手の保湿もお忘れなく。ハンドクリームの選び方
「保湿」と聞くと、スキンケアのイメージがありますよね。しかし、顔だけでなく手の乾燥やあかぎれも意外と見られているものです…。
そこで今回は、ハンドクリームの選び方をご紹介したいと思います。ネイルをより綺麗に見せるためにも、自身に適したハンドクリームでこまめな保湿を心掛けましょう!
- 2020-02-02
- 奥平 望
手荒れの原因とは?
顔に比べると皮脂腺が少なく、角層が厚い手の甲は乾燥しやすい部位だといわれています。また、皮脂腺そのものがない手の平も乾燥しやすいですよね…。そんな手の乾燥や手荒れには「内的な要因」と「外的な要因」があり、どちらか一方が原因になっている場合と、2つともが原因になっている場合があります。
それでは、手荒れの詳しい原因をチェックしてみましょう。
内的な要因
食生活の乱れによって栄養バランスが偏ると、肌に必要なビタミンやミネラルなどの栄養素が不足するため、手荒れが起きやすくなります。また、睡眠不足や運動不足といった生活習慣の乱れや、過度なストレスを受けることも原因になるといわれています。
その他、血行不良で手が冷えることも手荒れの原因になると考えられています。
外的な要因
手は常に何かに触れており、手洗いや洗い物などで水に触れる機会も多いですよね。また、紫外線や外の空気に触れることが刺激となって、手荒れを引き起こしてしまいます。
このような外的刺激が肌のバリア機能を低下させた結果、手の皮膚の「皮脂膜」「天然保湿因子」「細胞間指質」のバランスが崩れ、手の乾燥やひび割れなどに繋がってしまうのです。
とくに冬場は皮膚の新陳代謝が鈍るので、皮脂腺の分泌が極端に少なくなります。夏は大丈夫であっても、冬にあかぎれやひび割れが起こるのはこうした理由からなのです。
ハンドクリームの種類4つ
ハンドクリームの選び方を紹介する前に、ハンドクリームの種類をタイプ別にチェックしてみましょう。それぞれ配合されている成分が異なるので、今使っているハンドクリームがどのタイプに当たるのか確認してみてくださいね!
1. 保湿系ハンドクリーム
「保湿系ハンドクリーム」とは、セラミドやヒアルロン酸、カカオバター、シアバターなど保湿成分が配合されたハンドクリームです。
価格はプチプラからちょっとお高めの物まであり、香りについても無香料タイプから香り付きの物までさまざま。ハンドクリームとしては1番ベーシックなタイプといえるでしょう。
2. ビタミン系ハンドクリーム
「ビタミン系ハンドクリーム」とは、ビタミンB2やビタミンE誘導体、ビタミンCといったビタミンが配合されているハンドクリームです。
ビタミンは指先の血流を良くしてくれるので、手の水分や脂分が補給されます。配合されている成分は製品によって異なるので、目的に合わせて選べるのが嬉しいポイントです。
3. 尿素系ハンドクリーム
「尿素系ハンドクリーム」とは、その名の通り尿素が配合されたハンドクリームです。尿素には保湿効果と肌の角質を柔らかくするはたらきがあり、ハンドクリームに限らずエイジングケア化粧品やシャンプーにも配合されています。
しかし、尿素にはピーリングのような効果があるため、長期間の使用はNGです。長期間使用すると角質が薄くなりすぎて、外的刺激に耐えられない肌になってしまうのです…。必ず製品の使用上の注意をよく読み、皮膚が柔らかくなってきたと感じたら、違うタイプのハンドクリームに切り替えましょう。
4. 無添加系ハンドクリーム
「無添加系ハンドクリーム」とは、香料や防腐剤、合成界面活性剤といった成分を含んでいないハンドクリームを指します。敏感肌の方や、赤ちゃんのいる家庭に人気のあるタイプです。
海外の製品が有名ですが、日本からも続々と登場しているので、配合されている成分や会社の理念を確認したうえで選んでみてもいいですね!
手荒れの状態に合ったハンドクリームの選び方とは?
4つのタイプのハンドクリームを紹介しましたが、「どのタイプが適しているのかわからない…」という方も多いと思います。ここからは、手荒れの状態に合わせたハンドクリームの選び方を紹介したいと思います!
症状が軽い乾燥には「保湿系ハンドクリーム」
比較的症状が軽い乾燥には、セラミドやヒアルロン酸が配合された「保湿系ハンドクリーム」がおすすめです。この場合の乾燥とは、触るとカサカサしていたり、白く粉を吹いたりしている状態を指します。
ひび割れ・あかぎれとともに冷えに悩んでいるなら「ビタミン系ハンドクリーム」
ひび割れやあかぎれには、ひび割れ・あかぎれ改善に特化したハンドクリームか「ビタミン系ハンドクリーム」がおすすめです。
また、指先の辛い冷えにも悩まされている場合は、血流を促進するはたらきがあるビタミンが配合されたハンドクリームを選ぶことで、辛い冷えが少し和らぐはずです。
角質がガサガサ・ガチガチしている場合は「尿素系ハンドクリーム」
角質が硬くなっている方は「尿素系ハンドクリーム」がおすすめです。ただし、尿素系ハンドクリームを選んだ場合は、短期間の使用にとどめておきましょう。
また、ひび割れやあかぎれに悩んでいる方は、尿素が沁みて痛みを生じさせることがあるので、使用は控えた方がいいでしょう。
敏感肌の方やママ・パパには「無添加系ハンドクリーム」
敏感肌の方や赤ちゃんがいる家庭、ペットがいる家庭では「無添加系ハンドクリーム」がおすすめです。
ただし、無添加と謳っている製品でも物によっては特定の成分だけ無添加である場合もあるので、目的に合ったハンドクリームを選ぶためにも、必ず成分表示をチェックしてから購入しましょう。
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東京にてタレント活動後、4歳から続けるダンスをベースにさまざまなショーに出演。 甘いものと、愛犬くるるをこよなく愛する26歳。過去に10kgのダイエット経験あり。 Twitter:https://mobile.twitter.com/NozomiOkudaira