一体何が身体にいいの?自然と調和してナチュラルに生きるオーガニックの世界とは
オーガニック、有機、無添加、などの言葉を目にする事が多くなったかと思われます。少し値段も高いですし、それらはどう身体にとって良いのかなど、ふと疑問に思った事はありませんか。
オーガニックは食材だけではなく、化粧品までもあるほど至る所に存在します。綺麗を目指すなら知っておきたい、ナチュラルなオーガニックの世界をご紹介します。
- 2019-02-16
- nin
肌にも身体にも良いイメージがあるオーガニック商品。ですが、一体どう良いのかふと疑問に思った事はありませんか。なんとなくオーガニックは良いだけのイメージの前に、どう身体に良くてどう環境に良いのかちゃんと理解しておきましょう。
オーガニックとは
オーガニックというのは有機栽培のことで、化学合成農薬や化学肥料などを極力使わず、太陽、水、そこの生物や土地など自然の持つ力を活かして栽培する農法の事なのです。そして、よく見かけるオーガニックコスメと言うのは、化学肥料や農薬に頼らず、有機栽培された植物からできた成分が主原料であるコスメの事なのです。
オーガニックを選ぶ理由は人それぞれで、このように安全性だけを求める人もいれば、環境の為にオーガニックを選ぶ人もいます。
人間は微生物や植物なしでは生きていけず、地球上のすべての生命は、自然の食物連鎖で繋がっています。その為オーガニックはその自然の食物連鎖を重視し、化学農薬、化学肥料、そして遺伝子組み換えなどの技術を避け、自然のままの健全な食物連鎖を目指しているのです。
このように、オーガニックというのは身体に良いだけではなく、自然環境や生物の事も考えているのです。
オーガニックの定義
オーガニックはこのように有機栽培や農法の事だけではなく、土嬢で約3年前から化学肥料を使っていない事や、畜産物は飼料も有機であるなど、さまざまな基準があります。厳密には、それぞれのオーガニック認定機関によって、定義は異なる事がありますが、日本ではオーガニックに認定された商品(農産物、畜産物、加工食品)には有機JASマークというものがつけられています。
ただ、オーガニックコスメにはオーガニック認証がありません。なので、オーガニックコスメを使用したい場合は、海外のオーガニック認証を取ったコスメを使用するのが簡単な方法と言えるでしょう。
- ACO
- Na True
- BDIH standard
- USDA organic
- ICEA
- ECO control
- ECOCERT
- SOIL ASSOCIATION
- COSMEBIO など
ヨーロッパを中心に世界にはたくさんのオーガニック認定機関があり、原料を育てる土嬢の規定を始め、動物実験をしていない、原料や製造工程の安全性と環境への配慮、ある一定の化学成分禁止など、どれも厳しい規定が定められています。
身体に良い理由
一般の食品に比べて、化学肥料や農薬などを使用しておらず、畜産物には抗生物質も与えていない為、有害な化学物質や抗生物質耐性から身体を守ってくれます。このようにケミカルなものを使用せず、自然本来の力が詰まった農産物は自然のエネルギーが含まれているのです。
そして、人工的なサプリメントは、それを消化させる為に身体がその必要な成分を分泌させようと働きストレスとなります。ですが、自然のものからその栄養を補おうとすれば、他の栄養素も一緒に摂る事ができ、そして身体に負担がなくその栄養が吸収されます。
ただしオーガニックだからと言って栄養価に関しては、一部の栄養素は高くなると言われていますが、それほど他のものとは代わりはありません。
オーガニックの危険性
オーガニックは、他の一般の食品などに比べれば、もちろん安全性が高いと言えますが、どちらかと言えば、危険性が少ないと言う表現の方が合ってるかもしれません。オーガニックだからと言って特別優れているわけではなく、異物などの物理的危害、農薬などによる科学的危害、菌類などの生物的危害などを一定以下に抑えている為、安全は確保されています。
ただ実際、危害リスクが皆無の食品などは存在せず、オーガニックは化学物不検出を保証しているものではないので、比較的には一般の物と比べると危険性の少ない食品と言えるでしょう。
そしてコスメも、オーガニックコスメだからと言って絶対に良いとは言い切れないでしょう。オーガニックコスメは肌本来が持つ、潤いの力や、再生力、そして肌のバランスなどを取り戻す事を目的にしている為、コスメには自然本来が持つ有効成分になるべく手を加えないようにしています。
その為、その植物の持つパワフルな成分が肌に直接働きかけると、人によってはオーガニックコスメだからと言っても刺激が強いと感じたり、肌に合わなかったりする事もあります。なので、パッチテストをするなど自分の肌に合う物を選ぶ事が大切と言えるでしょう。あまりにも敏感肌の人はオーガニック商品を使用するよりも、無添加をうたった商品の方が合うかもしれません。
オーガニックだからと言って特別優れているのではなく、選択次第で自分の身体や環境を守る事が出来ます。これからの自分の身体や環境の為にも、自然と調和したオーガニックライフを目指してみてはいかがでしょうか。