「強み」ってどんなこと？

“小さな頃からピアノを習ってきた”や、“学生時代はテニスをやっていた”などの経験は、大人になってからは直接役に立つ機会はないかもしれませんが、長年やってきたという継続力と技術に対しての自信などは自分にとっての「強み」となります。

その強みは、例えば就職する際の面接の時に特技として答えることができたり、培ったメンタル面をアピールすることができます。また、新しい人間関係を築く時の話のネタにもなったりと、あらゆる面で自分の強みを生かすことができますよね。

また、“自分は負けず嫌いな性格”ときっぱり断言できるほどの自信があったり、“このジャンルに関してはすごく詳しい”など一つのことを極めているのも、自分にとっての強みと言えるでしょう。何か人よりも突出していることがあるとそれは自分なりの個性となるため、仕事で役立ったりプライベートの時間を有意義に過ごすことにつながります。

自信を持てない人がやるべきこと

2択で考える

そんな強みなど自分には一つも当てはまらないという人も多くいると思います。何か好きなことやこだわりがあるわけでもなく、継続してやってきたことがあるわけでもない。そうすると自分には何もないと落ち込み、いわゆる“凡人”だと嘆いてしまうこともあるでしょう。

でも人それぞれ何かしらの個性を持っているはずです。それが目立つか目立たないか、気付いているか気付いていないか、の違いで、実は誰しもが強みとなる部分を持っています。もし自分には取り柄がないと思っているなら、まずいろいろなことを2択で考えてみましょう。

「自分はアウトドア派？インドア派？」や「事務作業が好き？それとも人と接することが好き？」などどちらが自分に適しているかをざっくり2択で分けて考えてみるのです。そうすると性格や傾向などを知ることができ、自分の向き不向きが何なのか？が分かります。

そのことが分かると、その絞られた内容に対しての努力をしたり仕事を見つければ、次第にそれが自分の強みへと変化していくことでしょう。

強みを知る手段は、まず自分自身のことを冷静に分析して理解することが大切です。

チャレンジ精神を持つ

自分に自信が持てない人というのは行動力がなく、消極的な性格であることが多いです。失敗を恐れたり、新しいことを始めるのに躊躇をしてしまいがち。それが自分の基本の性格であるなら、無理に正反対の性格を目指す必要はありません。でもどんな時でもチャレンジ精神を持っていなくてはいけません。

「自分は内向的だし人見知りな性格だし…」と思っていても、人と関わることを避けてばかりいたり何もしないでいるのは、ただの怠け者になってしまいますよね。まずはそんな自分の性格を熟知した上で、できる限りのことにチャレンジをして、好奇心を抱くことが何よりも重要なことなのです。

「新しいことはちょっぴり怖いけど、とりあえずやってみよう」という気持ちで気軽に挑戦してみてください。そうすることで自信がついて、今まで感じたことのない経験ができるかもしれませんよ。

客観的な評価を聞く

自分で自分の強みを見つけられない時は、他人の意見を参考にするのも良いでしょう。客観的な評価を聞くと、自分では気付けなかったことを知れたり、人にどのように見られているかで自分の価値や存在を見い出すことができるのです。

自分では苦手だと感じていたことや先入観で邪魔していたことも、客観的な視点から見ると、思わぬことを言われたり知らされるなんてことも。そのように、さまざまな角度から見てみることが自分を知る良いきっかけとなるのです。

ふと気付くことも

何かの作業をもくもくとこなしている時だったり、夢中で取り組んでいる時、楽しくてイキイキと活躍している時などのふとした瞬間に、「これって私にとって強みと言えることなのかも？」と気付く瞬間があります。この瞬間はいつやって来るかは分かりません。でもポジティブな状態でいる時に、ハッと自分で気付くことが多いもの。

毎日同じことの繰り返しをしていて、でもそれが嫌いじゃないと気付いた時に、“自分はコツコツと続けることができる性格”ということが分かります。

友達に相談されることが多く、その頼られることに喜びを感じたなら、“自分は聞き上手な性格かもしれないから、人にアドバイスをする仕事をやってみたい”と新たな自分の可能性を見つけられるかもしれません。

何気ない日常に自分の強みとなるヒントが隠されていることがあります。そのヒントを逃さないようにキャッチして、自分の自信へとつながると良いですよね。

自信を持った生き方を

自分自身を冷静に見て知ることが、強みを見つけるための第一歩です。自分で堂々と言える強みがあれば、今後の生き方に大きく影響してくれることでしょう。キラキラと輝く毎日を過ごすためにも、ぜひ探してみてくださいね！