もうリバウンドしない!「16:8ダイエット」って何!?その方法・効果とは?
さまざまなダイエット法がありますが、今回は16:8ダイエットについてご紹介します。
1日の8時間のうちに食事をすませるという方法で、ゆるやかに体重を落とすことができるといわれているため、話題のようです。
方法や、リバウンド対策についてもご紹介します。
- 2020-01-23
- naomiimai
16:8ダイエットとは?
断続的なファスティングの一種で、緩やかに体重を落とす効果があるダイエット法のこと。
1日16時間断食して、残りの8時間は好きなものを食べる、という内容です。「8時間ダイエット」とも呼ばれています。すぐに始められ、つらい運動も必死でしなくて良い…というわけで、話題のようです。
とはいえ、仕事や育児、介護などをしながら8時間の間でしか食べられない、というのは難しいという人も。ライフスタイルにうまく組み込める人や、その方法でも体調に影響が出ないか確認してから続けるようにしましょう。
本当に痩せるの?
ある研究者は、痩せるのに効果的であるとのこと。しかし、小規模な調査なので、根拠があるかどうかはまだ分かっていないようです。
先にも述べましたが、自分に合ったダイエット法であれば、実践してみると良いでしょう。
16:8ダイエットをすると、どんな効果がある?
摂取エネルギーを自然と減らすことができる
暴飲暴食しない前提で、8時間以内に食事をするということは、摂取エネルギー量が自然と減ります。その分、ダイエットになる、というわけですね。
基礎代謝量UP
16時間、何も食べない時間があるため、胃腸は活動を休むことができます。その結果、胃腸の機能が回復し、消化吸収力が上がり、代謝が促進するとのこと。
一時的にファスティングに近い状態になるため、それに似た効果は期待できますね。
代謝酵素の力をUP
酵素には、
- 消化酵素(唾液や胃液など、食べ物を消化する際に必要な酵素)
- 代謝酵素(消化酵素によって消化された栄養素をエネルギーに変え、免疫やホルモンバランスの調整など、生きていくため・健康維持のために必要な酵素)
の2種類があります。
1日につくられる酵素の量は決まっていて、年齢とともに量は減っていきます。
1日中食事をしていると消化酵素のはたらきが多くなり、代謝酵素のはたらきが落ちてしまいます。代謝酵素が減ると、疲れやすくなる・風邪をひきやすくなるなど、体の不調の原因となります。
16時間何も食べない時間があることで、代謝酵素のはたらきが高まり、健康にも良いといわれています。食べ過ぎによる酵素の無駄遣いは避けたいですね。
16:8ダイエットのやり方とは?
1日24時間のうち、8時間だけを食事の時間にするという簡単な方法です。
また、食事をする時間内で、下記の中から2つ選んで食べるというルールがあります。
- 卵
- 脂身の少ない肉
- 乳製品
- ナッツ類
- 豆類
- ベリー系のフルーツ
- 明るい色をしたフルーツ
- 葉もの野菜
- 穀物(玄米など)
このようなルールがあるため、バランスよく、栄養価が高い食事をとることができます。
1日の食事のスケジュール例
(例1)
- 朝食7時
- 15時までに食事を終わらせる
(例2)
- 朝食10時
- 8時までに食事を終わらせる
など、仕事や育児など、自分ができる食事スケジュールを組んでみましょう。
どか食いはNG!
8時間の食事は、好きなように食べてOKですが、どか食いはNG。空腹感を強く感じるために継続できない場合、週末だけ試してみるのも良いでしょう。
自分に合っていないダイエット法はストレスになるため、別の方法を試してみるのも良いでしょう。
飲み物はどうするの?
飲み物に関しては、24時間、しっかり摂取しましょう。
水やお茶などはいつでもOKです。むしろ、水分補給はしっかりおこなわなければ、脱水など体調不良を引き起こしかねないため、こまめに摂取しましょう。
食事時間ではない16時間の間は、野菜ジュースやコーラなど、エネルギー量があるものはNGとされており、コーヒーも砂糖やフレッシュは控えるというルールになっています。
あたたかい飲み物もおすすめ
冷たい飲み物は、消化器官を冷やしてしまい、熱を保つためにエネルギーを消費して消化器官が疲れやすくなってしまいます。
消化器官のはたらきが悪くなる=消化・吸収能力が落ちる=代謝が落ちるため、代謝を上げるためには、あたたかい飲み物もおすすめです。
リバウンドしないための注意点
食事制限をするダイエットは、栄養不足になりやすく、リバウンドもしやすいといわれています。一気に体重が減るようであれば要注意。他のダイエット法を試してみても良いかもしれません。
1ヶ月で5%以上の体重減少がみられる場合、注意しましょう
運動しないダイエットでも自主的に運動するのが◎
また、16:8ダイエットは運動はいらないダイエットですが、筋肉量を落とさない=基礎代謝量を低下させないためには、簡単なトレーニングをすることがリバウンド対策になるといえます。
寝る前に30回足上げ腹筋をする、ストレッチをする、通勤途中に歩く、などできることでOKなので、自主的に運動を取り入れると良いでしょう。
ダイエットは自分に合った方法で続けることが何より大切です。16:8ダイエットでダイエットをしてみよう!と思う人は、リバウンド対策もしつつ、実践してみてくださいね。
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元病院勤務の管理栄養士。栄養指導、チーム医療、献立作成、学会発表など管理栄養士業務を経験。妊娠を機に退職、現在はフリーランスで1児の母。 糖尿病療養指導士、サプリメント管理士の資格有り。 根拠のある「内面からの美容」の情報をお届けいたします。