「どうして私だけ結婚できないの！？」…そう思っていませんか？

焦ってしまう2つの原因

アラサーになった頃から、急に結婚プレッシャーが出てきたという方。今、焦ってしまっていませんか？状況はさまざまだと思いますが、焦ってしまう主な原因は2つあるのではないかと思います。

まず、周囲の友達がどんどん既婚者になっていくという状況。20代前半の頃は「早く結婚を決めたんだなぁ」と思っていたかもしれません。それが、今になって気持ちが変わってしまうのは何故でしょう？恐らくそれは、”結婚適齢期”を意識するところに答えがあるのでは。結婚ラッシュになると、ついつい「早く私も…」と思ってしまうのかもしれませんね。

もう1つは、”子ども”ではないでしょうか。世間では高齢出産が増えているとはいえ、「子どもが欲しい」と考えている女性は”タイムリミット”のようなものを気にするのではないかと思います。確かに不妊治療は、費用もかかるしとても大変です。

この2つの原因は、切り分けて考えられるものではないですよね。”結婚適齢期”を意識するのは「子どもが欲しい」という気持ちがあるから。その思いを、周囲の結婚ラッシュが後押しするのではないでしょうか。

それに加えて、家族や親戚の目

自分の中で焦りを感じているまさにそのときに、家族や親戚の人など近しい人からのプレッシャーが。「結婚はまだ？」と露骨に聞いてくる人もいれば、「良い子なのに何でかなぁ」と心配する声もあります。どちらも自分のことを考えてくれての発言だと分かっていても、なんだか重荷に感じてしまいますよね。

「ウェディングドレス姿を見たい」という親戚の言葉も、「孫を早く抱きたい」という親の言葉も、なんだか焦りを助長してしまいます。

自分の中で生まれる焦りと、周囲の言葉や態度から生まれる焦り。焦りが積もると、悲しい気分にもなってしまいます。あなたは今、「どうして私だけ結婚できないの！？」と思っていませんか？

私だけの人生だから…。自分で決められることと”縁”と向き合いましょう！

結婚と子どもを切り離して考えること

まずは、「子どもが欲しい」という気持ちを置いて、”結婚”ということに向き合ってみてください。子どもを生みやすい年齢というのは確かにありますが、まず考えなければならないのは”結婚”です。「どうして結婚したいの？」という質問に「子どもが欲しいから」という答えだけを出す人は少ないと思うからです。

「結婚しなくても良いし事実婚の相手もいらないけど、とにかく子どもが欲しい」という人もいるかもしれませんが、現実的には相手が必要ですよね。”父親”となる男性が存在しなければ、子どもは生まれ得ないのですから。しかし、この場合は前述したような”結婚プレッシャー”とは異なるものかと思うので、今回は置いておきましょう。

自分の”結婚観”と向き合い、自分の”幸せ”と向き合う

あなたにとっての”結婚観”と向き合ってみましょう。幼い頃思い描いていた結婚への夢もあるでしょうが、大人になった今、現実的な考え方をしてしまいますよね。

例えば、王子様のようにカッコよくて大好きな人ができても、もしかしたら経済的な不安があるかもしれません。例えば、スーパーマンのようにバリバリ働く人を大好きになっても、女癖が悪いかもしれません。理想はあるものの、現実的に考えると難しい…と思ってしまうのも、あなたが大人になったからでしょう。

理想通りの相手が現れれば良いのですが、実際はなかなか上手くいきませんよね。”妥協”を考えていたとしても、それでもなかなか上手くいかないのが現実です。そんなときは、なぜ結婚したいのかを自問自答してみてください。

周囲が結婚しているから？”結婚適齢期”だから？そういった価値観に染まりがちなのですが、「何歳で結婚したら幸せ」という決まりはないのです。あなたが悲観しているのは、周囲が決めた幸せの価値観に振り回されているからかも。

”結婚適齢期”は、自分自身が結婚したい相手と出会い、2人で「結婚しよう」と決めたときなのです。当たり前なのですが、良い相手と出会うのも、2人で結婚したいと思うのも、”縁”なんですよ。

子どもに恵まれるかも、”縁”

結婚観と向き合ったところで、「子どもが欲しい」という気持ちを思い出してみましょう。確かに、子どもを生みにくくなる年齢はあります。しかし、年齢に限らず、子どもを生みにくい体質などもありますよね。それはあなた自身かもしれないし、結婚したいと思った相手かもしれません。

当事者になるとつらくなったり悲しくなったりするのだろうと想像できるでしょうが、「結婚したい」と焦っている状態のときに、自分が当事者になるかもしれないと想像している人は少ないように感じます。

例え、子どもができにくい体質であっても、子どもを生みにくくなる年齢であっても、子どもに恵まれたという人はたくさんいます。言うならば、子どもとの出会いも”縁”なのです。

周囲が決めた幸せの価値観に左右されるよりも、自分自身の”縁”を大切にし、自分自身の幸せを手に入れたいものです。

結婚が全てではない！当たり前のことを考えるだけで、肩が軽く！

結婚に焦ってしまうのは、決して珍しいことではありません。でも、「結婚したい」「子どもが欲しい」と願うばかり、本当の幸せを見逃していませんか？

確かに、結婚して子どもを生むというのも一つの幸せのあり方です。しかし、幸せはそれだけではないというのを忘れないようにしましょう。あなたの幸せは、周囲に決められるものではありません。あなたの時間の使い方も、周囲に決められるものではありません。あなたらしいペースで、あなた自身が幸せを感じることが大切なのです。

ごくごく当たり前のことですが、焦っていると見落としがちなもの。ひと呼吸置いて、当たり前のことを思い出してみてください。ふっと、心が軽くなるはずですよ。