あれもこれも足りない気がする…。「ないものねだり」の対処法
なぜ、私たちは「ないものねだり」をしてしまうのでしょうか?あれもこれも、私には足りていないものが多すぎる…。そんな憂鬱な気分を抱えているあなたに届ける、ないものねだりの対処のお話。
- 2018-06-06
- 奥平 望
“ないものねだり”の対処法とは
あの子にあって、私にはない…。そんな風に、足りないものばかりを数える“ないものねだり”は、そろそろ終わりにしませんか?
人を羨ましく思ったり、自分とは違った生き方をしている人に憧れを持ったり…。私たちは、人生の大半をそうして過ごしているのではないでしょうか。これは、決して悪いことでないはずです。それなのに、どうしてないものねだりをして、自身のよいところまで消し去ろうとしてしまうのでしょうか。
そこで今回は、ないものねだりで憂鬱な気分を抱えるあなたに、とっておきの対処法をご紹介します。あれもこれも、私には足りない気がするなんて、悲しいことは言わないで。
1. 他人のよいところを受け入れる
大抵、私たちがないものねだりをするときの心理は、人を羨ましく思う気持ちがこじれてしまっているときです。憧れが嫉妬に変化し、自分が持っていないものに対して腹を立てているのです。では、まず他人のよいところを受け入れる練習から始めてみませんか?
他人のよいところを受け入れるということは、自身のよいところを認めることでもあります。例えば、ある人の天真爛漫さに嫉妬しているのなら、まずはその人の笑顔や優しさを具体的に思い出してみましょう。もし、なんであの人の周りにだけ人が集まるのかと腹を立てているのなら、そんな自分さえ飲み込んでしまうのです。
そうすると、次第に自分の生真面目さや頑固なところが愛しく思えてきませんか?他人には他人のよさがあります。あなたには、あなたのよさがあるのだと気付いて。
2. 損得勘定を捨てる
ないものねだりをしているときの心をのぞくと、物事を損得で考えてしまっている傾向があります。容姿が整っていれば得、そうでない自分は損。本当に、そうなのでしょうか?
確かに、綺麗な人は得をすることがあるでしょう。しかし、綺麗な姿を保つのは容易ではありません。陰で努力をしているかもしれませんし、年齢を重ねることに恐怖を感じているかもしれません。物事を損得で考える癖がついてしまうと、下卑た笑い方しかできなくなってしまうのです。
損得勘定を捨てると、世界は一気に輝き出します。愛することや信じること、それらを綺麗ごとだと片付けていた自分が可哀想に思えてくるはずです。そのうちに、ないものねだりは意味がないと感じるようになるのではないでしょうか?
3. 自分に自信をつける
「自信を持ちなさい」といくら他人に言われても、こればかりは他人の手でどうにかできるものではありませんよね。それなら、今取り組んでいる作業を一生懸命行ってみませんか?
あなたがつまらないと感じている仕事も、知らないうちに誰かの役に立っているのです。だから、明日は今日よりも丁寧に取り組んでみて。「できた!」という小さな感動は、やがて大きな自信に繋がるのだから。
4. 今の自分は満点だと知る
自分にはないものを求めたところで、そう簡単に手に入ることはありません。求めることより大事なのは、自分は100点なのだと知ることなのです。
ときに、自分は持っていないと思っていても、他人から見ればたくさん持っているように見えることがあります。ないものねだりは、ときどき訪れる曇りの日とでも思っておきましょう。だって、あなたは必要なもののすべてを、小さな手のひらに包んで生まれてきたのだから。
ないものねだりをして憂鬱な夜を過ごすなら…
ないものねだりをして抱えた憂鬱は、誰かに相談したところで消えることはありません。むしろ、より卑屈になってしまうことも…。それなら、憂鬱な夜ぐらいは、自宅でゆっくり過ごしませんか?
お気に入りの入浴剤を入れてお風呂に入ったり、おいしいハーブティーを入れてみたり。そうして身体を温めているうちに、心もフラットな状態に戻っていくはずです。友人と騒いでいればどうにかなるなんて、そんな風に考えて無理をしないで。
手に入らないものに手を伸ばすより、今のあなたを認めて抱きしめてあげることの方がずっと大事なのだから。
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東京にてタレント活動後、4歳から続けるダンスをベースにさまざまなショーに出演。 甘いものと、愛犬くるるをこよなく愛する26歳。過去に10kgのダイエット経験あり。 Twitter:https://mobile.twitter.com/NozomiOkudaira