カスタマイズで迷わない、牛乳、低脂肪牛乳、無脂肪乳の違いとは
「カフェでゆっくりとくつろぎたい」や、「休憩があればコーヒーが飲みたい」など、その飲み物を選ぶ時、加えるミルクってどれが良いのか考えた事はありますか?牛乳はカロリーが高そうだし、低脂肪牛乳や無脂肪乳は栄養素が無さそうだし、どれを選べば良いのかふと疑問に思った事はありませんか。
これでカスタマイズで迷わない!牛乳、低脂肪牛乳、無脂肪乳の違いを知り、自分に合うミルクを選びましょう。
- 2018-12-25
- nin
友達とのおしゃべり、一人だけの特別な時間、大好きな人との楽しいひと時、仕事での打ち合わせなど、カフェは年齢性別関係なく多くの人が訪れる場所です。ただ、食事をしたい人は、なるべく飲み物だけでもカロリーの低いものを選びたいものですよね。
実際、飲み物に加えるミルクによりカロリーには違いがあるのか、栄養素はどのように違うのかなど、カスタマイズをする時にふと疑問に思った事はありませんか。特にコーヒーやココアやミルクティーが好きという方は、牛乳、低脂肪牛乳、無脂肪乳で風味も変化をする為、気になるところかもしれません。
牛乳、低脂肪牛乳、無脂肪乳、それぞれのカロリーや栄養素を知り、自分に合うカスタマイズを楽しみましましょう。
牛乳、低脂肪牛乳、無脂肪乳のそれぞれの違いとは
カスタマイズで悩みがちな、牛乳、低脂肪牛乳、そして無脂肪乳の違いは、“乳脂肪分”にあります。一般的に「牛乳」と呼ばれているのは“成分無調整牛乳”の事で、生乳を加熱殺菌して作られており、製造工程において添加物を加える等の調整はされていません。
そして、生乳から乳成分(水分、ミネラル、脂肪)の一部を取り除き飲みやすくしたものを、成分調整牛乳と言います。その成分調整牛乳から乳脂肪分のみを除去し、脂肪分を0.5~1.5%に調整したものを、低脂肪牛乳。脂肪分を0.5%未満に調整したものを無脂肪牛乳と言います。
更に、生乳に脱脂乳、バター等の乳製品を加えたものは加工乳と呼ばれており、無脂肪固形分が8%未満の物は、含まれる無脂肪固形分の割合により低脂肪乳と無脂肪乳に分類されるのです。
このようにたくさんの種類がありますが、カロリーもそれぞれ全く違うのです。牛乳が200mlに対し約130~140kcal、低脂肪牛乳が約85~100kcal、そして無脂肪乳が約65~90kcalと、太りたくない場合などはカロリー重視の低脂肪牛乳や無脂肪乳が良いのかもれません。
ただ牛乳に含まれる乳脂肪分にはタンパク質やミネラルが豊富に含まれており、健康面を考えると牛乳の方が良いのかもしれません。
牛乳は摂りたい栄養素が豊富
牛乳には、艶やかな髪、ダイエットには欠かせない脂肪を燃やす筋肉、綺麗な手先にしてくれる爪などを作ってくれるタンパク質を始め、免疫力を高め、肌のターンオーバーを促してくれるビタミンA、その他にも炭水化物や脂質、ビタミンB群、ミネラル類など、健康面だけではなく美容面にも嬉しい栄養素が豊富に含まれています。
牛乳は精神を安定させてくれる
眠る前に温かいミルクを飲むと、眠りやすくなると聞いたことがあるかと思いますが、それには納得出来る理由があるのです。
牛乳に含まれるアミノ酸の一種のトリプトファンは、“幸せホルモン”と呼ばれるセロトニンやメラトニンを作る事が出来るのです。このホルモンには、精神の安定や安らぎを与えてくれる働きがあり、安眠効果が期待できるのです。
そしてメラトニンに関しては、年齢と共に減少をしてしまうので補う必要があります。なので簡単にトリプトファンが摂取出来る牛乳は、積極的に摂りたい飲み物と言えるでしょう。
牛乳はカロリーは高いが敵ではなく、ダイエット向けな理由
牛乳は栄養素がたくさん含まれている為、カロリーは約130kcalと高く、お茶碗に軽く一杯のごはんが170kcalと考えると、低カロリーな飲み物とは言えないでしょう。ただ、牛乳にはタンパク質が含まれている為、基礎代謝をアップする事が出来ます。基礎代謝が高くなるということは、その分だけ脂肪を燃やしやすくしてくれるのです。
他にも、牛乳に含まれるペプチドには疲労回復効果があり、日頃から運動している人や、よく歩くなどの人には嬉しい効果が見られるでしょう。そして、牛乳にはビタミンも含まれており、そのビタミンには糖質や脂質を分解してくれる働きがあり、代謝を良くしてくれます。
このように牛乳は一見脂肪分が多くてカロリーが高く、良いイメージがないかと思われますが、実際は脂肪燃焼を助けてくれる優れた飲み物なのです。
カロリーが少し低めな低脂肪牛乳
低脂肪牛乳も牛乳と同様に摂りたい栄養素が含まれております。低脂肪牛乳には脱脂粉乳が加えられている為、カルシウムやタンパク質などの栄養素が高く、「低」と付く割には優れた栄養素が含まれている飲み物なのです。
ただ、低脂肪牛乳は普通の牛乳に比べ味が薄いので、がぶ飲みをしてしまう事があるかもしれません。いくらカロリーが低いからと言って大量に飲んではカロリー摂取量が高くなってしまうでしょう。
コーヒーの風味を楽しむ事が出来る無脂肪乳
無脂肪乳は、生乳以外の乳製品も原料としている為、牛乳と言うよりかは加工乳や飲料水の仲間と言えるでしょう。カロリーは低脂肪牛乳と大きな差はないですが栄養価は少し低く、牛乳に比べコクが薄いかもしれません。ただ、カスタマイズなどをする分にはコーヒーそのものの風味を楽しむ事が出来るでしょう。
メーカーや使用されているもので多少差はありますが、このように牛乳、低脂肪牛乳、無脂肪乳にはそれぞれメリットデメリットがある為、自分が補いたい栄養素、カロリー、コーヒーの風味などその日の気分でカスタマイズを楽しむようにしてみて下さい。