寂しがりやの人は、人と一緒に過ごしていても孤独を感じやすく、そしていつも誰かと繋がっていないと不安になってしまう傾向があるかと思います。ですが、これも1つの人間の大切な感情であり、性格として自ら受け入れ、自分なりの対処法を見つけてみましょう。

寂しがりやの人の特徴

いつでも携帯、いつでもSNS

SNSを楽しく利用する分にはいいですが、寂しがりやの人は朝起きてからすぐ、そして夜寝るギリギリまで、結構な頻度でSNSをチェックし、人との繋がりを求めようとします。人と一緒にいる時や、食事中、そして移動中までも携帯を確認してしまい、これらはある意味“現代病”とも言われています。

誰かと繋がっていたい、友達が少ないと思われたくないというような寂しさの感情と、人の目が気になってしまい、自分の存在をアピールする為に、自分の思いを主張した内容や写真を頻繁にアップして、このような感情を紛らわす傾向がみられるでしょう。

一人で行動が出来ず、友達が多い

何か自分で選択をしなくてはいけない時、常に誰かの意見を聞くか、誰かに頼らないと不安になってしまいます。そして他人に受け入れられたい欲が強い為、相手に合わせようとしてしまい、自分の意見がなくなってしまう傾向があります。その為、一人で休日を楽しんだり、一人で旅行に行くなどの事が難しく、誰かと常に行動をしていないと落ち着かない状態になってしまいます。

その為、常にスケジュールがびっしりで友達も多いでしょうが、不安や孤独感を避ける為に行っている方も多いかもしれません。そして、たくさんの人から囲まれている事によって、寂しさを紛らわしていますが、このような寂しがりやさんは、浮気や不倫に走ってしまう事もあるでしょう。

他人を束縛してしまう

寂しがりやさんは友達や恋人を束縛してしまう傾向があり、いつか離れてしまうのではないかと不安に感じてしまいます。自分と親しい友達や恋人が他の人と親しくしていたり、メールの返事が遅かったりするだけで不安に感じてしまうのです。その為、恋人に求める所が寂しさを埋める事になってしまい、相手に依存や束縛をしてしまい、重い人と思われてしまう事があるかもしれません。

このように寂しがりやの人は、何をしても心のどこかが満たされず、その感情をもみ消そうとし、このような行動をとってしまう傾向があります。誰にでもこのような感情は湧きますが、寂しがりやの人はこれらに対し、向き合おうとはせず人で心を埋めてしまいます。

寂しがりやを卒業

人に感謝をする

まずは、自分の今まで起きた出来事を、たくさんの周りの人達に対し感謝をするようにしましょう。今ある生活は必ず周りの人が関係しています。その人たちが自分にしてくれた事や、そばにいてくれた事など、どんな小さな事でもいいので思い出すようにしてみて下さい。

例えマイナスな思い出を思い出したとしても、それは自分の周りに誰かいた事であり、一人では出来なかった事です。そしてその経験が今のあなたをレベルアップさせた、“学びの経験だった”と言うように、嫌だった思い出や失敗も感謝をするようにしてみましょう。

他人からの評価より、自分からの評価を大切にする。

人の目が気になり、他人から見る自分に意識が取られ生きにくいのなら、その見方を変えてみましょう。自分だけではなく、誰もが良く見られたいと思っているこの世の中、本当に魅力的な人は自分をしっかりと思っています。本当にこのように、人から良く思われたいのであれば、まずは自分が自分を評価するようにしてみましょう。

他人の適当かもしれない評価を貰いたさに、その期待に答えようと一生懸命頑張ったとしても、一時的にしか自分の心は満たされません。他人からのいいねで、心を満たしている場合は、そのいいねの欲求が増えに増え続けるだけであり、その心は永遠に満たされる事がないでしょう。

まずは他人のいいねよりも、自分が自分をいいねと思えるように、自分で自分を評価出来るようになりましょう。そして少しずつ、他人は他人、自分は自分と割り切れるようにしてみましょう。

一人の時間と、挑戦のお祝い

好きな事やしたい事、何でもいいので挑戦をしてみましょう。そして、例えそれが成功しても成功しなくても、その結果は関係なく、一人でまず行動が出来た事にお祝いをしましょう。趣味や没頭できる事、本当はやりたかった事、本当は行きたかった所など、どんな小さな事でもいいので、自分で選び、自分で取り組み、全ての行動の責任を自分で持つようにしてみましょう。

そして、頑張った自分をお祝いし「出来るじゃん！」と褒めてあげて下さい。このように、失敗は悪い事ではないと自分に教え経験させてあげ、そして、どんな取り組みも全て成功なんだという暗示を自分にかけましょう。小さな事でもいいので、挑戦できた喜びの経験をたくさん積み、自信を付ける種をたくさんまいてあげて下さい。

寂しがりやな性格も一人の1つの個性です。決してネガティブな事ではなく、人間らしい感情と言えます。ただ、それが原因で生きづらさを感じたり、恋愛が長続きしないようであれば、その自分の個性と向き合い、上手に付き合えるよう工夫してみましょう。