けっこう簡単?!自分で”おでこ”の「シワ」を改善する方法

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けっこう簡単?!自分で”おでこ”の「シワ」を改善する方法

歳をとればとるほど、パッツン髪はきつくなってくるし、おでこを見られる機会は増えてきます。でも困ったことに、歳を重ねるほど、おでこのシワは増えてしまいます。そしてシワは、「この人、歳をとってる!」と思わせる一番大きなサインです。そこで、おでこのシワを緩和する方法をお伝えします。また併せて、おでこにシワが出来やすい人を、4タイプに分けてご紹介します。もし、自分にあてはまっているタイプがあったら、シワ予防も大事に考えて下さい。

おでこのシワの原因は?

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おでこにシワができる原因は、

  • 紫外線
  • 乾燥
  • 表情グセ
  • 加齢

などが挙げられます。

それ以外のシワは、真皮のコラーゲン減少が原因なので、保湿だけでは不十分です。

乾燥ジワと真皮ジワの見分け方

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入浴後すぐに鏡を見て、消えているなら乾燥ジワなので、保湿で改善することができます。入浴後は、肌が水分をたっぷり含んでいるので、その状態で消えていない場合は、真皮に原因があるエイジングによるシワです。また、考え事をしているときや、目を見開いたときにできるシワは表情ジワですが、コラーゲンが減少すると、表情を変えても消えなくなります。乾燥ジワには保湿ケアが有効です。そして、表情ジワは、軽度のものなら肌の代謝を上げ、コラーゲンを増やすケアをすることで改善が期待できます。

しかし、真皮までコラーゲンの断裂が進み、深く刻まれてしまったシワは、ご自身での解消は難しくなります。肌に弾力を持たせる”コラーゲン繊維”は、真皮の70~80%を占めている重要な要素です。

例えるならば、ベッドのスプリングで、表皮と皮下組織を支える役割があります。けれど、コラーゲンの合成が活発に行われるのは18歳頃までで、20歳を過ぎると急激に減少し、50歳を超えると20歳の頃の約半分になってしまいます。

おでこのシワを改善する方法

抗酸化化粧品

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加齢によるシワ対策には、肌の弾力を左右するスプリング効果を強化するコラーゲンを増やすことが重要です。だからと言って、コラーゲン入りの化粧品を肌に直接塗っても、一般的なコラーゲンは分子が大きいため肌の奥にある真皮にまでは浸透しません。

化粧品でシワ対策を行う場合は、コラーゲン入りの化粧品ではなく、コラーゲンを増やす成分が配合された抗酸化化粧品を選びましょう。また、より確かな効果を得たいなら、エイジングケアへの効果が確認されている製品を使用するのがオススメです。

ビタミンC誘導体

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ビタミンCは、美肌を保つために有効な成分ですが、そのままでは肌に入りにくいため、肌に吸収されやすい形にしたものがビタミンC誘導体です。ビタミンC誘導体は、体内のコラーゲン合成をはじめ、抗酸化作用・美白作用・皮脂抑制作用を併せ持つ万能成分です。

選び方のポイント

浸透力が高く、シワに有効とされているのは、”リン酸アスコルビル”、”パルチミン酸アスコルビルリン酸3Na(APPS)”です。成分表示を見て、これらが入っているのか確認してみてください。また、クリームよりも水に配合されたもののほうが安定性が高いので、化粧水で補うほうが良いでしょう。

使用時の注意点

ビタミンC誘導体の濃度の高い化粧品を使用すると、ピリッと刺激を感じたり、肌が乾燥しやすくなる場合があります。敏感肌の方は、ナイアシン配合の化粧品を選んでください。

ナイアシン(ビタミンB3)

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水溶性ビタミンの一種で、コラーゲンの合成をサポートする他、肌代謝を活性化して肌のハリをアップさせる作用があります。ナイアシン(ビタミンB3)が配合された化粧品は、肌は敏感だけどエイジングケアをしたいという方におススメです。

選び方のポイント

水溶性の成分なので、化粧水や美容液に配合されています。敏感肌の方は、できるだけ合成界面活性剤を含まないものを選ぶようにしましょう。

使用時の注意点

水溶性の成分のため、基本的に合成界面活性剤を用いなくても、化粧品を作ることは可能です。でも中には、その他の成分との兼ね合いなのか、強力な合成界面活性剤がたっぷり使用されている製品もあるので、成分表をよく確認しましょう。

レチノール・トレチノイン(レチノイン酸)

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レチノールは、人間の体内にも存在するビタミンAの一種で、肌のターンオーバーを促進し、コラーゲンを増やす作用があります。効果が高い反面、刺激を感じやすい成分なので、肌がデリケートな方は注意が必要です。

選び方のポイント

油溶性の成分なので、エイジングケア用のクリームなどに配合されています。また、レチノールを肌に吸収されやすい形にした”トレチノイン・レチノイン酸(ビタミンA誘導体)”は、レチノールより効果が高い成分ですが、日本では認可されていません。試してみたい場合は、美容皮膚科などの医療機関で処方してもらいましょう。

使用時の注意点

日光にあたると効果が弱まってしまうので、ナイトケアとして取り入れるのがおススメです。使用により肌がカサつくことがあるので、保湿効果の高い化粧品と併用するか、カサつきがひどい方は使用を控えてください。

ピーリング

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ピーリングとは、酸などを使用して古くなった角質を取り除き、肌の代謝を促す美容法です。肌の代謝がアップすると、シワをはじめ、くすみ・シミ・毛穴の開きといった様々なエイジングサインに良い効果をもたらします。

一時期は、ピーリングのし過ぎによる肌トラブルを起こす方が跡を絶ちませんでしたが、最近ではホームケア用の、肌にやさしいタイプも沢山登場しています。ただ、軽度の乾燥ジワならホームケア用のピーリングでも改善効果が期待できますが、真皮にダメージが及ぶ場合は、皮膚科で処方される高濃度のものでないと効果は期待できません。

食べ物

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コラーゲンを含む食べ物を大量に摂取しても、残念ながら体内に入ったコラーゲンがそのまま働くことはありません。一度アミノ酸に分解され、そこから再度コラーゲンとして作りなおされますが、その働きをサポートしてくれるのが”ビタミンC”です。そのため、食べ物からコラーゲンを増やすことを目的とした場合、コラーゲンと同時にビタミンCを摂取することが大切です。

コラーゲンを多く含む食べ物

  • フカヒレ 9920mg
  • うなぎの蒲焼 5530mg
  • 牛スジ 4980mg
  • 鶏軟骨(胸) 4000mg
  • ハモ 3560mg
  • 豚白モツ 3080mg
  • サケ(皮あり) 2410mg
  • 鶏砂肝 2320mg
  • 鶏手羽元 1990mg

※100g中に含まれるコラーゲン量です。

またコラーゲンは、1日に5~10gを目安に摂取すると、肌への効果が期待できると言われています。しかし、20~50代の日本人女性の食事からのコラーゲン平均摂取量は、1日1.9gと半分以下です。食事で足りない分は、サプリメントなどを利用して補うのも良いですが、サプリメントはあくまでも補助食品なので、サポート的に利用しましょう。

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顔にシワを見つけたら、早めにお手入れをして、表皮からのシワのうちに、改善させましょう。また、日頃の食事で、コラーゲンを積極的に摂るよう心がけるのをおススメします!

※筆者の個人的見解です。効果・効能を保証するものではありません。

けっこう簡単?!自分で”おでこ”の「シワ」を改善する方法

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松澤ますみ

松澤ますみ美容ライター

WEB・DTPデザイナーから、ライターに転身した変わり種。得意分野はアンチエージング。お肌が10歳若くなるケアの方法などを、皆さまにお届け致します。