あせも&汗あれで肌にトラブル!対策は?なっちゃったらどうする?
汗をたくさんかいたら、肌がピリピリ。気がついたらブツブツができてかゆい!汗あれやあせもに悩まされる夏は、きちんと対策をして肌トラブルを寄せ付けないのが肝心です。原因と予防策、症状が出たときはどうするかなど、あせも&汗荒れの知識を知っておきましょう。
- 2018-07-31
- 森本悠希
あせもと汗あれの原因は
猛暑が続いて汗をかく機会が増えて、肌のかゆみやピリピリに悩んでいる人も多いのではないでしょうか。汗の肌トラブルは大きく「あせも」と「汗あれ」に分けられます。
原因を知り、適切な対処をしていきましょう。
あせもの原因
あせもの原因は「汗の出口の詰まり」です。大量の汗をかき続けると、汗の出口が詰まって、汗が正常に出せない状態に。すると肌内部で炎症を起こしてしまいます。
あせもの多くは、かゆみを伴う赤いブツブツです。汗をかくと痛みを伴う場合もあります。
汗あれの原因
汗あれの原因は「バリア機能の低下」です。強い紫外線による肌ダメージ、エアコンのダメージ、汗をしっかり落とそうとしたための洗いすぎなどで、乾燥しやすい夏の肌。
汗をかくため「うるおっている」と錯覚している人も多いのではないでしょうか。乾燥は外的刺激から肌を守るバリア機能の低下を招きます。汗に含まれるアンモニアや塩分などが刺激となって、ぴりぴりや赤みなどの症状が表れます。
あせも対策は清潔がカギ
あせもは、肌の清潔を保つことで予防できます。
ポイント1 汗をかいたらすぐに拭く
汗を肌につけたままにしておくのはNG。肌あたりの柔らかいタオルでこまめにふき取りましょう。濡れたタオルのほうが、汗に含まれる成分を肌から除去しやすいですよ。
外出先では、市販の汗拭きシートを活用するのもおすすめです。拭き取るときは、ゴシゴシこするのはNG!肌荒れの原因になるので、やさしくを心がけましょう。
ポイント2 扇風機やエアコンを活用して、室内を快適に保つ
大量の汗があせもの原因になるので、汗をかかない室内環境を整えましょう。節電のためと暑いのにエアコンを我慢するのは、肌にも健康にも良くありません。
ただし、エアコンばかりを使用すると、室内が乾燥してしまうので注意が必要。湿度も保つように濡れタオルを室内に干したり、コップに水を入れて置いたりと工夫をしてくださいね。
ポイント3 服を汗で濡れたままにしない
汗をかいたら、こまめに着替えるのがおすすめです。外出先で着替えるのが難しい場合は、吸汗・速乾素材のインナーを着用するなど工夫をしましょう。
ポイント4 ぬるめのお風呂やシャワーで汗を流す
こまめにシャワーで汗を流すのも良いでしょう。ただし、都度石鹸で洗うのは肌のバリア機能低下の原因になるので、さーっと汗を流すだけでOK!
夜はぬるめのお風呂に入り、石鹸でやさしく体を洗いましょう。
ポイント5 スキンケアアイテムを活用する
あせもには、桃の葉エキスやアロエエキス配合のスキンケアアイテムがおすすめです。桃の葉ローションなどあせも対策化粧水が販売されています。
また、赤ちゃん用のベビーパウダーをお風呂上りの清潔な肌にポンポンとつけておくのも○。ただし、あせもがある場合は、パウダーで汗の出口をふさいでしまう場合があるので、あくまでも予防として使用しましょう。
肌を弱酸性に保つ、おすすめのパウダーを紹介します。
ゼノア化粧料本舗 ゼノア 酸性パウダー 1,500円(税抜き)
ベビーパウダーの主成分として一般的なタルクは、肌をアルカリ性にしてしまう可能性があります。酸性パウダーは、汗と混ざることで、肌を弱酸性に整えてすこやかな肌をサポートしてくれます。
肌をサラサラにしてあせもを防いでくれるので、首筋など汗がたまりやすい場所にひと塗りしておきましょう。
あせもになったときは
予防同様、清潔を心がけましょう。かゆみが強いとかいてしまって、症状が悪化することも。炎症を抑えるために、市販の塗り薬を使って早めに治すように心がけましょう。
体を洗うときは、刺激の少ないボディソープや石けんでやさしく洗うのがポイントです。
汗あれ対策は徹底保湿&バリア機能を整える
汗あれを起こさないためには、肌のバリア機能を正常に整えておくことが大切です。
ポイント1 UVアイテムで肌をガード
日焼け止めを塗るのは基本中の基本。紫外線B波は、肌表面にダメージを与えて乾燥を加速させます。紫外線A波は、肌内部のコラーゲンなどを破壊して、肌老化の原因に。
外出の際は、帽子・サングラス・アームカバー・薄手のシャツなども活用して、肌を紫外線から守るようにしましょう。
ポイント2 肌あたりの柔らかい衣類を選ぶ
硬い生地の衣類だと、肌を刺激してしまいます。肌刺激はバリア機能を低下させかねません。特に首回りはあせももできやすいので、襟の開いた衣類を選ぶのがおすすめです。
ポイント3 やさしく洗って清潔にする
あせも同様に、清潔を心がけるのが大切です。ただし、洗浄力が高いアイテム&ゴシゴシ洗いは肌の乾燥につながり、バリア機能の低下を招きます。
べたつきが気になるからといって、皮脂を根こそぎ洗い流すような行為はNGです。
ポイント4 徹底保湿でバリア機能を整える
肌の乾燥は、バリア機能の低下を招いてしまいます。しっかり保湿して、うるおいに満ちた肌をキープしましょう。肌の水分保持力をUPしてくれるスキンケアアイテムで、肌そのものの底力を引き出すのも○。
汗あれ予防に使いたいおすすめスキンケアアイテムを紹介します。
コスメディカ エクストラモイストクリーム 2,160円(税込)
皮膚の水分保持機能を改善する有効成分ライスパワーNo.11配合のクリーム。セラミドの生成を促し、肌のうるおい力をUP。使い続けるごとにバリア機能を整えてくれます。
敏感肌を考えた低刺激処方も魅力。
汗あれしたときのスキンケア
清潔と保湿を基本に、肌への刺激を減らしたスキンケアを心がけましょう。通常のスキンケアが肌負担になる場合もあります。顔のケアでは、高機能美容液などはお休みして、シンプルを第一に考えましょう。
症状がひどくなってしまったら
市販のあせも薬やかゆみ止めを使っても良くならない・症状が悪化してしまった場合は、なるべく早く病院に行きましょう。
あせもや汗あれだから、そのうち治ると軽く見ていると、気づいた時には肌がボロボロだったなんてことになりかねませんよ。
あせもと汗あれを引き起こさないよう、肌の清潔と保湿を心がけて、汗をたくさんかく季節を乗り切りましょう。
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教育、出版業界を経てフリーライターに。スタンダードな美容法からマニアックな健康法まで、情報収集・実践するのがライフワーク。キレイ&健康でありたいと願う女性をサポートできる情報を発信していきます。