会話上手になるコツは? 使いたいワード&NGワード
上手に話したいけど、なかなかうまく言葉が出てこない、あるいは「言わなくていいことを言ってしまった!」という経験がありませんか? 会話は一人ひとりの個性や、人間関係によって変わるものですが、話の入り口には共通のコツがあります。今回は、会話上手になるコツ、そして使いたいワードやNGワードをご紹介します!
- 2018-03-30
- haru
会話上手になるコツその1:会話の前の心構え
「メラビアンの法則」を参考に
第一印象を決める「メラビアンの法則」を知っていますか? これはアメリカの心理学者が提唱した考え方で、人の第一印象を決めるのは「視覚情報」が55%、「聴覚情報」が38%、「言語情報」が7%だというもの。
つまり、初対面では見た目や表情が最も大事、そして次に声質や話し方、なんと、会話の内容は10%に満たないということなのです。
表情と話し方に注意
相手が初対面でなくても、会話をする際に「メラビアンの法則」を参考に、相手に与える印象について考えることができます。
会話では「いい言葉」を選べばそれだけでOKというわけではありません。会話する際の印象には、表情や口調、声のトーンなどが、大きく影響するのです。ですから、第一の、会話上手になるための心構えとして「表情」や「話し方」にも気を配るようにしていきましょう。
3つの準備
とはいえ、初めからいろいろ詰め込みすぎても、パンクしてしまいます。まず、会話を始める前の準備として、3つのことを意識してみましょう。
1つ、表情豊かになるよう、顔の筋肉をリラックスさせること。2つ、声のトーンは明るく聞き取りやすいよう、やや音程を高めに出すこと。3つ、会話のスピードを相手に合わせるように意識すること。ここからはじめましょう。
会話上手になるコツその2:使いたいワード
「そうだね」「なるほど」
会話上手は聞き上手と言います。ただうなずきながら聞くだけで、相手が話しやすくなります。また、もし相手がおしゃべりな人なら、あなたが聞いていている横で、どんどん話を進めてくれるでしょう。
でも、せっかくですから、積極的に「そうだね」「なるほどね」など、声に出して相手の話に同意していきましょう。そうすれば、会話に勢いが出るし、あなた自身楽しく話しやすくなっていくでしょう。自信を持って明るいトーンで発声し、豊かな笑顔を添えられれば最高です。
「うれしい!」「すごく素敵」
ポジティブな気持ちを表す言葉は積極的に使いましょう。「うれしい」「ありがとう」「素敵だと思う」など、相手の心に響きそうな言葉を、照れずにどんどん表現しましょう。
「あまり大げさだとわざとらしいし…」と思うかもしれませんが、あなたが思っているよりももっと言葉にしていくくらいで、ちょうどいいコミュニケーションがとれるようになるはずです。
「日頃あまりおしゃべりする方じゃない」という方の場合は、だいたい3割増しするつもりで、気持ちを言葉にしていくといいでしょう。
オウム返し・ワード拾い
相手の提示した話題を広げる、というのは、会話上手の人が見せる技術の1つですが、なかなか難しいもの。そこで、そのちょっと手前の技術として「オウム返し」と「ワード拾い」があります。
オウム返しは、相手の言った言葉を反復する、というもの。オウム返しには、相づちの意味合いもあるし、会話をしっかり確認しながら進められるというメリットもあります。
一方「ワード拾い」とは、軽い内容の会話がいったん終了したとき、次の話題を振るのに、相手が話したばかりの会話の内容から、出てきた言葉を1つ使う、という会話法です。たとえば、相手が「昨日テレビでみたんだけど…」という会話をしていたら、次にあなたが「テレビといえば…」と会話をつないでいく、といった感じです。あなたは機転が利く人といういい印象を与えるし、相手も次の話題に興味をもちます。
会話上手になるコツその3:NGワード
「でも」「だめだめ」
たとえ会話を盛り上げるためだとしても、否定的な言葉は、頻発しないようにしましょう。特に強い口調でいうと、否定的な響きが相手の耳に残ってしまいます。自分に向けた「どうせ私なんて…」といった自虐ネタも、あまり良くありません。同じことを言うとしても、ポジティブな表現やソフトな言い回しを選ぶよう努力してみてくださいね。
「職業は?」「どこ住んでるの?」
相手のプライベートに突っ込んだ質問は、絶対にNGな訳ではありませんが、聞くタイミングが大事です。まず自分のプライベートを話し、会話の流れを作って、相手から話してくれるのを待つのがベターです。
また、相手の体調についての質問は、相手をいたわっているようにも聞こえますが、ある意味プライベートに突っ込んだ話題になってしまいます。ケースバイケースですが、普通に応えてくれてても、相手は内心いい気分ではないかもしれません。
「さあ?」「どっちでもいい」
「さあ?」「どっちでもいいなあ」といった、あいまいな言葉は、相手に不安感を与えてしまいます。さらに、あなたが、2人やみんなとの会話を楽しんでいないかのような、つまらなそうな態度に見えてしまいます。
もし「どちらでもいい」と言いたいのであれば、ぜひ「どっちも好き」など、ポジティブな言い換えをするように努力してみてください。
会話上手になるコツその4:相手をしっかり感じる
相手あっての会話ですから、会話上手になるには、相手をしっかり感じることが大事です。相手の話をしっかり聞くとともに、言葉以外にも、表情や体の動きなどの様子、相手の微妙な変化を読み取って。そして、できるだけ相手のペースに合わせたスピードで会話を進めましょう。
会話を楽しむのが大事
会話上手になるコツをお伝えしてきましたが、あれこれ考え過ぎず、何よりもあなた自身が会話を楽しむことが大事です。
笑顔とポジティブなエネルギーを身にまとって、会話を楽しんでくださいね。
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メディカルコスメの化粧品会社勤務を経て、美容への知識と興味を深める。現在はライターとして活動。 主なテーマは美容と映画。「美」と「心身の健康」の、深いつながりを意識している。