美肌を作るクレンジング選び。肌とメイクによって使い分けてうるツヤ肌をキープ!
美肌づくりはクレンジングから始まっています。洗浄力の強いタイプのクレンジングは肌に刺激を与えてしまうことも。ここではクリームやオイル、ミルク、ジェルなどの中からおすすめのアイテムを紹介しています。
スキンケアをしっかりしているのにお肌がキレイにならないという方、要チェックです!
- 2019-02-19
- 清水真紀
毎日のメイクを落とすクレンジング。皆さんはどんなタイプのクレンジングを選んでいますか?
落とすアイテムであるクレンジングは、与えるアイテムである化粧水や美容液と比べると適当に選んでしまいがちですが、実は美肌になれるかどうかはクレンジングで決まると言っても過言ではありません。
では、年齢を感じさせないうるツヤ肌を目指すには、どんなクレンジングを選べばいいのでしょうか?
まず理解しておきたいクレンジングするときの注意点
どんなクレンジングアイテムでも以下の3つは共通の注意点です。この3つをクリアできるクレンジングを選ぶのが、美肌ケアの基本となります。
ゴシゴシこすらない
肌表面の角質層は約0.02mmしかありません。ゴシゴシこすると肌に必要な角質まで落としてしまい、バリア機能を低下させることにつながります。その結果、肌が乾燥したり外部からの刺激に弱い状態になってしまうのです。
時間をかけすぎない
また、クレンジングには界面活性剤と呼ばれる肌を乾燥させる成分が含まれているため、肌の上に長時間のせておくのは考えもの。メイク落ちの悪いクレンジングは、それだけ長い時間肌に触れていることになるので、注意しましょう。
クレンジングの時にマッサージをするのもNGです。クレンジングは40秒から長くても1分以内に終わらせて。
うるおいを落としすぎない
肌のうるおいは肌にある以下の3つの成分によって維持されています。
- 細胞の中にある天然保湿因子(NMF)
- 細胞同士をつなぐ胞間脂質
- 皮脂
界面活性剤の多い洗浄力の高すぎるクレンジングは、この全てを洗い流し、肌のバリア機能を低下させてしまいます。
メイクや肌の汚れは落としても、これらのうるおい成分を落としすぎないクレンジングを選ぶことが大切。落としすぎ、洗いすぎを避けるためにも、30歳を過ぎたらW洗顔が必要なタイプを避けることをおすすめします。
クレンジングのタイプと特徴
クレンジングにはいろいろなタイプがあります。それぞれの特徴を見てみましょう。
泡立つクレンジング
洗顔料と一緒になった2in1タイプのクレンジングに多いのがこちら。しっかりと泡立てて使用することで肌の摩擦が軽減できる、肌の古い角質も一緒にすっきりと落とすことができるというのがメリット。
ただし、アイテムによっては肌を乾燥させるものも。30代以降は慎重に選んだほうがいいでしょう。十分に泡立てることが大切なので、泡で出てくるタイプを選ぶのもおすすめ。
オイルクレンジング
ウォータープルーフのメイクもしっかりと落としてくれるオイルクレンジング。界面活性剤が多く含まれているものも。クレンジングのあと肌がつっぱるものは要注意。しっかりメイクをした後だけ使うなど、毎日使うのは避けた方が賢明です。界面活性剤無添加のオイルクレンジングもあります。
シートタイプのクレンジング
飲んで帰った後や、残業でクタクタになった後に便利なシートクレンジング。こちらも界面活性剤入りのクレンジング剤をコットンに含ませているのが一般的です。また、シートでこする=肌に摩擦を加えることになるので、こちらも1秒でも早くメイクを落としたいというときや、急なお泊りの時などに限定して使うことをおすすめします。
ジェルクレンジング
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固めのテクスチャーがクッションの役割を果たしてくれるので、肌の刺激が少なめ。低刺激の界面活性剤を使用したものもあり、敏感肌用のクレンジングにもジェルタイプが多いです。
ミルククレンジング
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洗浄力はそれほど強くないものの、肌に優しいタイプ。メイクがあまり濃くない人は、ミルククレンジングを普段使いにしてもいいでしょう。クリームクレンジングよりもさっぱりしているので、若い肌向けと言えます。
クリームクレンジング
肌が乾燥しがちな人におすすめなのが、クリームクレンジング。べたつくのが嫌という人は洗い流せるタイプを選ぶといいでしょう。初めて使った人は、洗い上がりの肌のしっとり感にきっと驚くはず。化粧水や美容液で改善しなかった乾燥肌が、クリームクレンジングで軽減したという声も少なくないのです。
メイク落ちがすごくいい!というわけではありませんが、ポイントメイクだけ先に少量のクリームクレンジングで落としてから顔全体をクレンジングすれば、メイクが肌に残る心配もなし。洗い流した後もベタつきが気になるようであれば、蒸しタオルで優しくふき取ってもいいでしょう。
残ったメイクは肌に浸透しない!
少し前まで、マスカラやアイシャドウ、口紅などが肌に残っていると色素沈着に繋がると言われていましたが、これは間違い。こうしたメイクアイテムは肌に浸透するように作られているわけではありません。
確かに時間の経過とともに酸化した皮脂やメイクの汚れは、肌に悪影響を与えることがあります。しかし肌に優しいクレンジングで落とすことを忘れなければ、多少メイクが残っていてもそれほどダメージにはならないと言えるでしょう。
むしろ「肌に優しいクレンジングを使ってメイクが少し肌に残っている状態」よりも「洗浄力の強いクレンジングでしっかりメイクを落とした状態」の方が、肌にとっては過酷な状態であると言えるのです。
ただし落ちにくい口紅として人気の「リップティント」などに使用されている染料は肌に色が残りやすいので、きちんと落とすことが大切です。
肌のコンディションに合わせてスタンバイさせよう
肌が敏感な状態に傾いたり、乾燥したりするとついつい与えるケアでトラブルを解決しようとしがち。でも、洗浄力の強すぎるクレンジングや洗顔料を使うと、肌のバリア機能はあっという間に低下してしまい、与えるケアをどんなに頑張っても美肌は遠のいてしまいます。
秋冬の肌が乾燥する季節や以前と比べて肌が乾燥するようになったという人はクリームクレンジング、普段使いするならミルク、ウォータープルーフのしっかりメイクを楽しんだときはオイルクレンジング……というように毎日の肌のコンディションやメイクによって使い分けることが美肌への近道と言えるでしょう。
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10代のころはニキビに悩み、20代から徹底して紫外線対策を行ってきたせいか、アラフォー世代になっても10歳以上若く見られることがある美容ライター。あらゆる肌トラブルを克服してきたのが強みです。趣味と化しているアンチエイジングケアを皆さんと共有していきます!最近のブームはヨガとルーシーダットン、瞑想。