イイ女なら“香らせ上手”であれ! 香りの纏い方の正しいお作法
ふわっと香る素敵な香りを纏った女性はそれだけで上品に見えるもの。しかし、必要以上につけてしまったり、つけ方を間違えてしまったりするとただの“香害”……。いい香りのする女性になるために、香りの正しいお作法を学びましょう。
- 2018-03-17
- 剱持百香
香らせ上手への第一歩は“香水の種類”を知ることから!
香水は、香りの濃度や持続時間によって呼び名が変わります。どれも同じようにつけていては香らせ上手にはなれません。香水の種類に合わせて、つけ直しやつける量を調節することが大切です。
パルファン(パルファム)
一般的な「香水」は、ほとんどこのパルファンに当てはまります。香料の濃度は15~30%。香りの持続時間は5~12時間です。
香りがしっかりついているので、少量でも香らせることができます。そのためパルファンを使う場合は、ワンプッシュ程度にしましょう。これより多く使ってしまうと、香りがきつくなりすぎて“香害”になってしまいます。
オーデパルファン(オードパルファン)
パルファンに近い香りの濃度ですが、比較的安価に購入することができます。香料の濃度10~15%で、香りの持続時間は5~12時間です。
こちらも付ける際はワンプッシュ程度がおすすめです。
オーデトワレ(オードトワレ)
数時間でほんのり香りが残るオードトワレは、香料の濃度は5~10%、香りの持続時間は2~5時間です。
香りも強くなくほんのりなので、日常に使いやすいです。それゆえ、香りが消えやすいので、3、4プッシュを目安につけましょう。
オーデコロン
一番ライトな香りのオーデコロンは、香料の濃度は1~5%、香りの持続時間は1~2時間なので、リフレッシュしたいときに最適です。あまりきつくない香りなので、面でつけるようにしましょう。
香水をつけるタイミングは香らせたい○分前
香水は常に同じ香りがするのではなく、グラデーションのように香りが変化します。
トップノート : ~10分程度。香水の第一印象
ミドルノート : ~3時間程度。香水のボディ
ラストノート : ~12時間程度。香水の余韻
というように変化するのです。そのため、香水をつけるタイミングは、良い印象を与えたい30分前につけるようにしましょう。なぜなら、香水のボディであるミドルノートがしっかり香る時間がつけてから30分後だから。
普段から自分のお気に入りの香水の香りが、どのタイミングで香るのかを知っておくことも香らせ上手です。
こんな時はここにつけて! パーツ別おすすめ香水をつける場所
しっかり香らせたい時は「手首・耳のうしろ」
香水は温度が高いほうが香りやすいので、比較的体温が高い手首や耳の後ろにつけると、しっかり香らせることができます。肌から10~20cm離して、まんべんなくひと吹きずつ吹きかけてつけます。たくさんつけてしまうと、香りがきつくなってしまうので、ひと吹きで十分です。
ほのかに柔らかく香らせたいときは「膝の裏・太もも・足首」
足も体温が高いので、ほのかに柔らかく香らせることができます。これらの場所につけると、動くたびに香りが立つので、つけているだけで女性らしい丁寧な所作が身につきます。
こんなところにも?「ハンカチ」
いつも使うハンカチにほんの少し香水を吹きかけると、ハンカチを出すたびにいい香りに包まれます。周りの人にも良い香りを香らせることができて印象がUPします。ただし、つけすぎはNG。ほのかに、ほんの少しを心がけましょう。
香らせ上手はイイ女
街でふわっと香った香りで昔の恋人を思い出して、胸がきゅんっとほろ苦くなった経験がある方も多いはず。このように香りは本能に働きかけ、熱烈な印象を相手に残します。そのため、上手にほのかに柔らかく香らせると相手に良い印象を与えることができるのです!
上手に香りを纏ってイイ女になりましょう。
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外見だけでなく内側からも美しくなりたいという想いを抱き、日本化粧品検定をはじめとする美容資格を取得。 コスメ、スキンケアの最新情報や『紫外線マスター』として徹底的なUV対策・美白ケアの重要性を発信中。