筋肉が減るNG習慣まとめ!あなたはいくつ当てはまる?
筋肉トレーニングなど、運動をして筋肉をつけたいと思う人は多いですよね!筋肉は、意外な習慣で維持することが難しい場合、筋力が減ってしまう場合もあります。運動しても筋肉が減る習慣があれば、元も子もないですよね。
筋肉を減らしてしまう習慣、チェックしてみましょう!
- 2019-07-25
- naomiimai
1. カロリー摂取量を減らしすぎている
体形を気にしたりすることで、食事を減らしてすぎていませんか?
基礎代謝量を維持するために必要なエネルギー量まで足りていないと、体が飢餓状態であると勘違いします。そうなると、少しの食事でも、体脂肪として蓄えようとします。
そして、エネルギーが足りないとなると、もともとある脂肪だけでなく、筋肉を分解してエネルギー源にします。
人によって基礎代謝量は異なりますが、だいたい1日に1000kcalを下回ると、体は飢餓状態と判断するようです。食事制限で体型維持することも不可能ではないですが、トレーニングでエネルギーを消費することも取り入れなければ、筋肉が減っていきます。
2. 必須アミノ酸が足りていない
筋肉をつけるときに、トレーニングをしますよね。それは、筋繊維を太くすることが目的です。
それだけでは筋肉をつけることはできません。筋肉をつくるためには、原料となるアミノ酸も必要だからです。
アミノ酸とは、たんぱく質が分解されてできるもの。アミノ酸の中でも特に「バリン」「ロイシン」「イソロイシン」は必須アミノ酸(BCAA)といい、筋肉の合成に効果的です。
アミノ酸の血中濃度が維持されていると、トレーニング中も筋繊維の合成がスムーズにおこなわれます。プロテイパウダーや、BCAA入りのものもあるので、摂取してみて良いかもしれません。
3. 有酸素運動だけをしている
有酸素運動は、エネルギーは消費するものの、筋肉をつくるわけではありません。1時間くらいのウォーキング程度では、体脂肪が燃やされるだけですが、ジョギングだと話は別物。1や2で述べたようにエネルギー量やBCAAが不足していると脂肪だけでなく、筋肉を燃やし始める場合もあります。
ウォーキングのような軽い有酸素運動は週に3~4日、ジョギングなどは週に1~2回程度にしましょう。
4. 運動をしすぎている
筋肉をつけるには、「停滞期間」が必要。というのも、筋肉はトレーニングで刺激を与え続けていると、慣れてしまいます。その時期を「プラトー」といいます。
筋肉が減る、というわけではないですが、効果を感じないためやる気が出ず、結果として筋肉を減らしてしまう場合も。運動やトレーニングを始めてから3ヶ月ほどで、筋肉は慣れてきてしまいます。
解決策は、
- 運動やトレーニング法を変える
- いったん運動やトレーニングをやめる
ことです。
休んで大丈夫!?と思いますよね。後述しますが、1週間程度休んでも問題ありません。休むことで、疲れが抜けたり、また良い刺激を与えられるようになり、効果を感じるケースも多いようです。
ただし、休んでいる間の食事はバランスよく、しっかり摂るようにしましょう!
5. 運動後、エネルギーを補給していない
筋肉を減らさないために、トレーニングをする人も多いですよね。大事なのは、トレーニング後にしっかりと燃料の補給をすること。
筋肉をつけるためには、動かしたあとにエネルギーを与え、組織を修復させなければなりません。筋肉トレーニング後30分間に、たんぱく質と糖質を摂るようにしましょう。
よく、「ゴールデンタイム」と呼ばれていますよね。エネルギー補給が遅くなればなるほど、組織の修復も効率が悪くなります。トレーニングをして鍛えた!で終わるのではなく、その後のアプローチも大切なのですね。
6. 2週間以上、運動をしていない
なんと、運動をしない期間が2週間続くと、筋力・筋肉量が落ちることが報告されています。
ただ、筋肉が多い人ほど、筋力の低下を感じやすく、アスリートレベルの人は2週間ほどで感じるようです。とは言うものの、3週間以上運動をしていないと、明らかな筋力の低下が感じられるとのこと。
特に、歳をとればとるほど、失った筋力・筋肉量を取り戻すのに時間がかかるといわれています。また、若者でも、もとから筋肉が多い人は、その影響が大きいようです。
失った筋肉を取り戻すのに必要な期間は?
筋肉が減ったり失われるのに2週間ですが、取り戻すには6週間以上かかります。約3倍以上、時間がかかるのです。
例えば、長期休暇で運動をしない期間が2週間以上あるとすれば、筋肉が落ち、同じだけの筋肉を取り戻すためには6週間以上かかるわけです。筋肉を取り戻すためには、有酸素運動(ウォーキングなど)だけでなく、ダンベルなど筋肉に負荷をかけるトレーニングも必要になるとのこと。
運動は、単発でするよりも継続する努力が必要、ということがよく分かりますね!
7. 睡眠不足
睡眠不足は、体のさまざまなホルモンバランスを乱す原因となります。その結果、炭水化物を脂肪にかえてしまったり、その他、健康状態にも悪影響が。
また、睡眠不足では力が入らず、筋肉をつくるにも効率が悪いですよね。1日7~8時間程度、寝ることを心がけましょう!
まとめ
筋力や筋肉量の低下は、年齢を重ねると免れない事実です。筋肉を減らしてしまう習慣、していませんか?1つでも当てはまる人は要注意です。
筋力・筋肉量を維持または増やすために、いま一度、生活を見直してみましょう!
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元病院勤務の管理栄養士。栄養指導、チーム医療、献立作成、学会発表など管理栄養士業務を経験。妊娠を機に退職、現在はフリーランスで1児の母。 糖尿病療養指導士、サプリメント管理士の資格有り。 根拠のある「内面からの美容」の情報をお届けいたします。