コーヒーの”美容効果”って?賢く摂って”いいとこどり”をしよう!
カフェなどでコーヒーを注文する際、‘カフェインレス’や‘デカフェ’という言葉をよく聞くようになりましたが、コーヒーのカフェインを‘無し’にするということは、美容にはよくないの?と思ってしまいますよね。しかし、美容に良いとも言われていてなんだか混乱してしまいませんか? そんなコーヒーの美容に良いところ・良くないところをご紹介します。毎日コーヒーを飲んでいる方、必見です!
- 2018-02-05
- 剱持百香
コーヒーの美容にイイところ♡
エイジングケアに役立つ!
コーヒーには「クロロゲン酸」というポリフェノールが豊富に含まれています。このクロロゲン酸は、コーヒーの色や香り、苦みのもとになっており強い抗酸化作用があります。‘酸化’と言えば体のサビで、老化の原因となってしまいますので、コーヒーはその強い抗酸化作用を持つことから、エイジングケアに役立つのです。
この、「クロロゲン酸」というポリフェノールは赤ワインや緑茶にも含まれているのですが、その量は、赤ワインと同じくらい。お茶と比べると、コーヒーにはなんと2倍もの「クロロゲン酸」が含まれているのです。
シミ予防にも!
エイジングケアにもうれしい「クロロゲン酸」というポリフェノールは、シミを予防するのにも一役買ってくれるという研究結果も出ているのです。なぜなら、「クロロゲン酸」がシミの原因となるメラニン生成を抑えてくれるからなのです。
もちろん日焼け止めなどで外側から紫外線をブロックすることも大切ですが、これからはコーヒーを飲んで内側からシミ予防を始めましょう。シミ予防のためにコーヒーを飲むなら、目安は約2杯。紫外線が本格化する季節の前に習慣化してみては?
ダイエットにも!
コーヒーを飲んでから運動すると、脂肪燃焼効果があるということを聞いたことがありませんか? その秘密はコーヒーに含まれるカフェインです。カフェインには脂肪を分解してくれる酵素の働きを活性化させてくれる力があります。そのため脂肪燃焼作用があるのです。
ほかにも内臓脂肪を減少させてくれる効果もあるのだとか。カフェインは吸収するのに時間がかかるため運動する前30分~1時間にブラックで飲むのをおすすめします。
ここまでコーヒーが美容にもたらすイイところを紹介しましたが、反対に良くない面もあるので、ご紹介します。
コーヒーの美容に良くないところ
利尿作用によってビタミンやミネラルが排出されてしまう
コーヒーに含まれるカフェインには、利尿作用があります。この利尿作用はカフェインの血管拡張作用によるものです。カフェインによって腎臓の血管が拡張された結果、いつもよりお手洗いに行く数が増えてしまうということなのですが、水分が排出されるときに水溶性のビタミンが一緒に排出されてしまうというわけ。
また、カフェインには鉄分の吸収を阻害してしまうこともあるので、貧血の方は注意が必要です。
体を冷やしてしまう
ほとんどの食材は体を温めるもの・冷やすもの・どちらでもないものに分類することができます。その多くは、育てられた産地によるものなのですが、コーヒーの原料、コーヒー豆は南国で育てられたため、体を冷やすものに分類されます。
しかし、コーヒーには血行促進効果もあるため、一概に体を冷やすとは言い切れません。とはいえ、あまりにもたくさん飲みすぎてしまうと利尿作用も相まって体を冷やしてしまうので気を付けてくださいね。
コーヒーのもつ美容効果を最大限発揮する飲み方
コーヒーの美容効果には、良いところもそうでないところもどちらもあるとわかっていただけましたか?
そんなコーヒーの美容効果をいいとこどりする飲み方は、「1日3杯程度までにする」ことと、「1度にたくさん飲まない」ことです。
1日のカフェイン摂取量最大目安は、「健康な成人で400 mg(コーヒーをマグカップで約3杯)」と言われています。この量を超えてしまうと、「めまい、心拍数の増加、興奮、不安、震え、不眠」などが起こってしまうのです。いくら美容効果があるからとたくさん飲めばよいというわけではありません。コーヒーだけに限らず、何事も適量を守るようにしましょう。
また、コーヒーに含まれる「クロロゲン酸」は体内にとどめておくことができない成分です。そのため、こまめに分けて飲むことをおすすめします。夕方以降に飲んでしまうと夜眠れなくなる原因にもなってしまうので、夕方以降はノンカフェインの飲み物を摂るようにしましょうね。
コーヒーは賢く飲めば、身近な美容ドリンクともいえる存在です。適度な量を守って毎日の生活に取り入れてみてくださいね。
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外見だけでなく内側からも美しくなりたいという想いを抱き、日本化粧品検定をはじめとする美容資格を取得。 コスメ、スキンケアの最新情報や『紫外線マスター』として徹底的なUV対策・美白ケアの重要性を発信中。