洗顔料の基本ポイント
肌の美と健康を保つためには、正しい洗顔法によってお肌の汚れを過不足なく落とすことが必要不可欠です。
そしてその為には、洗顔料についても正しい知識を身に着けておく必要があります。
ひとくちに洗顔料といっても様々な種類がありますので、その特徴についてしっかり理解し、自分に合ったものを選びましょう。
洗顔について
洗顔は、肌の汚れを落とすために行うものです。
肌の汚れには古い角質や皮脂、メイクの油分や色素、アレルゲンなどがあるのですが、これらをしっかりと落して肌をリセットしてあげることで、肌細胞の生まれ変わりを促進することもできます。
ただし肌には乾燥や刺激から肌細胞を守るため一定量の皮脂が必要であり、過剰な洗顔によってこれを根こそぎ洗い流してしまうと、肌荒れを起こしてしまう可能性があります。
そのため洗顔は正しい方法によって行う必要があり、正しい洗顔をするためには目的や肌質に合った洗顔料をセレクトすることが大切です。
洗顔料のお肌への効果
洗顔料に期待する主な“効果”は、以下の2種類となります。
□お肌を洗う
基本的に全ての洗顔料には、「界面活性剤」という洗浄成分が配合されています。
この洗浄成分には、肌表面に付着した汚れを落としたり、毛穴に詰まった皮脂を除去したりする作用があります。
□古い角質を落とす
古い角質を落とす目的の洗顔料には、乳酸やクエン酸など“タンパク質を分解・軟化”させる成分も配合されています。
私たちの肌細胞はタンパク質を主成分として構成されていますので、これらの成分は肌表面に付着した古い角質を落としやすくしてくれる作用があります。
洗顔料は、配合されている成分の種類によってその洗浄力が変わってきます。
洗浄力は強すぎても弱すぎても肌に良くないため、自分の肌にあったものを選ぶことが大切です。
刺激が強いと感じる方は、今よりマイルドなタイプへ変更することも検討してみて下さい。
洗顔料の種類
洗顔料は、その形状によって以下の3種類に分けることができます。
□フォームタイプ
洗顔料の中で最も一般的なのが、このフォームタイプです。
使用時にはしっかりと泡立て、肌表面や毛穴の汚れを泡に吸着させるようなイメージで洗っていきます。
中にはスクラブ入りのものもありますが、肌トラブルを抱えている方や敏感肌の方にとっては刺激が強すぎる場合があるため、注意が必要です。
□ジェルタイプ
ジェルタイプの洗顔料は、水分を多く含んでいるのが特徴です。
またこのタイプの洗顔料は他のものと比べて洗浄力がやや強いため、脂性肌の方におすすめです。
□石鹸タイプ
石鹸タイプの洗顔料は、お肌が弱い方におすすめです。
最近はオーガニックタイプの商品や美容成分が配合された商品も販売されていますので、成分表示をチェックして自分の肌タイプに合ったものをセレクトしましょう。