時間がないときは“ポイントだけ押さえたメイク”に切り替える

時間がない時にいつもと同様のフルメイクをしようとすると、結果として雑な仕上がりになってしまうことがあります。いつもと同じ時間をかけられないことがわかっているのであれば、ここは頭を切り替えて、いつもよりも手数を減らしてできるメイクにチェンジしましょう。

ポイントだけ押さえて、そこだけは丁寧に仕上げる。これで、時間は短縮できるけれども、要所要所はしっかりと押さえたポイントメイクの完成です。きちんと感がほどよく出せて、素早くできるので、寝坊した時も安心です。

まずは押さえるべきポイントを知って、ポイントメイクを習得しましょう。

肌作りは薄くてよいので丁寧に。眉の間と頬だけはきちんと

ベースとなる肌は、厚く塗る必要はありません。厚塗りすればするほど崩れの原因にもなりますので、薄くてよいので丁寧に塗りましょう。

ポイントは眉の間の油浮きしやすい部分と頬の部分です。この2点は丁寧に塗るようにすると、全体が綺麗に見えるようになります。この2点はどちらも目につきやすい部分で、雑に塗られていると崩れが目立つ部分でもあります。

眉の間は、ファンデーションをよくなじませることを意識して、何度かスポンジでたたくようにしましょう。そして、頬はファンデーションを横につけて、薄く広げるように塗りましょう。どちらも肌になじむように意識するのがポイントです。特にパウダーファンデは、急いで塗るとよれやすいので注意しましょう。

必須使用アイテム“スポンジ”

メイクを綺麗に仕上げる必須アイテムは、スポンジです。スポンジは、ファンデーションやチークをなじませる際に使うと、テクニックいらずで綺麗に仕上がるので、必ず持っていたいアイテムです。

そして、スポンジは綺麗なものを使用するようにするのが必須条件。汚れたスポンジは雑菌が繁殖しやすく、肌荒れの原因になります。スポンジは毎回洗って使用するか、使い捨てのものを利用しましょう。

できれば使いたい“大ぶりブラシ”と“パフ”

あればメイク時間の短縮になり、しかもメイクが一気にうまくなるアイテムが大ぶりブラシとパフです。どちらも粉系のアイテムを大胆に乗せ、落とすことのできるもの。

ブラシで仕上げのパウダーをのせれば、かなり綺麗に薄付きになります。そしてパフでなじませることで、肌になじんで、まるでもともとの肌が綺麗であったかのように見せられるのです。この2つはなくてもメイクは完成しますが、あれば非常に便利で、時短にも活躍してくれますので、ぜひ用意していきましょう。

小さなブラシやパフでパウダーをのせると、どうしても厚塗りになりやすく、時間もかかります。大きなブラシやパフならどちらもクリアできますので、どちらか片方でいいので用意しておくといいでしょう。

眉は無理に描かなくてもよい

眉は、時間がないなら無理に描かなくてもよいです。むしろ、いざというときに描かずに済むように、自眉を抜きすぎないように注意しておきましょう。

眉は急いで描くと失敗しやすく、修正が難しい部分でもありますので、時間がない時は前髪で隠すなどして目立たないようにしておく方がよいです。どうしても描きたい場合は、修正が可能なパウダーなどでふんわり描いておくとよいでしょう。

口紅ははみ出さないようにだけ気を付ける

口紅はメイクした感が一番出やすい場所ですので、はみ出さないようにだけ気を付けて塗るようにしましょう。

口紅をつけておくと、それだけで顔が華やかに見えてきちんとメイクをしているように見えるので、他の部分はメイクできなくても、唇だけは色を付けるようにするのです。口紅ははみ出さなければ、細かい点は気にせずにべたっとつけて上下の唇でなじませればOKです。

基本は肌が出来ていればきちんと感は出るので安心しよう

シンプルメイクのコツは肌作り。基本的には肌がきちんと塗れていればきちんと感は出るので、安心してください。

時間がない時は、肌作りと唇の色付けだけでさっと外に出てしまってOK。むしろ気にせず堂々とふるまうことで、シンプルながら綺麗に見えてくるものです。