甘い砂糖は体に甘くなかった、健やかな体と心を手に入れる為に出来る砂糖断ちとは
誰もが砂糖は体に悪く、太るというイメージを持っているかと思います。ですが、なかなかやめられなかったり、どうしても甘い物が食べたくなるのは砂糖依存症になっているせいかもしれません。
何気ないその一口が、今の心と体を支配しているかも。砂糖がもたらす影響と、砂糖を抜く為に出来ることをご紹介します。
- 2019-02-11
- nin
ストレスを感じた時や、疲れている時に食べる甘い食べ物は幸せな気持ちにさせてくれますよね。ですが、その感情も一時的で、すぐにイライラしやすかったり、また疲労感がやってくるなどの人は、砂糖依存症になっているかもしれません。
心と身体の健康を取り戻す為にも、砂糖を少しずつ減らし砂糖断ちを始めてみましょう。
甘い誘惑
いつも甘い物が食べたくなったり、甘い物がないとイライラしやすいなどの症状はありませんか。砂糖は疲れや、ストレスや、イライラも吹き飛ばしてくれますが、実際は砂糖を摂れば摂るほど、心身ともに疲れやすくしてしまうのです。
イライラやストレスや疲労感だけではなく、集中力がなかったり、怒りっぽかったり、頭痛がしやすかったり、手足が冷えたりなど、よくありそうなこれらの症状は砂糖の過剰摂取が原因かもしれません。
砂糖断ちで得られる嬉しい効果
- 元気になる
- 肌が綺麗になる
- 体重が減る
- 精神的に健康になる
- 便秘の改善
- 生理痛・PMSの改善
- 美肌効果 など
砂糖を摂らなくなるとグレリンと呼ばれる飢餓ホルモンの働きを活性化させる為、満腹感を感じやすく、食べ過ぎたりなどの症状がなくなるでしょう。
そして、砂糖の過剰摂取はうつや不安などの、精神面での問題のリスクを高めますが、砂糖断ちは血糖値のアップダウンを減らし一定に保つことが出来る為、その問題も緩和してくれると言われています。
他にも、身体の中でタンパク質と糖が結びつくと、血液内にAGEsと呼ばれる老廃物質が発生します。そのAGEsにより上手く身体中に酸素が運べなくなり、新陳代謝が低下してしまいます。その結果、肌のくすみやたるみやしわの原因に繋がってしまいますが、砂糖断ちをするとそのような心配もなくなり、美肌を保つ事が出来るでしょう。
健康習慣
砂糖を断つと同時に、加工食品も控えるようにする事が大切です。WHOによると、成人1日あたりの砂糖摂取量は25g程度が望ましいと言われています。25gというのは大体ティスプーン6杯ぐらいで、スプーン1杯のケチャップには4g程度の砂糖が含まれている為、簡単に過剰摂取になりやすく、日頃から注意が必要でしょう。
- ジャム
- 甘いお菓子
- 炭酸飲料
- エナジードリンク
- スポーツドリンク
- 菓子パン
- ドレッシング
- 煮物
- 甘酢和え
- ケチャップ など
甘いものを完全にやめる必要はなく、砂糖の全てが身体に悪影響を与える訳ではありません。果物や野菜に含まれるフルクトースや、乳製品に含まれるラクトースなどの食品に含まれている甘味成分は、炭水化物の供給源として欠かせないと言われております。
なので、甘いジュースがどうしても飲みたくなった場合は、自家製フルーツジュースやスムージー、ハーブティーなどを選ぶようにして工夫をしてみましょう。
砂糖断ちが難しい場合は、白砂糖断ち
砂糖断ちはそう簡単ではなく、アルコールやコカイン、その他の麻薬中毒と同じぐらいの強い依存性があり、やめたくても衝動的に摂取してしまう事があるので、禁断症状も出ると言われています。
このように急にやめる必要はなく、まずは徐々に砂糖の摂取量を減らし、砂糖断ちよりも白砂糖断ちから始める事をオススメします。ただし、三温糖やグラニュー糖や合成甘味料はNGです。
- 黒糖
- はちみつ
- オリゴ糖
- てんさい糖
- きび砂糖
砂糖依存をコントロールさせる方法
お腹が空く前に食べるようにする
初めのうちは、3時間毎に食事をするようにしてみましょう。空腹だとどうしても自制心が弱まってしまい、糖分の多い物を選びがちになってしまいます。そうならない為にも、空腹を感じる前に健康な食品が選べるよう、3時間毎に食事をするようにしてみて下さい。
あまりにも砂糖への欲求が出てきた場合は、バニラの香りを嗅ぐ事もオススメです。
食事を見直す
どうしても甘い物が欲しくなると思います。まずは、フルーツや野菜を多く摂るようにしてみましょう。りんごやバナナよりも、果糖が少ないグレープフルーツや桃がオススメです。慣れてきたら、フルーツよりも野菜を多く摂るようにし、食物繊維を積極的に摂るよう工夫をしてみましょう。
そして、なるべく満腹感が得られやすい、全粒の穀類、魚、鶏肉、卵豆腐、牛乳、チーズ、オリーブオイルなどを選ぶようにし、血糖値が安定出来るようような食材を組み合わせてみましょう。一般的に低脂肪と記載されている物は、砂糖を多く含んでいる事がある為、ヨーグルトなどを選ぶ時は全脂肪タイプの方をオススメします。
失敗しても続ける事が大切
どうしても食べてしまった、飲んでしまったとしても諦めず、砂糖を減らし続ける事が大切です。シュガーハイとも言われるほど麻薬に近い中毒性があるからこそ、簡単に砂糖断ちは難しいものなのです。
ただ、諦めて元の生活に戻るよりも、少しでも砂糖を減らし食品を選び続ける事は不健康へと繋がる事はない為、何度失敗しても気にしない事が大切です。
強いストレスを感じた時や、彼氏にフラれた時など精神不安がある時に始めるのではなく、心が安定している時に砂糖を減らす健康習慣をスタートさせてみて下さい。