大好きな彼なのに、なんでケンカしちゃうの?”我慢せずに”彼との衝突を減らす方法

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大好きな彼なのに、なんでケンカしちゃうの?”我慢せずに”彼との衝突を減らす方法

女性と男性の争いは、互いに求めるものが真逆であることが多く、相手の望むものが分からないので、提供できないために起こります。「なんで分かってくれないの?」と言うのは簡単ですが、男性特有の考え方が分かれば、衝突は減りますし、気持ちも楽になります。

女性と男性の脳は解剖学的に見てまったく違う

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女性は、なにかあればその問題や事件にどう向き合っていくか、対処していくかよりも先に、その起こった出来事に対して、発生した自分の感情をわかって欲しい生き物です。会話を用いて相手と分かり合えることを最重視します。しかし、男性にはそんな女性の気持はまるでわかりません。なぜなら、男性の脳は問題を解決することしか考えていないからであり、とかく結論を出すことが好きだからです。女性の脳と男性の脳は、解剖学的な構造・機能・はたらき方・思考回路などが違うのです。

女性にとって会話というものが、相手からの共感を得るためのツールであったとしても、男性にとっての会話は、自分の考えや用件を伝えるための手段でしかありません。起こったことや、その出来事をただ話すのが好きで、聞いてほしい女性とは正反対なのです。男性は「ちょっと聞いて」などと、話を持ち掛けられたら、アドバイスや解決法を指し示すことが当たり前であり、それは、よかれと思ってやっているだけなのです。けれど、女性にとっては、余計なお世話でしかありません。なぜなら女性は、結論より共感が大事だからです。問題解決をしたがる男性と、共感の気持ちを求める女性。それで、ぶつかることが多いのです。

過程における”共感”が大切な女性と、”結果”が大事な男性

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女性は自分が抱いた感情を、相手が理解してくれることがなにより最優先であり、相手が自分の気持ちを分かってくれることで、喜びや愛情を見出します。情報処理能力の高い男性脳は問題を解決をしたいのに、感受性に優れ、人との結びつきを何よりも大切にする女性脳は、男性が女性の気持ちを無視して、いつでも先走って答えを出そうとすることにイライラします。

女性は共感すること、気持ちを分かち合うことで、人間関係を深めようとします。相手を肯定し、励まし、慰めることで、信頼関係が生まれ結びつきが深くなります。しかし男性は、自分の考えを言い合える関係で相手を信頼し、さらに絆を深めます。女性と男性のそれぞれの信頼関係の築き方は異なるのです。

女性は空気を本当に読めますが、男性には空気を読むことは不可能

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女性というのは、赤ちゃんや、まだ言葉で伝える能力のない幼児が何を訴えようとしているのか、どうして欲しいのかを的確に判断できます。女性は表情・泣き方・泣き声だけで即座にそれを察することができるのです。女性はシグナルやサイン、つまり非言語的表現を読み取ることに長けており、非言語表現を用いて、コミュニケーションを図るのが非常に上手いです。

私たち女性は、赤ちゃんだけに対してだけでなく、普段からこの非言語的表現、つまり言葉以外のところから情報を読み取り、相手の望むことや本心を想定し、推測しています。その人の表情・しぐさ・姿勢・視線・身振り・手振り・ジェスチャー・声のトーン・声の大きさ・言葉の抑揚などから、相手の気持ちを推し量り、相手の気持ちや状態に気づくことができるのです。これこそ「人の気持ちが読める」「空気が読める」ということでしょう。

女性が送る”非言語のサイン”に男性は気づきません

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合コンや飲み会、女子会においても、女性の「空気が読める」ことは重要であり、これができない人は、二度と誘われないことがあります。女性は、この非言語的表現を受けとるのも得意ですが、自分が送ることも好きです。だから、ついつい男性にもそのサインを送ってしまいます。この、言葉を使わない手法で男性を誘うこともあれば、また、悲しみや怒りや不満を訴え、自分の思いや感情を表現することもあります。

しかし残念なことに、男性はこのサインには気づきません。女性からしたら、言葉以外の方法で、こんなにも自分の状態や情報を提供しているのに、女性の送り出す合図は男性には全くわかりません。男性にとって、相手の表情や雰囲気から感情を察することや、気持ちを読み取ることなど神業なのです。非言語表現に敏感な女性は、すぐに相手の異変やパートナーの浮気に気付きますが、男性が女性の異変や浮気に、気づきにくいのもこのためです。

男性の”気遣いセンサー”が働くのは仕事上だけ

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男性は、人の想いを推測し、想像することが苦手で、空気を読むことも相手の感情を読むことは不得意です。女性は、四六時中読み取りセンサーが作動していますが、男性には、この敏感な、相手の気持ち読み取りセンサーなど備わっていません。もしそれが機能するとしたら、営業先でのクライアントとの商談のときか、上司に高い評価を受けたいときなど仕事上だけです。

男性の相手の気持ち読み取りセンサーは、プライベートではたらかないし、その”気遣いスイッチ”は入りません。就業時間が終わり、家に帰ったら自動的にそのセンサーは「休め」となり、彼女や家族に対してはそのスイッチをオフにします。女性からしたら、男性のその切り替えスイッチなど知る由もないのです。

男性が気づかないのは、あなたを「愛していない」からではありません

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女性にとっては、男性の”気づかないこと””無神経さ”が怒りの原因だとしても、男性にとっては、気づかないことは決して悪ではないし、鈍感と責められても対処のしようがありません。空気を読んで欲しい、もっと気遣って欲しい。私が言ってから動くのでなく、言わなくとも動いて欲しいなどの願いは、男性には無理な話なのです。

女性は自分の発するシグナルを、「それぐらい言わなくともわかってほしい」し、気づいてももらえないと、「私を愛していないのね」「愛情がなくなったのね」などと落胆しますが、落胆する必要などありません。生まれつき非言語能力に乏しく、もともと気持ち読み取りセンサー機能が高精度でない男性に、ガッカリし、失望するのは時間の無駄です。あなたの気持ちを察することができない、気持ちを読み取れないのは、決して「愛がない」からではありません。

“それは彼が男性だからなのです”

男性が「何もしない」「動かない」「気づかない」ことにモヤモヤし腹を立てるより、やって欲しいこと、してもらいたいことなど具体的に伝え、お役目を与えることが、互いのイライラを減らす最適な方法です。

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いかがでしたか?女性と男性は、もともと違う生きものなのです。それを認識し、相手を労わる気持ちを持てば、より良い関係を築けるのではないでしょうか。

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松澤ますみ

松澤ますみ美容ライター

WEB・DTPデザイナーから、ライターに転身した変わり種。得意分野はアンチエージング。お肌が10歳若くなるケアの方法などを、皆さまにお届け致します。