人に会わない今だから!「何もしないが勝ち」と仮説を立てて荒療治を試みた【30代のリアル美容#46】

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人に会わない今だから!「何もしないが勝ち」と仮説を立てて荒療治を試みた【30代のリアル美容#46】

夏でもテカることはないし、肌診断ではいつでも「水分量・油分量ともに不足」と出て、どんなにしっかりスキンケアをしても冬は乾燥によりキメが乱れていることから、自分を乾燥肌だと思っていた編集部・橘。しかし、よくよく考えてみたら、ボディは特別なケアをほぼしたことがないにも関わらず、全身しっとりとしていると気が付き、「あれ?乾燥肌ではない?」と思ったのです。

そこで、顔と身体の生活習慣を比較した結果、当たり前だけれども目を背けていたことに気が付いて…。仕事もプライベートも家の中にいることが増えた今、実験的に荒療治を試みました。

特別なボディケアはしたことがない。だけど乾かないしキメも乱れていなかった

一方顔は、こんなにも色々しているのに乾燥が止まらない

乾燥が止まらない
出典:byBirth

これだけ美容について語っているけれど、ボディクリームはあまり塗る習慣がなく、特に乾燥しやすいスネと手、それに荒れた際の背中くらいしか保湿せずに生きてきた私。それも、「毎日」ではなくごくたまに。

だけど、それでもボディが乾燥することはなく、むしろなぜだかしっとりとしています。キメを測る機器でチェックした際も「理想的なキメ」が見えましたし。

その一方で、導入美容液・化粧水・美容液・乳液・クリーム、特にマスクと、スペシャルなフルコースを毎朝晩行っているはずの顔は、いくら必死になっても、湿度の高いシーズンですら、テカることなく乾いており、冬はキメが消えてしまうのはなぜなのか。

ふとそんな疑問を抱えたとある日、顔と身体の生活習慣の違いを考えてみると、初心にかえる発見が。

顔と身体の生活習慣の違いと言えば…

超スペシャルと超ズボラの両極端

顔と身体の生活習慣の違いと言えば
出典:byBirth

上記を読んで頂いただけでもわかるように、お顔のケアは毎日が「too muchなスペシャルケア」であるのに対し、ボディケアは美容の仕事をしているとは思えない適当さである自分。

しかし、顔はカサカサ、ボディはしっとり。33歳だけど、まだまだシャワーの水だって弾きます!

これはどういうことなのか。そう、すでに皆さんお察しのように「何もしない」方が良いのではないか?という仮説が私の脳裏に浮上。

考えてみれば、すっぴんで過ごしていた中高生の頃は、所属していた水泳部の練習後もスキンケアをしたことなんてないし、修学旅行や合宿にだってスキンケア製品を持参していた記憶はありません。そしてもちろん、顔が乾燥していた記憶もないのです。

「なぜそんなケア不足でも乾かなかったのか」

その答えは、日焼け止めを塗った日以外はクレンジングをすることなく、今のボディレベル(ボディソープで洗うだけ)しか、「洗う」ことをしていなかったからなのではないでしょうか。

一方今はというと、毎日しっかりメイクをしているのだから当たり前に、クレンジングも洗顔もしっかり行っています(私のアイメイクが濃くて、そのクレンジングと摩擦が、目元の肌年齢を高めている原因に違いない話は【30代のリアル美容#3】参照)。

これらのことからたどり着いた結論は、「せっかく家にいる今、過剰なメイクとそれに伴うクレンジングを止めれば、顔の水分と油分が復活するのではないか!?」という仮説を試してみようということ。

もちろん、顔と身体は根本で皮膚の厚さが違い、肌年齢も中高生の頃とは違うため、そんな単純な話ではないとわかっているけれど、暇だし自分の顔だし誰にも会わないし、実験してみようではないですか!!

「何もしない」方が良いのでは?!と仮説を立て荒療治開始!!

「何もしない」方が良いのでは
出典:byBirth

約1か月、マイルドな洗顔とボディレベルの軽い保湿で過ごすことに

ということで、在宅ワークがメインとなった4月の頭より約1か月、週1の出社日以外はすっぴんで過ごし、「落とす」「与える」を最小限にしてみることに。

具体的には、

  • 朝の洗顔は水のみ
  • 日中の日焼け止めは「石鹸でオフできるタイプ」を使用
  • 夜はマイルドな洗顔フォームを使用
  • スキンケアは化粧水と乳液とアイクリームのみに(目元だけは手抜きするのが怖かった)

を実践。

最初は、鏡を見たら乾燥毛穴や乾燥じわが目立ったらどうしよう。肌荒れしたら嫌だななんて思っていましたが…。

2週間目で変化が生まれる!日中肌が乾かない

元々、特に予定のない週末は自宅ですっぴんのまま過ごすことが多かったのですが、朝しっかりスキンケアをしても、夕方には顔が乾き、部屋に常備しているミストを吹きかけていた私。

しかし、ちょうど2週間が経った頃からは、夕方もまだ、肌がしっとりしているのを実感できるようになったのです。これには驚き!もしかして、今使っているKANEBOのローションとエマルジョンが優秀なだけかもしれないけれど、とにかく驚き!!

3週間目には「慌てて保湿」しなくても突っ張らなくなった

そして3週間が経過した頃には、「お風呂上がりは即保湿をしないと、なんだか皮膚が引っ張られるような気がして痛かった」のが嘘のように、すぐ保湿をしなくても違和感がなくなり、“普通肌”へと近づいてきていると実感。

1か月後は鼻の黒ずみがすっぴんを凝視しても目立たない

さらに驚いたのは、1か月が経った頃、鼻の頭の黒ずみが明らかに減ったこと。年齢や乾燥による頬の毛穴は正直まだまだ悩みの種。ですが、鼻周りの毛穴は確実に目立ちにくくなりました。

ファンデーションなどの化粧品が酸化することがないから?クレンジングによる摩擦が減ったから?

理由は専門家ではないため全くわかりませんが、毛穴悩みが減少したことだけは確かです。

結論!たまには「自分本来の力」を呼び起こしてみるものだ

今のスキンケアでしっかり潤う自分が目標

今のスキンケアでしっかり潤う自分が目標
出典:byBirth

約1か月の「荒療治」生活を行ってみて思ったのは、濃いメイクによる過剰なクレンジングで油分や水分を落としすぎなければ、たっぷりの栄養を補う必要なんてないし、もっと言えば、自分自身の「補う力」さえ正常ならば、今ほどスペシャルなケアを毎日行う必要はないのかもしれないということ。

だけど、毎日しっかり気合を入れたメイクはしたいし、自分の補う力は年齢で衰えるので、やっぱり「何もしない」わけにはいかないもので。

今回のような機会や長期休暇の際は「何もしない」を取り入れて、定期的に「自分の力」を呼び覚まし、いずれは今行っているスペシャルケアで、ちゃんと潤う30代でありたいと、新たな目標ができました。

お家にいる時間が長い今、もし勇気のある方がいらしたら、「何もしない」を共に体感しませんか?

人に会わない今だから!「何もしないが勝ち」と仮説を立てて荒療治を試みた【30代のリアル美容#46】

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橘 美波 byBirth編集部

橘 美波 byBirth編集部byBirth編集部 マネージャー

1986年生まれ。立ち上げ時よりbyBirth(旧GODMake.)へ携わり、大好きな美容・コスメを仕事に。 30代の働く女性ならではの独自の美容法や、話題の美容情報をリアルな目線で配信。