頭からつま先まで使える！「シアバター」の魅力

シアバターは「ヘアケア」「スキンケア」「ボディケア」全てを1つで済ませることができ、新生児にも使えるほど安全で、家族みんなで使える100％天然の植物性のオイルです。
そんなシアバターについての基礎知識と使い方を解説し、魅力をお伝えします！

2020-02-04
本戸奏美

「シアバター」、きっと名前だけでも聞いたことがある方も多いのではないでしょうか？もちろん、使ったことがある方も多くいらっしゃると思いますが、まずは「そもそもシアバターって何？」という疑問を解決し「頭からつま先まで使えるシアバター」の使い方をご紹介して、シアバターの魅力をお伝えいたします！

「シアバター」って…？

シアの木（アカテツ科シアーバターノキ）の実の種から採れる植物性の油脂がシアバターです。主にアフリカで生産されており、遥か昔から「食用」「保湿クリーム」「赤ちゃんの肌の保護」「傷の手当て」などに用いられてきました。

シアバターといえば「ロクシタン」と言えるほど、ロクシタンのシアバターは有名ですね。西アフリカの国「ブルキナファソ」の女性達にとって、シアバターの生産が貴重な収入源となっています。ロクシタンの創業者が、シアバターを生産する彼女らの肌や髪が美しいことに着目し「シアバターを世界中に広め、彼女らの自立を助けたい」という思いを抱き、そこからシアバターが世界に広まることとなったのです。

なぜオイルではなくバターと言われているの？

植物性油脂ですが、常温では固形のためバターと言われています。気温により固さが変動し、冬だとカチカチと固くなりますが「シアバター」の融点は人の体温程度ですので、手で温めることで溶けて塗り広げることができます。

「シアバター」の成分は？

オレイン酸とステアリン酸が主な成分で、これらはとても肌馴染みに優れています。見た目は「固いバター」という印象ですが、その印象とは裏腹に、しっかりと手で温めて塗ると肌馴染みの速さに驚きますよ！ベタつきも気になりません。

その他には各種ビタミンなどが含まれています。その中でもビタミンE（トコフェロール）は抗酸化作用があり、また、皮膚の新陳代謝を高めるため「エイジングケア」への効果が期待できる成分です。

「シアバター」は植物から採れる安心安全な油脂だった！

「シアバター」は植物から採れる天然の油脂ということが解りましたね！「頭からつま先まで使える」ということはそれが理由なのです。それでは、使い方についての解説をしていきます！

「シアバター」のさまざまな使い道

固いのでまずは溶かしましょう！

融点は人の体温程度ですので、適量を手やスパチュラに取り、手のひらでじんわりと温めましょう。すると、固形状のオイルが溶けてクリームとして使うことが出来ます。量は使用する部位や乾燥具合によって加減しましょう。

～ヘア編～

お風呂上り、タオルドライ後の髪に毛先中心にシアバターを塗布して乾かすことで「保湿トリートメント」効果があり、しっとりしなやかな髪に仕上がります。

そして、スタイリングの仕上げに「ツヤ出し」としても、軽いクセ付けもできるため「ワックス」としても使うことができます。ストレートでも、ウェーブでも、ボブでも…どんなスタイルでもツヤっとまとまりのある髪になりますよ！

～フェイス編～

スキンケアの仕上げの「クリーム」として、「リップクリーム」として、保湿全般に使うことができます。また、唇へ多めに塗布してラップで覆うことで「リップパック」ができ、10～15分置くと「つやつやぷるぷる」の唇になります！

メイクの際には「化粧下地」として使うことができ、自然なツヤをもたらしてくれます。そして、逆に「メイク落とし」としても使うこともできます！（※その後の洗顔は必要です。）

これから花粉症の季節を迎えますが、鼻をかみすぎて鼻の頭がカサカサボロボロ…なんて時に塗れば、皮むけも目立ちません！

男性の方には「髭剃り後のケア」もおすすめです。

～ハンド＆ボディ編～

「ハンドクリーム」「ボディクリーム」としてはもちろん、「マッサージオイル」「日焼け後のケア」「剃毛後のケア」など使い方は多岐に渡ります。伸びに関しては一般的なボディクリームよりも劣るため、ヒジ・ヒザ・かかとだけなどの部分使いでも◎。

「ハンドクリーム」として使う際に、爪にもしっかりと塗り込むと、ツヤっとキラめいて気分が上がりますよ！そして、名刺交換などの何気なく手先を見られる場面での印象アップも。ビジネスマンの方にもおすすめです。

就寝前に手にたっぷりと塗布し、手袋をはめる事で「ハンドパック」もできます。翌朝が楽しみになりますね！

ずばり、「シアバター」の魅力とは…？

高い保湿力を持ち、全身どこにでも使えて、使い道が多岐に渡り、年齢性別問わず家族みんなで使うことができる。「一家にひとつ」あればとっても便利でコストパフォーマンスも抜群。持っていて損がない、「常備薬」や「お守り」のような存在の保湿剤だと思います。そんなところが「シアバター」の魅力と言えるでしょう。