「今日から始めるワタシ磨き」紫外線の美への影響&イガリシノブさん提案!春のお肌とメイクとは?
都内で開催された、マツモトキヨシ主催 第25回セルフメディケーションフォーラム~「美と健康のエキスパートから学ぶ今日から始めるワタシ磨き」にて、花王株式会社の研究員の方による「UVのスキンケアへの影響や日焼け止め・UV対策の新事実」についての講演と、ヘア&メークアップアーティストとして多くの女優・モデルから支持されるイガリシノブさんによる「この春、おすすめのお肌とメイク」に関するトークショーが行われました。
紫外線の美への影響と今年らしいメイクに仕上げるポイントを知り、正しく「ワタシ磨き」を行うことで、これからの季節、そして未来を美しく過ごしましょう。
- 2018-04-26
- byBirth編集部
「家の中にいるから」と日焼け止めを塗らないのは絶対だめ!!
主婦の1日=夏場の海岸1時間分のUVを浴びている?!
地表に届く紫外線にはUVBとUVAがあることは、皆さんご存知でしょう。これらを浴びることは、生態系にとって必要不可欠な一方でデメリットも。我々女性にとって最大のデメリットは、「光老化」と呼ばれる、しみやしわなどではないでしょうか。
あなたは、日焼け止めを使用していますか?レジャーの日は使用する人が多いと思いますが、日常生活ではどうでしょう。
「1日家で過ごすから」と安心してはいけません。窓からの紫外線はもちろんのこと、ちょっとした外出や洗濯物でベランダに出るなどを繰り返すことで、なんと一般的な主婦の方でも、1日に夏場の海岸1時間分相当の紫外線を浴びているのだそう!外出をする時間の長い会社員の方は、それ以上にもなるのです。従って、1日家にいる日も仕事の日も、日焼け止めを塗る習慣をつけるべきなのです。
また、「帽子や日傘を使用しているから」と、安心してしまうのも危険。建物や地面から反射する紫外線は、それらでは防ぎきれないので、日焼け止めの併用が安心なのだそう。
「たっぷり塗る」ことと「重ね塗りや塗り直しを行うこと」を心がけ、日焼け止めの効果的な活用を。
日焼け止めは、汗・水のみでなく「摩擦」で落ちていた
新技術:摩擦に強い『フリクションプルーフ』
「日焼け止めの必要性」についてここまで説明しましたが、SPF50+という最高値の日焼け止めを使用すれば、確実に日焼けを防ぐことができるのでしょうか?残念ながら、その答えは「No」…。
これまでの日焼け止めは、水や汗で落ちてしまうほか、汗を拭いたタオルや洋服、椅子、バッグ…などによる「擦れ」により、その効果が低下してしまっていたのです。
「日焼け止めを塗ったはずなのに焼けた」と感じる原因は、実これ。汗をかいた状態で摩擦が起きると、さらにその効果が下がりやすくなるそう。
そこで誕生したのが、擦れに強い「フリクションプルーフ」という処方。今年誕生したアリィーの新日焼け止め「エクストラUV ジェル」は、スーパーウォータープルーフ処方との“ダブルプルーフ”で、あなたの肌を紫外線から守ります。
イガリシノブさんが教える!「この春、おすすめの肌とメイク」のポイント
イベント後半には、BEAUTRIUM Hair & Make Up Aritistのイガリシノブさんが登壇し、自身の経験に基づいたお肌とエイジングケアについての講義と、今年らしいメイクアップのポイントを教えてくださいました。
メイクよりまずは肌
①紫外線対策とエイジングケアは若いうちから細部まで行う
「今の20代の子は、(UVやエイジングケアについて)いろんな情報があってうらやましい」と話すイガリさん。というのも、ご自身は、UVケアを若いうちからしてこなかったことを後悔しているのですって。
「日焼け止めをしないと本当に老ける。大気汚染も増えているし、気付いてからでは遅いので、気付くより前、20代~30代前半、高校生とかからでもケアを始めて。メイクよりまずは肌。ハリの失われた肌にはいくらメイクをのせてもだめ。ハリのためには若いうちからのケアを」
と力説。「自分が失敗したからこそ、その大事さを伝えたい」と何度も力強く話すイガリさんの姿は、凛としておりとても素敵。
イガリさんが教えてくれたUVケアのポイントは、
- 家の中や冬でも紫外線対策をすること
- 顔のみでなく、首の後ろ/背中/手もケアすること
の2つ。特に、首や手は年齢の出やすいパーツ。いくらお顔がきれいでも、ここが乱れていると残念な印象に。
②「時短メイク」はクオリティが高くないとダメ
近年注目されている「時短メイク」についてもイガリさんは思うところがあるよう。なまけた時短メイクでは、肌のハリがくずれてしまうので、時短メイクをしたい方は「クオリティ」を高く保つことを重視すべきと教えてくださいました。
エビータのオールインワンジェル(写真)は、イガリさんも認める優秀な時短コスメ。
メイクアップは“ちょっとした”工夫が差をつける
①アイシャドウのメインカラーはあえてキワまで入れない
お肌の話のあとは、メイクアップのポイントもデモンストレーション形式でレクチャー。
アイシャドウは、ベースにブラウンを入れたあと、メインカラーとして、今年トレンドの寒色系を重ねます。このとき、“目のキワ”まで色を入れないことが重要。そうすることで、凹凸のある目元に。
下まぶたへアイシャドウを塗るときは、思い切り上を向くようにすると、シワが伸び、目のキワまでしっかりと色が入ります。
②眉は求心・目元は遠心
最近の眉トレンドは、眉間と眉間の距離が近いデザイン。そこで、アイライナーはあえて目尻のみに引き、遠心顔にしてバランスを取りましょう。
アイラインを主張するメイクよりも、まつ毛の下から引き、さりげなく目の輪郭を強調させるのがおすすめ。
③パウダーファンデーションは部分つけ
パウダーファンデーションは、全体に使用するのではなく部分的に重ねます。今回はシェードとチークの繋がるところ、あご先、こめかみに塗布。特に、こめかみ部分の肌がきれいだと、顔全体の肌がきれいに見えるので、そこは押さえて。
その後、手でなじませます。何もついていないスポンジでなじませるときは、“手の油分”をスポンジに含ませるひと手間が重要。
④今季トレンドのオレンジリップはベースに色を敷くと取り入れやすい
今季はオレンジ系のリップカラーに注目、だけど…。これまでレッドが主流だったのに、いきなりオレンジは気が引ける…。
そんなときは、ベースにピンク系のカラーを敷きましょう。そうすることで、ほんのりピンク味を帯びるため、馴染みが良くなるのですって!
ハリのある肌とトレンドメイクの組み合わせで「ワタシ磨き」
以上で、メイクアップの完成です。
紫外線から肌を守ることで、ハリのある美しいベースが。そして、そこに重ねるメイクアップはほんの少し方法を工夫するだけで、格段に美しい仕上がりに。
日焼け止めを毎日しっかりと塗ることと、簡単なメイクポイントを意識するだけなら、今日から取り入れられるはず。まずはできることから「ワタシ磨き」を始めませんか?
イガリシノブさん使用コスメ一覧
エビータ ボタニバイタル 艶リフト ジェル 90g 2,000円(編集部調べ)
アリィー エクストラUVジェル 90g 2,800円(編集部調べ)
コフレドール ヌーディカバー ロングキープパクトUV 全7色 2,800円(編集部調べ)
コフレドール マジカルグロウスティック 全1種 2,500円(編集部調べ)
コフレドール ヌーディインプレッションアイズ 全4種 2,800円(編集部調べ)
コフレドール スマイルアップチークスN 全4種 2,300円(編集部調べ)
コフレドール ピュアリーステイルージュ 新色4色・限定2色 2,500円(編集部調べ)
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