているのに、乾燥が気になるときに手に取っていただきたいものが「ボディバーム」です。ボディバームはお肌を優しく包みこみながら、潤いを保ち、水分の蒸発を防いでくれるため、乾燥ケアにぴったりです。
今回はお肌を優しく守るボディバームの魅力と、おすすめアイテムを厳選して3つ紹介します。
- 2020-05-01
- 中村沙織
皆さんはボディケアにどんなアイテムを使っていますか?毎日しっかりケアをしているのに、なぜか乾燥してしまう…そんなときに手に取っていただきたいものが「ボディバーム」です。
今回はお肌を優しく守り抜くボディバームの魅力と、おすすめアイテムを3つ紹介します。乾燥肌さんは必見です!
ボディバームとボディクリームの違いとは?
ボディバームの魅力についてお話する前に、まずは、同じボディケアアイテムであるボディクリームとの違いを簡単に説明します。
ボディバームやボディクリームには「基剤※」という成分が必ず配合されています。
(※基剤…化粧品の原料のうち、その製品を形づくるために主に配合される成分のこと。基剤が配合されることで、製品がお肌に塗りやすく・なじみやすくなる)
ボディバームとボディクリームは、どちらもお肌を保湿するためのアイテムですが、配合されている基剤が異なります。
ボディバームは、水と混ざりにくく、溶けにくい油脂性の高い基剤を使用していることが多いのに対し、ボディクリームは水と油脂を乳化※した、水となじみやすい親水性の高い基剤を使用していることが多いです。
(※乳化…水と油のように、溶けあわないものを混ぜ合わせること)
そのため、ボディクリームはお肌の角質層まで浸透しやすいのですが、肌荒れが起き、傷が出来てしまっているときはしみやすくなります。反対に、ボディバームは、お肌の表面をしっかりと保護し包みこんでくれるため、傷口などにもしみにくいです。
油分量の多さは、「ボディバーム>ボディクリーム>ボディミルク」となるため、お肌の状態に応じて使い分けることがおすすめです。
ボディバームのあふれる魅力と使い方とは?
上記したように、ボディバームとは、ミツロウやワセリンなどの油脂性の高いものを基材として配合した、半固形状のテクスチャーが一般的となるボディケアアイテムです。手指に取るとやや固く感じられますが、お肌になじませると、体温でとろけるようにバームがオイル状に溶けだしていきます。
ボディバームでお肌表面を包みこむことで、お肌の潤いを保ったり、水分の蒸発を防いだりすることができます。そのため、乾燥で皮がむけたり粉をふいているときや、お肌がごわついているときに使用するのが特におすすめです。
特に乾燥が気になる冬や、季節の変わり目でお肌が乾燥しがちな方は、ボディミストやボディミルク、ボディクリームなどを使ってお肌をみずみずしく潤したあと、乾燥が気になる箇所にボディバームを塗って、潤いを閉じ込める方法がおすすめです。
傷口にしみこみにくく、優しくケアができるボディバームは、ボディのみでなく、フェイスやヘアにも使えるアイテムもあります。日常生活の中で、手の届くところにいつも乾燥対策となる保湿アイテムを置いておくことが、しっとりなめらかなお肌をつくる秘訣です。
それではおすすめのボディバームを3つ紹介します。
アユーラ メディテーションボディバーム
46g 3,500円(税抜)
こちらは、ミツロウやマカデミアナッツ油、ローズマリー油、ヨモギ葉エキス、トウキ根エキスなどの天然保湿成分をたっぷり配合したボディバームです。
ベースとなっているミツロウは、ミツバチが巣を作る際に巣をしっかりと固めて守るために作る天然のロウのことです。古来より、軟膏やスキンケアに用いられ、保湿や抗菌効果が期待できます。
柔らかめのバームを手指に取ると、体温でたちまちとろけていきます。濃密で上質なオイルが乾燥の気になるお肌を優しく包みこみ、お肌そのものが持っている保湿成分を閉じ込めます。
アロマティックハーブの香りに癒されながら、すこやかでしなやかなお肌に導きます。
イグニス ガーデン エオロ ボディバーム
110g 4,000円(税抜)
世界中の花々や、ハーブを集めて生まれたボディケアアイテムが揃うIGNIS GARDEN。こちらは、コメヌカ油やエゴマ油、カカオ脂、チャ種子油、マカデミアナッツ油など植物由来の保湿成分が配合されたボディバームです。
ふんわりとろけるバームをお肌になじませると、スーッと心地よく潤いが広がります。お肌の潤いを守り高め、しっとりすべすべのお肌へと導きます。
深くリラックスできるハーバルカモミールの香りは、ナイトタイムの使用に特にぴったりです。お肌も心も解きほぐされるような柔らかさを感じられるボディバームは、季節問わず重宝します。
ジョンマスターオーガニック erbaviva ベビーバター
50g 2,900円(税抜)
こちらは、オーガニック認証成分のヒマワリ種子油やカカオ脂、ミツロウ、ローズマリー葉エキス、ラベンダー油、ローマカミツレ花油が配合されたボディバームです。成分は、食品基準のオーガニック認証「USDA※」を取得しています。
(※USDA…アメリカ合衆国の農務省にて認定された、オーガニック成分を95%以上(水と塩を除いた全成分中)使用しているものだけに表示できるもの)
バームを手指に取って、お肌になじませると、潤いを逃さず優しく包むようにお肌をじっくりケアしてくれます。
「ベビーバター」という製品名にもある通り、柔らかく繊細な赤ちゃんのお肌にはもちろんのこと、デリケートで乾燥の気になる大人のお肌にもぴったり。
ボディに使うほか、爪や指先、唇や髪の毛など、乾燥の気になる細部のケアにもぴったりです。
ラベンダーとカモミールの甘く優しい香りに癒されながら、自然の恵みでお肌を穏やかに潤し、保護するボディバームです。
保湿ケアの仕上げにはボディバームを
ボディバームの魅力とおすすめアイテムを3つ紹介しました。
乾燥や摩擦、ほこりなどの外的ダメージからお肌をしっかりと保護しながら、潤いを守り、すこやかに整えるボディバーム。いつものスキンケアやボディケアの最後に使用することで、保湿成分をしっかり閉じ込めるため、乾燥対策の仕上げとしてぜひ使ってみてくださいね。
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慶應義塾大学文学部卒。美容メディアにて、コラムや記事の執筆監修をしています。読者モデルとしても活動中。運営している美容サイトでは、毎日続けたいスキンケア・ボディケア、コスメについて発信中。敏感肌の経験から得た、スキンケア・ボディケアの魅力を伝える美容家を目指し勉強中。