新生活に揃えたい!あると便利な“口紅”カラー3選
4月に入り、新しい環境や出逢いをきっかけに「印象をがらりと変えたい」と思う方も多いのではないでしょうか。特に手軽に印象を変えやすい「口紅の色」は、こうしたお悩みの強い味方です。
そこで今回は、持っていると便利な口紅の選び方についてご提案していきます。
- 2018-04-14
- 上田美穂
意外と盲点!?自分の唇の色
人気のトレンドカラー、好きな色、見た目の可愛さ…など、普段、口紅ってどのように選びますか?さまざまな色や質感があるので「似合う」を見つけるのになかなか苦労する、なんてことをよく耳にします。
その他にも、気に入って買ったのにつけてみたら唇だけ浮いてしまった、色が発色していないという経験をお持ちの方も。実は、こうしたお悩みのポイントは、意外と見落としがちな「本来の唇の色」にあることも…!
本来の色=基準の色
口紅選びの際、まずベースとなるのが「本来の唇の色」です。赤みがあるタイプ、ベージュピンク、オレンジ寄りなど、似ていることはあっても、一人ひとり違った色を持っています。
このもともとの色が口紅選びの時には基準になります。本来の唇の色を基準にして、それよりも「濃いもの」「同じくらいのもの」「淡くしてくれるもの」、この3つを揃えておくと次のような印象を変える場面でとても役立ちます。
本来の唇よりも「濃い色」
主にレッド・ローズ・ブラウン系
唇を際立たせ、ゴージャスな印象を与える色です。レッド・ローズ系は会場に華を添えることを期待されるシーンで、ブラウン系は甘さを抑えたい時に効果的です。はっきりとした色が出やすい色なので、使いにくく抵抗を感じる方もいると思いますが、気軽に使える選び方もありますので、後述していきます。
本来の唇と「同じ色」
主にピンクベージュ・ローズピンク系
雰囲気を変えずにバランスを整えてくれる色です。主にピンクベージュやローズピンクとしていますが、ご自身の唇に近い色を選ばれるのがベスト。本来の唇を生かすので、色付きのグロスやリップで代用することもできます。
本来の唇の色を「淡くする色」
主にベージュ系
唇の印象を弱め、中性的な印象を演出する色です。あえて本来の色を消すベージュを選ぶことで、落ち着きある雰囲気となり、すっきりとしたスタイルなども似合いやすくなります。
唇の血色を抑えると表情が暗く見えることもありますので、もしそう感じた時には普段よりもチークをほんの少し多めにのせると、表情の明るさも失いにくくなります。
持っていると便利な口紅3選は…
ここまでお伝えしてきたように、持っていると便利な口紅の色は、
自分自身が本来持つ唇の色を基準にしながら、
①濃い色
②同じ色
③淡くしてくれる色
の3つです。まずは自分自身のこの3つの色はどんな色なのかを探してみることがおススメです。
さらにこの、「色の違い」に加えてイメージの決め手となるのが、「質感の違い」です。
質感の違いとは?
よく「シアー」と「マット」という言葉で表現されることが多いですが、これは、「口紅を塗った時に唇の皮膚感がどれくらい見えるかで分かれている」と考えておくと選ぶときに便利です。
薄づきで、唇が透けて見える印象=「シアー」
シアーは塗った時に唇の印象が透けて見えます。ツヤ感のあるものが多いので、唇をふっくらとした印象に仕上げてくれるのも特徴です。
先ほど、抵抗のあるなしが分かれるといった赤リップも、シアータイプを使うと印象を強くしすぎることなく取り入れることができるので、はじめての方にもおすすめです。
しっかりと色づき、唇が透けて見えない印象=「マット」
マットは、はっきりとした色なので、印象をがらりと変えたい時に効果的です。また、唇の赤みが強い方は、マットのベージュピンクなどを持っておくと、唇の印象を抑えたい時に便利です。
口紅選びは色×質感
ここまで見てきたとおり、印象を変える口紅選びのステップは、
①自分の唇の色を知る
②それよりも「濃いもの」「同じもの」「淡いもの」の3つの色を選ぶ
③さらにそれらの質感は「シアー」「マット」のどちらにするかを決める
といった流れになります。
こうしてわけて考えておくと、口紅は持っているんだけど、どれも似た色ばかりになりやすいといったお悩みも解決できますので、口紅選びに迷ったら、ぜひ参考にしてみてはいかがでしょうか?
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プロのメイクアップアーティストを育成する[フロムハンド]メイクアップアカデミーにて美容を学ぶ。CM、舞台などのヘアメイクに携わった後、リバイタライズサロンSionKyotoの立ち上げに参加、10代~80代と幅広い層の美の悩みをメイクやトリートメントを通して解決する。主な執筆は、現場経験にもとづく、魅力を引き出すメイクやトータルケアでの美容習慣作りなど。