メイクの仕上がりに差をつけるパフやブラシの清潔度!お手入れ方法をマスターしよう
パフやブラシのお手入れをきちんとしていますか?パフやブラシが汚れているとメイクノリが悪くなるだけでなく、肌トラブルを引き起こしかねません。また、道具を大切に扱う心構えは、メイクをする上でとても重要です。
パフやブラシのお手入れ方法をマスターして、メイクの仕上がりをUPさせましょう。
- 2019-05-12
- 森本悠希
パフやブラシの汚れによるトラブル
ファンデーションやフェイスパウダーに欠かせないパフやスポンジ、ベースメイクだけでなくパウダー系チークやアイシャドウ、ハイライトに活躍するブラシ。
いずれもメイクを美しく仕上げてくれる道具ですよね。ですが、道具が汚れているとメイクの仕上がりが悪くなります。また、道具の汚れによる肌トラブルも引き起こしてしまいます。
道具の汚れで生じるケーキング
ケーキングは、パフやブラシに付着した皮脂などの汚れが、パウダー系アイテムに付着して起こります。ファンデーションなどのパウダー系アイテムの表面が固まって、粉がパフやブラシにつきにくくなる現象です。
パフやブラシが十分にパウダーを含まないので、メイクのつきが悪くなったり、スジやムラの原因にも。
道具にもメイクアイテムにも雑菌が増える
パフやブラシには、皮脂や汗のほか、スキンケアアイテムの油分などが付着します。いずれも酸化した汚れになり、雑菌のエサに。1週間使い続けたパフには、トイレの床よりも多い雑菌が繁殖しているとも言われています。
それだけ多くの雑菌が繁殖したパフやブラシを使うと、メイクのたびに肌やメイクアイテムに雑菌が付着します。
肌に雑菌が付着すると、ニキビや肌荒れなどの原因に。メイクアイテムに雑菌が付着すると、メイクアイテムの品質劣化を招きかねません。
パフやブラシなどが清潔に保たれているほどメイクの仕上がりに差がつき、なおかつ不要な肌トラブルをブロックできます。しっかりお手入れをして、いつでも清潔な状態で道具を使用しましょう。
それでは、パフやブラシのお手入れ方法をチェックしていきましょう。
パフやブラシのお手入れ方法をマスター
パフやブラシを洗うときは、専用クリーナーを使うと便利です。道具が傷みにくいだけでなく、抗菌効果があるクリーナーも販売されています。
専用クリーナー以外にも、中性洗剤(食器用洗剤)や石けんでもOK。
どの洗剤を使うとしても天然毛のブラシは注意が必要です。毛の材質によっては使えない洗剤もあるので、かならず購入時にパッケージなどを確認しておきましょう。
パフ&スポンジの洗い方
パフやブラシは最低でも週1回は洗いましょう。ファンデーションのスポンジは、1回のメイクで片面半分を使って、合計4回使ったら洗います。1回で片面全面を使うなら2回使ったら洗うのがベター。
【洗い方】
洗面器にぬるま湯をためておきます。洗剤を適量、パフやスポンジにつけて汚れになじませます。
洗剤がパフやスポンジ全体にいきわたったら、ぬるま湯を少しつけて揉むようにしながら泡立てます。汚れが十分に浮いてきたら、洗面器のお湯にパフやスポンジをつけてもみ洗いしましょう。
水がきれいになるまで、パフやスポンジをやさしくもみながらすすぎます。すすぎが終ったら、タオルドライをしてから、形を整えて陰干ししましょう。
ブラシの洗い方
ブラシは頻繁に洗剤で洗うと、毛が傷んでしまいます。1回使うごとに、手の甲やティッシュにブラシをポンポンと叩きつけてパウダーアイテムを落として、汚れが残るのを最小限にしておきましょう。
毛先の汚れが目立つようになったら洗剤で洗います。目安としては1週間~1ヶ月に1回程度です。
【洗い方】
洗面器にお湯をはって、洗剤を適量溶かします。洗剤がしっかり溶けたら、ブラシをお湯につけて振り洗いして汚れを落とします。
お湯に汚れが流れ出たら、きれいなお湯に取りかえてすすぎます。お湯に汚れがでなくなるまで、すすぎを繰り返しましょう。
毛量が多いブラシは根元に汚れが残りやすいので注意しましょう。振り洗いで汚れが落ちないときは、指でやさしく根元をもんで汚れを押し出しましょう。
すすぎが終ったら、タオルドライをして毛先を整えて陰干しします。ドライヤーで乾かすのはNG。メイクブラシはデリケートなので、毛を傷める原因になります。
お手入れの注意点
パフやブラシを洗う際に、特に気を付けたいのが「すすぎ」と「干し方」です。すすぎが不足すると、洗剤や汚れが残ってしまいます。
残った洗剤や汚れが肌につくと、肌荒れなど思わぬ肌トラブルを引き起こしかねません。念には念を入れて、しっかりすすぎましょう。
干すときは、直射日光を避けて風通しの良い場所に陰干しするのがベスト。直射日光は道具を傷める原因になるので注意しましょう。
ブラシを干すときは、下向きに干すのがおすすめ。コップなどにブラシを立てて乾かすと、根元に水がたまって毛抜けの原因になるほか、ブラシの根元にカビが生えてしまう可能性も。
ブラシの柄のお尻にテープをつけるなど工夫をすれば、洗濯ばさみで挟んで下向きに干せるようになります。
なお、パフやブラシは完全に乾いてから片付けてください。生乾きのままポーチなどにしまうと、雑菌繁殖や嫌な臭いの原因になります。
特に、厚みのあるパフや毛量が多いブラシは乾くのに時間が必要。アイテムによっては乾くまでに数日かかる場合も。洗い替えを準備しておくと、使うときに乾いていない!と慌てないですみますよ。
その他の道具もきれいをキープ
パフやブラシ以外の道具も清潔に保つように気を使いましょう。メイクポーチはパウダー系アイテムの粉が付着して意外と汚れています。
また、手からケースに付着した雑菌がポーチ内で繁殖していることもあります。メイクポーチは、1週間に1度くらいは洗うのがベター。洗えない素材のメイクポーチは、除菌スプレーをかけておくと良いでしょう。
目元に使うアイラッシュカーラーは、使うたびに汚れを拭き取っておきます。目元は粘膜に近いため、アイラッシュカーラーの汚れは眼病などのトラブルを引き起こしかねません。
どんなにメイクをばっちり仕上げたつもりでも、汚れたメイク道具を使っていては本当の美しさは手に入りません。道具をきれいにして大切に使う心構えは、内面の美しさを反映するからです。
きちんと道具のお手入れをして、真の美しさを手に入れましょう。
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教育、出版業界を経てフリーライターに。スタンダードな美容法からマニアックな健康法まで、情報収集・実践するのがライフワーク。キレイ&健康でありたいと願う女性をサポートできる情報を発信していきます。