サラサラで”潤いのある肌”になりたい!肌が「ベタつく原因」と「対処法」
「顔がベタベタしてメイクがきまらない」「寝起きの顔がテカリとベタつきでひどい」なんて、お悩みはないですか?ベタベタが気になるからといって、タオルで顔をごしごしこすったりすると、肌荒れを引き起こしたり、顔のベタベタが増す原因になりかねません。そこで、顔がベタベタしてしまう原因と、その対処法をご紹介します。
- 2017-08-19
- 松澤ますみ
原因1:肌に”なじみにくい”保湿成分を使っている
どんな保湿成分で、肌を保湿しているのでしょうか?美容にそこまで関心がない人だと、よく「ヒアルロン酸」という保湿成分が選ばれます。ですが、これこそが、ベタつきの原因になるので要注意です。
ヒアルロン酸は、保湿美容液がつけられる肌の表面にはない物質です。ですから、肌の表面につけたとしても、肌表面にある物質と性質が違うので、はじかれやすいのです。それに、ヒアルロン酸の分子の大きさも関係しています。分子が大きいため、よりいっそう肌に浸透しにくいのです。
こういった保湿成分はベタベタしやすいので注意
- ヒアルロン酸
- コラーゲン(肌に塗るもの)
- エラスチン
対処法:肌になじみやすい保湿成分で、ベタベタを防ぐ
この場合の対処法は簡単です。ベタベタしやすい保湿成分から、ベタベタしにくい保湿成分に変えるだけです。もしあなたが、ベタつきやすい保湿成分入りの化粧品を使っているのなら、「セラミド」という保湿成分が入ったものに変えてみてください。
セラミドは肌にもともといくらかは備わっている成分なので、肌馴染みがよいです。そのうえ、今存在する保湿成分のなかで、最も保湿効果の高いものです。ヒアルロン酸のように、内部に水を吸収するものではなく、油のようにフタをするという古典的なものでもなく、セラミド分子自体がガッシリと水分子を挟み込みます。
ですから、肌の必須成分のセラミドがなくならない限り、肌は水分を失わずにすみます。
原因2:乳液やクリームのつけすぎ
乳液やクリームも保湿成分ですが、これは保湿美容液に油を追加したようなものです。ですので、つけすぎると油だらけでベタベタとした肌になってしまいます。乳液やクリームは、肌が荒れて硬くなっていて、槍のように逆立っているときには必要です。
ですが、それ以外のときに油は必要ありませんので、乳液もクリームもつけなくて良いのです。保湿美容液で十分です。というと、よく「油でフタをしないと保湿できないんじゃない?」と言う方がいらっしゃいますが、油でフタをしないといけなかったのは、保湿成分が十分広まっていなかった時代の話です。
今は保湿成分が強力になっているため、油でフタをする必要はありません。油で蓋をするのは、肌にとって不要なだけでなく、ベタつきやニキビなどの原因となることがあります。
対処法:美容液に変更する
外部からの肌への油は、それほど必要がないため、乳液やクリームはいったん使うのをやめて、美容液に変えてみましょう。それだけでしっかり保湿できて、サッパリとした肌触りになるはずです。肌が乾燥したときだけ、乳液やクリームで、すぐに保湿するようにすれば、ベタベタがなくなるだけでなく、肌の状態は着実に良くなっていくでしょう。
化粧水はサッパリしてはいますが、保湿効果が十分でないので、保湿用としてはおススメできません。勘違いされやすいですが、化粧水はお肌に栄養を与えるものです。
原因3:肌が乾燥している
「顔のベタつきで悩んでいるんだから乾燥なんて関係ない」と思い込んでいませんか?実は、顔がテカってベタベタになる原因のひとつに、「肌の乾燥」があります。皮脂は本来、皮膚を乾燥や雑菌の繁殖などから守る役割を果たしているからです。
しかし、皮膚の水分が不足してしまうと、身体が肌を乾燥から守るため、余分に皮脂を作り出してしまうことがあります。皮脂が多すぎると、顔のベタつきや化粧崩れなどの原因になってしまうことがあるのです。
対処法:肌を保湿する
人間の身体は、水分を一定に保とうとする働きがあります。肌を覆うように皮脂膜があり、肌を保湿する・外的刺激から守る“肌バリア機能の”役割をしています。肌の保湿が足りないと、なんとか肌の保湿を保とうと、自動的に大量の皮脂を分泌します。これが、肌のベタつきになってしまうのです。十分保湿されている肌は、ベタつきがなくキレイです。また、肌トラブルが起きません。ベタつく肌は、さまざまな肌トラブルの原因になってしまいます。
古く硬い角質の毛穴は細く弱く、皮脂が詰まりやすくなります。さらに、皮脂の過剰分泌がおこって、毛穴が詰まり、やがてニキビになってしまうのです。ニキビといえば、脂性肌と思われがちです。けれど、乾燥肌もニキビを招きます。脂性肌のニキビと比べると、改善しづらいのが特徴です。
洗顔は、1日2回までにとどめ、よく泡立てて丁寧に洗い、肌に必要な皮脂まで洗い流してしまわないようにしましょう。べたつきが気になって、あぶら取り紙を使いがちですが、あぶら取り紙は皮脂を取りすぎてしまう可能性があります。どうしてもベタベタが気になって拭き取りたい場合は、ティッシュを使って軽く押さえるように拭き取るのがおススメです。
顔がベタベタしてしまう原因と対処法をお伝えしてきましたが、いかがでしたか?自分のベタつきの原因をしっかりと見極めて、スキンケアをしてみて下さい。顔がベタつくと、ついつい疎かにしてしまいがちなスキンケアも、意識して行うことが大切です。サラサラして、潤いのある肌を目指しましょう!
※筆者の個人的見解です。