配合成分に注意！

頭皮にやさしいという謳い文句があるシャンプーを使ったり、シャンプーの洗い＆すすぎを見直しても、かゆみがおさまらなくて悩んでいませんか？

そんな時は、シャンプーの配合成分をチェックしてみましょう。配合された成分が肌に合わず、頭皮にかゆみを引き起こしている可能性がありますよ。

洗浄成分をチェック

一般的に、合成界面活性剤・エタノール・防腐剤・合成着色料・合成香料は刺激になりやすいと言われています。その中でも、シャンプーの場合、特に注意したいのが合成界面活性剤です。

シャンプーに配合された界面活性剤は洗浄成分にあたります。洗浄力が強い界面活性剤は、汚れや古くなった皮脂以外だけでなく、頭皮に必要な皮脂まで洗い流してしまいます。それによって頭皮が乾燥してかゆみを引き起こしている可能性があります。

適切な洗浄力の界面活性剤配合のシャンプーを選びましょう。石油系界面活性剤（ラウリル硫酸Naやラウレス硫酸Na）は、洗浄力がかなり高いので避けるのが○。

おすすめなのは、アミノ酸系の界面活性剤（ココイル○○やラウロイル○○と表示）です。洗浄力が穏やかで、頭皮への刺激になりにくいと言われています。

頭皮にやさしい！と表記されたアイテムであっても、石油系界面活性剤が配合されていることがあります。また、石油系界面活性剤＋アミノ酸系界面活性剤というパターンもあります。必ず全成分表示を確認しましょう。

エキスや保湿成分が刺激になる場合も

実は見落としがちなポイントが、植物エキス。近年のオーガニックブームを受けて、「オーガニックアイテムはやさしい」と考える人や「敏感肌だからボタニカル化粧品にこだわる」という人もいることでしょう。

ですが、植物由来成分が必ずしも肌に良い影響を与えるわけではありません。花粉でアレルギーを起こす人がいるように、植物エキスが肌への刺激になる場合があるのです。

何十種類も植物エキスが配合されているアイテムは、どの成分が刺激になるかわからないので、頭皮にかゆみがある場合は避けるのがベター。

おすすめのシンプル成分のシャンプー

かゆみが長く続いているなら、シンプルな成分のシャンプーで頭皮への刺激を減らしてみると良いでしょう。肌にやさしい洗浄成分で、刺激になる成分を極力排したシンプルな成分構成のシャンプーを紹介します。

カウブランド 無添加シャンプー さらさら　参考価格780円（税込）

「毎日使うものだからこそ、みんなにやさしく」を掲げるカウブランド。着色料・香料・防腐剤・品質安定剤・アルコールが無添加で、デリケートな状態の頭皮にも刺激になりにくいシャンプーです。

天然由来アミノ酸系洗浄成分が、頭皮をやさしく洗い上げてくれます。洗浄力は弱めなので、シャンプー前のブラッシングや予洗いをていねいに行うのがおすすめです。

セララボ セラブライトシャンプー　2,315円（税抜き）

人気の美容ブロガーかずのすけさんがプロデュース。スキンケア用に開発された低刺激のフェイス＆ボディウォッシュに、ヘアコンディショニング機能をプラスしたシャンプーです。

アミノ酸系洗浄成分がベースで、穏やかな洗浄力なのはもちろん、シリコン・オイル・精油・植物エキス・着色料・アルコール不使用。敏感な肌に刺激になる成分を避けたシンプルさが魅力です。

M-mark アミノ酸せっけんシャンプー　1,134 円（税込）

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松山油脂さん(@matsuyama_official)がシェアした投稿 – 2016年 9月月8日午前2時37分PDT

液体石けんをベースに、アミノ酸石けんを配合したシャンプーです。もこもこでたっぷりの泡立ちで、汚れや古い皮脂をしっかり洗い流してくれます。

石鹸シャンプー特有のきしみが強く出るので、使用者を選ぶ一品。一般に、石けんは肌にやさしいという意見が多いですが、脱脂力が高すぎるという意見もあります。

とはいえ、アミノ酸系シャンプーをいろいろ試したけれど、全くかゆみに効果を感じないという人は一度トライする価値ありです。使用前に、口コミなどを参考にしてみてくださいね。

コンディショナーをしないという選択も

コンディショナーに含まれる成分は、頭皮に残りやすいと言われています。頭皮にコンディショナーがつかないように、髪の毛にだけ使用するのが基本です。とはいえ、絶対にコンディショナーを頭皮につけないのは難しいですよね。

頭皮に残りやすい分、肌への刺激になる可能性があります。髪が短い人は、思い切ってコンディショナーを使わないというのも一つの手です。

アウトバスで、植物オイルを使うのも良いでしょう。植物由来のものがかゆみを引き起こすとわかっている場合は、白色ワセリンを薄めに毛先に使用するのもおすすめです。

頭皮環境が整えば、キレイな髪が育つ

かゆみがある頭皮は、すこやかな状態とは言えません。美しくしなやかな髪を作るのは健康な頭皮です。

シンプルなヘアケアで頭皮への刺激を減らして、頭皮環境を整えていきましょう。