リバウンド予防のためにできることをご紹介!
ダイエットをしている人の約60%が経験するリバウンド。しかし、もうどうしようもないと諦める必要はありません。ダイエット方法や意識を少し変えるだけで、かなり防ぐことができます。
今回はリバウンドの予防方法についてご紹介します。
- 2019-07-27
- anmint
“リバウンド”。ダイエットをしている女性にとって、これほど怖い言葉はありませんよね。何ヶ月もかけてやっと痩せたのに、数週間で元通りになることも・・・。
しかし、そもそもなぜリバウンドしてしまうのでしょうか?またリバウンドそのものを予防することはできるのでしょうか?今回はリバウンド予防のためにできることをご紹介します。
リバウンド対策していますか?
ダイエットの目標はなんですか?“5kg痩せる”、“好きな服を着たい”などがあると思います。目標は人それぞれですが、それを達成するまでにどのようなダイエットをするのかによって、リバウンドする確率が変わることも・・・。
ではどうしたらいいのでしょうか?まず、考え方としては痩せてからリバウンドを防ぐのではなく、ダイエットそのものを「リバウンドしにくい方法」に変えることです。
リバウンドはなぜ起こる
ダイエットの経験がある人の約60%がリバウンドしているそうです。リバウンドしたらまたダイエットをすればいいと思うこともありますが、なんども繰り返していると太りやすく、痩せにくい体質に変化してしまうといわれています。対策の前にリバウンドのメカニズムについてご説明します、
1. ホメオスタシス
ダイエットをしていると体重が減らなくなる停滞期ってありますね。この停滞期になる原因が「ホメオスタシス」という生体の恒常性機能です。ホメオスタシスは、身体が危険な状態にならないようにコントロールする役割があります。ダイエットをしてエネルギーが不足するとホメオスタシスが働き、「エネルギー消費量を減少させる」そうです。これが停滞期の正体。
ただやっかいなのが、ホメオスタシスはダイエットを止めてもはたきら続けるということです。目標体重になったからといって食事量を戻すと、ホメオスタシスによって消費エネルギー量が減っているため、すぐに脂肪が蓄積されます。
2. レプチン
「レプチン」とは脳の満腹中枢を刺激する物質のこと。ダイエットによる空腹感は、レプチン分泌量が少なくなっているためです。
しかし一度減ってしまったレプチンは、回復するのにおよそ1ヶ月ほどかかります。そのため、ダイエットが終わって食事量を戻しても、満腹感が得られなくなってしまうのです。その結果、「暴飲暴食」になってしまうことも。
リバウンドしやすいダイエット
リバウンドはダイエットのやり方によっても大きく左右します。一般的には痩せると評判のダイエットは、痩せたあとに苦労することも・・・。いくつかご紹介しますので、現在ダイエット中の人は少しやり方を変えた方がいいかもしれません。
1. 短期間ダイエット
1ヶ月で「体重の5%以上」減らすと、身体が危険を感じてリバウンドモードに入りやすくなります。“1週間で○○kg痩せた”というダイエットは後が大変になるかも・・・。
2. 糖質制限ダイエット
糖は脳や筋肉の活動エネルギーです。不足すると、脂肪よりも早く筋肉を分解してエネルギーに変えます。体重が減ったと思っても、実は体脂肪率は変化していないことも・・。
筋肉が減ると「代謝の低下やむくみ、内臓活動の低下」などが起こるため、太りやすくなります。少なくとも「1日糖質100g以上」は摂取するようにしましょう。
3. プチ断食ダイエット
一日一食だけのダイエット。痩せそうですが逆に太りやすくなります。人間は空腹時間が長いと身体が飢餓状態になり、普段よりも脂肪を溜め込もうとするそうです。これは大昔、人が満足に食べられなかった時代を乗り切るシステムだといわれています。
お相撲さんも太るために食事回数を減らしているそうです。リバウンド防止には「均等に三食」食べた方が良いといわれています。
4. 水ダイエット
水を2L飲みましょうとよくいいますが、やり方によっては「むくみ」が発生して短期間で太る場合があります。まず2Lというのは食事の水分も含めた量なので、水だけ2L飲むと摂りすぎになる可能性があります。
また、水は「1時間に200ml前後」しか吸収されないので、短時間でがぶ飲みしてもむくみが起こるらしいです。
5. 楽しくないダイエット
ダイエットにつきもののストレス。脳はストレスから身体を守るために「食欲を増進」させるそうです。キツいダイエットや無理なダイエットをしていると、ストレスで太ってしまうかもしれません。自分がやっていて楽しいと思えるダイエットを模索してみてくださいね!
リバウンドの予防方法
リバウンドの原因の中でも特に注意したいのが、極端な「糖質制限」です。リバウンドの原因でもご説明しましたが、糖質が少なくなると短期間で痩せる代わりに、脂肪が蓄積されやすくなります。また、脂肪よりも先に筋肉が落ちるので、余計に太りやすくなってしまうのです。
基本は「1日100~300g」の糖質を摂取すること。そして筋肉を減らさないように、筋トレをするようにしましょう。なお有酸素運動は基本的には筋肉が落ちるので、リバウンド予防には筋トレをしてください。そしてストレスによる食欲増進予防のためにも、自分にとって健康で楽しいと思えるようなダイエットをしましょう!
リバウンドを防ぐダイエット
今回はリバウンド予防方法をご紹介しました。リバウンドの経験がある人は該当する内容があったのではないでしょうか?リバウンドは人類が生きていくためのシステムなので、完全に防ぐことはできません。しかしやり方さえ間違わなければ、かなり抑えることができます。
私自身もリバウンドの経験がありますが、楽しく健康を意識したダイエットを始めたら、体型を維持できるようになりました。みなさんもリバウンド予防のために、自分に合ったダイエット法を探してみてくださいね!
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ボディメイク、ダイエットの分野を得意とするフリーライター。 固定観念にとらわれず、正しい情報を伝えることをモットーとしています。 理想のボディのためにご協力させていただきますので、よろしくおねがいします。