ルックスイケメンの需要は大学生まで

大人の男の魅力は「清潔感」につきる

学生時代は、とにかく顔立ちが今風で、ファッションやヘアスタイルがオシャレで・・・イマドキオーラが漂う男性がモテたもの。

ですが、社会に出てスーツを着るようになり、黒髪短髪になると、もう「雰囲気盛り」は通用しません。正統派イケメン俳優のような容姿をしていない限り、ルックスのイケメンさで戦うのは無理でしょう。

さらには若さも消え、味が出てきた大人の男。その魅力はずばり、「清潔感」に限ります。

仕事における経験と自信で生まれた貫禄は、清潔感が土台にあってこそ。そして、清潔感を出すための基本こそ、｢男性美容」。すなわち、これから説明する「メンズグルーミング」なのです。

美容にこだわる男性は気持ち悪い？

大人の男性ほど否定的・・・

「男性美容」と聞くと、「男なのに気持ち悪い」、「男らしくない」などと、マイナスの感想を持つ人がいるはず。若い世代は、肯定的な人や美意識の高い男の人も大勢いるけれど、年齢が上がるにつれて否定的になるのでは？実際問題・・・年齢を重ねた男性こそ積極的に行なって欲しいのに・・・。

断言！不衛生のほうが気持ち悪い

一般に男性は、女性と同じく年齢が上がるに連れ、肌や髪が乾燥したり、髪にトラブルを抱えたりするもの。それに、体臭がきつくなるのも大人です。

つまり、美容に否定的な大人の男性こそ、美意識を高く持ってケアして欲しいのが本音。頑固な固定観念に縛られているようでは、知らず知らずのうちに社内や通勤電車にて、若者たちに「クサイ」、「汚い」と、悪口を言われる日も近いです。

男性美容の新用語「メンズグルーミング」とは

男性の「身だしなみケア」全般のこと

そこで、大人の男性をパートナーに持つ女性たちに、今回知って欲しいのが、新常識になりつつある「メンズグルーミング」のこと。

「グルーミング」と聞くと、ペットのお手入れを想像しますよね。英語のgroomingを直訳すると、意味は「毛繕い（けづくろい）」。つまり、動物が体の衛生や機能維持などを目的として行う行動。

「メンズグルーミング」とは、同じように、衛生を保つために行なわれる「身だしなみケア」全てを指します。女性美容の目的は「美しくなる」ことですが、男性美容の場合は「衛生を保つこと」と思うと、少しハードルが下がったのでは？

全てのメンズは多少の「メンズグルーミング」をもう習慣的に行っている

男性美容をかたくなに否定している男性であっても、実は多少のケアにはもう足を突っ込んでいます。なので、いまさら躊躇したり恥ずかしがったりすることはありません。範囲を少し広げるだけのこと！（と、しり込みするパートナーには説得を）

と、言うのも、ヒゲを剃る・髪を切る・鼻毛をケアする・・・これらは全て、「メンズグルーミング」の一種だからです。体毛や体臭のケアは、生きる上でのエチケット。これをしていない男性は、いますぐ同じ空間から消えて欲しいくらい！

簡単にはじめられる「メンズグルーミング」

スキンケアの習慣化

若い男性であれば、いまや当たり前に、化粧水くらいは塗っているもの。だけど、化粧水で終了し、乳液やクリーム・美容液を使わない人が多いのが現状です。

人の肌は、水分と油分の双方のバランスが取れて初めて成立するもの。脂ギッシュな顔や開いた毛穴は嫌われます。脂が出るのは、実は脂が足りていない可能性も・・・。しっかり朝晩スキンケアをして、肌の改善を。

ヒゲ剃りによる“剃り負け”も、苦手の話す女性が多いので、シェービングの肌ケアも忘れずに。

髪の毛・ひげのみでなく眉を整える

床屋ではなく美容院で髪を整える男性が増加しているし、ヒゲを剃る習慣もあるはず。ですが、眉毛はどうでしょうか？眉って、意外と難しいパーツ。

だって、ボサボサも汚いし、剃った部分が青くなっているのも気持ち悪い。その上、ちょっと、間違っても、女性のように描くわけにもいきません。下手に描くと、それはそれで「眉毛を描いているなんて気持ち悪い」とそれはそれで逆効果・・・。

自分でうまくお手入れできないときは、専門のサロンに足を運んでみるのも大切です。

パートナーの清潔感で「女」の質が見える

好かれる男の条件は「仕事のデキ」より「男性美容のデキ」

男性が、職場で身だしなみやニオイに関する悪口を言われるときは、決まって「付き合ってる女が見てみたい」、「どうせパートナーがいない」など、その人のお付き合いしている女性のこともセットで言われます。つまり、パートナーが不衛生だと、あなたの質まで下げてしまうのです！

どんなに仕事ができても、清潔感のない男性は尊敬されないもの。逆に、少々ドジでも、清潔感溢れる男性は愛され手を差し伸べられます。

男性に肩身の狭い思いをさせないためにも、あなたの評判を上げるためにも！一番身近な存在のあなたが、パートナーに「メンズグルーミング」を教えてあげて。