正月明けに後悔しない、綺麗に美味しく“おせち”を食べて正月太りを回避する方法

年が明け、また新たな一年が始まるそのスタート地点で、平均2～3kg太ってしまう、正月太り。せっかく並んでバーゲンで買った服も入らない！という事件を起こしてしまう人もいるかもしれません。

太ったとしても日頃から運動し、見た目に出ない人ならばまだいいかもしれませんが、1kgでも太ると見た目にすぐ出てしまう人には、正月は非常に危険な行事かもしれません。

ただせっかくのお正月、久々に会う家族や身内の集まりで、おせちが食べられないとやっぱり悲しくなってきますよね。せっかくならそのお正月も美味しく楽しく迎え、食べすぎのないよう、選び方と食べ順を知り、正月太りを回避しましょう。

なぜ太る？お正月太り

正月の前には、忘年会や友達との飲み会があり、その後にはクリスマスという楽しい行事があり、お休みが来ても地元に帰れば、また友達や家族と食べる時間がありと、既に正月まで、食べて、テレビを見て、飲んでの繰り返しをしてしまいがちです。

正月の大掃除や、日頃と同じく運動をしている人は安心かもしれませんが、せっかく1年頑張ったんだからと飲み食いをし寝転がっていると、太ってしまうのも納得かもしれません。

そして迎える一番の行事と言えば、お正月ですよね。さらに太れと言わんばかりの美味しそうな食べ物がずらりと目の前に現れ、クリスマス・忘年会と普段より沢山の量を食べる日が続いた分、いつもよりも胃が大きくなっており、全部食べてしまいそうになるかもしれません。そうなると、2～3kgどころではなく、それ以上に太ってしまう可能性もあるかもしれませんよ。

美味しく罪なくおせちを食べましょう

低カロリー

• かまぼこ（1切れ／14kcal）
• かずのこ（1切れ／16kcal）
• 海老の照り焼き（1尾／29kcal）
• なます（1盛り／30kcal）
• 酢れんこん（100g／40kcal）

高カロリー

• 煮しめ（1人前／314kcal）
• ぶり照り焼き（1人前／213kcal）
• 栗きんとん（2粒・80g／180kcal）
• 牛肉ごぼう巻き（1人前／147kcal）
• 伊達巻（1切れ／65kcal）

砂糖やみりんなどの甘い調味料を使用している“栗きんとん”などの甘い物は、もうスイーツとして考えてもいいぐらいの高カロリー料理です。2粒程度で、お茶碗1杯分のカロリーとほぼ変わらない為、気をつけるようにしましょう。

ちなみに、黒豆も砂糖やみりんを使用し甘く調理されている為、10粒程度で40kcalになります。この他の伊達巻も、卵と砂糖を使用している為、もうカステラとして考えてもいい程の高カロリー食と言えるでしょう。

このおせち以外にも、お雑煮、お酒、お寿司、お餅、そしてお菓子なども食べてしまうと、大体1日で3,000kcalを優に超えてしまうのです。

ちなみに、角餅1個のカロリーは120kcal、丸餅が1個70kcalとなります。なるべく磯辺まきや、大根おろしや、ネバネバとした物と一緒にお餅を食べ、食物繊維を取るようにしましょう。お雑煮は各ご家庭でカロリーは異なりますが、だいたい200～300kcalと言われています。

お酒のカロリーと糖質を知る

お酒のカロリー

• 日本酒　1合（180ml）／193kcal
• ビール　1杯（350ml）／147kcal
• 梅酒ロック　1杯（60ml）／94kcal
• ウーロンハイ　1杯（350ml）／91kcal
• 白・赤ワイン　1杯（100ml）／73kcal

お酒の糖質

• 梅酒ロック　1杯（60ml）／12.9g
• ビール　1杯（350ml）／10.5g
• 日本酒　1合（180ml）／8.1g
• グレープフルーツサワー　1杯（350ml）／4.5g
• 白ワイン　1杯（100ml）／2.0g
• 赤ワイン　1杯（100ml）／1.5g

カロリーで言えばレモンサワーやグレープフルーツサワーが低く、50kcal前後な為お勧めです。ただ糖質を考えるとワインよりも高くなる為、一番のおすすめは、“ハイボール”と言えるでしょう。ビールも梅酒ロックもかなり高カロリーで糖質も高めなので、なるべく控えるようにして下さい。

ちなみに、ハイボールは350mlで49kcal、そして糖質は0gと、お酒を飲んでも罪悪感がない飲み物と言えるでしょう。

食べる順序を知り、血糖値を抑える

食後の血糖値をいかに抑えるかが鍵になります。なますなどの酢に多く含まれているクエン酸や酢酸は、血糖値の上昇を抑えてくれる働きがあります。なるべく酢の物から食べ始めるようにし、その次に食物繊維の多い、しいたけやごぼうを食べるようにしましょう。

その後は、田作りや昆布巻き、そしてかずのこのようなタンパク質を食べ、最後に甘いスイーツの栗きんとんや、黒豆を食べるように工夫をしましょう。

年末の楽しい行事の後にさらに体重が増す事のないよう、食べ方と選ぶ物で正月太りを回避し、綺麗なまま新しい年を迎えましょう。