ネイルができない悩みから卒業したい!薄い爪、二枚爪を徹底ケア
「ネイルアートに縁がない」という方の中には、爪が弱くて伸ばせない、すぐに欠けてしまう、二枚爪になってしまうなどの悩みを抱えている方が多いようです。今回は「ネイルアートに興味があるのに、チャレンジできない」という方に知ってほしいネイルケアの方法をお伝えします!
- 2018-07-11
- haru
まずは爪の基本について知る
爪が生産されているところ
手や足の指は、爪があることで、力を入れて使うことができるようになっています。爪は、もともと皮膚が角質化したものだと考えられていて、根元の「甘皮」の下にある「爪母基(そうぼき)」という部分で、爪母細胞が細胞分裂を繰り返すことで、伸びていきます。
健康な爪はピンク色
爪は主にケラチンというタンパク質でできており、ケラチンの強度が弱まると爪が柔らかく、折れたり割れたりしやすくなります。爪自体が透明な状態が健康的なのですが、下の皮膚が透けて見えることにより、薄いピンク色に見えるのがベストです。濁ったり、黒っぽい爪は、健康的とは言えません。爪の色の変化には気をつけましょう。
早く伸びるのは代謝アップしやすい夏
気温が上がり、体の代謝がいい季節は、爪の伸びも早くなります。爪の代謝がいいシーズンにしっかりしたケアを続ければ、成果が出やすくなりますね。ケアの成果が実感できれば、モチベーションも上がります! ぜひ、代謝アップしやすい夏に、集中してネイルケアを試してください。
爪の受けるダメージを減らすには?
長時間手を濡らしたままにしない
夏は、レジャーやイベントが多い季節。プールや海に出かける機会もあるでしょう。水に入って泳いだり楽しんだりしたら、休憩時には、爪を中心に手の水分を清潔なタオルできちんと拭き取っておきましょう。
また、家事をこまめにする人や、飲食業界の仕事をしている人は、どうしても手が濡れている時間が多くなってしまいます。その分、自宅での水仕事では、可能な限りゴム手袋をして行うのがオススメ。
「感覚がつかみづらくて、家事がやりにくくなりそう」とゴム手袋を避ける方も多いですが、使うと爪や手の肌が受けるダメージは、かなり違います。最近は手にぴったりフィットし、伸びて作業しやすいキッチン用のゴム手袋もあるようです。ぜひ一度、チェックしてみてください。
爪を切ったら整える
無造作に爪を切ると、ヒビが入って割れやすくなる可能性が高くなります。爪切りから選ぶなら、滑らかに切れるニッパー式がオススメです。また、お風呂上がりの爪は柔らかいので、ひび割れにくく、爪を切るタイミングとしてベストでしょう。
さらに、爪切り後、仕上げとしてネイルファイル(ネイル用のやすり)で断面を整えておくと割れにくくなります。ネイルファイルだけで、伸びてきた爪を早めにお手入れして、爪切りを使わない、という選択肢もあります。小まめな手入れが可能な方はぜひお試しください。
体の中から栄養で支える
爪は指先をさまざまな衝撃から守り、その代わりにダメージを受けやすくなっています。気をつけてはいても、生活の中で、爪が衝撃を受けてしまうのは、ある程度やむを得ないこと。その分、タフな爪が育つように、栄養を摂って体の内から支えてあげることも大切です。
爪を強くする栄養素は「たんぱく質」「ビタミンA」「ビタミンB2」を摂るのが良いとされています。これらは、お肌にもいい栄養素です。タンパク質は魚、肉、大豆、卵などに含まれます。ビタミンAやB2は、豚や鳥のレバー、うなぎに多く含まれます。にんじんやほうれん草などの緑黄色野菜には、体内でビタミンAに変換される「プロビタミンA」が含まれています。
ダイエットや忙しさから食生活が乱れて、こうした栄養素が不足していると思い当たる方は、ぜひバランスのいい食事を心掛けましょう。サプリメントなら、タンパク質のコラーゲンがおすすめですが、やはり食べ物で摂取できるのが理想的です。
爪を効果的にケアする方法
クリームやオイルなどのケア用品の活用
健やかな爪を育てるためには、四季を通じて、クリームやオイルなどで、爪周りをしっかり保湿するケアが欠かせません。ネイルケア用品は数多く出ています。自分に効果的なものはどれか、いろいろ試してみるといいでしょう。いくつかご紹介します。
ドクターネイル ディープセラム 3.3mL 2,600円(税抜)
L’OCCITANE(ロクシタン) ローズ ベルベットハンド&ネイルクリーム 30mL 1,400円(税抜)
ロクシタンの爪までケアできるハンドクリームです。ハンドケアの流れでネイルまでケアできるのが便利です。
ほどよいフレッシュなローズの香りも人気の理由。ローズの香りに包まれながらケアできるなんて、リッチな気分でうれしいですね。
手指と爪をマッサージして血行を良くする
代謝と血行をよくするために、爪の周りや、指、手をマッサージしておくのも効果的です。先ほどご紹介した、ハンド&ネイルクリームを丁寧に塗布しながらマッサージすると、すべりが良く摩擦が少ないので、とっても気持ちいいですよ。
爪周りの保湿ケア前に角質オフもする
「クリームやオイルを使っても、なかなか保湿できた状態にならない」という方もいらっしゃるでしょう。その場合、もしかして爪やその周りがカチカチに硬くなっていませんか? 硬くなってしまっている部分の角質層には、クリームやオイルが馴染みません。
そういうときは、ある程度使い込んでいるネイルファイルで、刺激しすぎないよう優しくこすって、爪まわりの角質を少しずつ落としておきましょう。甘皮や爪の根元を削らないよう、そして爪周りをデコボコにしないよう気をつけて。滑らかでやわらかい状態を目指して、少しずつお手入れしてください。
今回は、爪の徹底的なお手入れについて、お伝えしました。少しずつ伸びる爪は、状態を改善できるまで、ある程度時間がかかります。個人差はありますが、手の爪は1カ月に約3mm伸びると言われています。ですから、3カ月経てば、だいぶ爪の状態が良くなったことを実感できるのではないでしょうか。
おしゃれなネイルにチャレンジする日をイメージして、しばらく“爪に良い習慣”を続けてみてくださいね。
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メディカルコスメの化粧品会社勤務を経て、美容への知識と興味を深める。現在はライターとして活動。 主なテーマは美容と映画。「美」と「心身の健康」の、深いつながりを意識している。