卒業式のメイク、自分でする？

3、4月は卒業・入学の季節。だんだんと暖かくなり、気分もリフレッシュできますね！特に、高校や大学の卒業式は着物を着る方が多いと思います。しかし、慣れない着物。着付けや髪の毛のセットは自分でできないので美容院や着物屋さんなどでしてもらうと思いますが、問題のメイク。髪の毛のセットと一緒にできますが、やってもらった方がいいのでしょうか？

成人式の時にメイクをしてもらって失敗した経験のある人も多いのでは？ここで、成人式や卒業式のヘアメイクを何年もやっている美容師目線でアドバイスしちゃいます！

普段から自分のメイクをしっかりやっている人

普段からファンデーションをしっかり塗って、アイラインやマスカラ、チークなどを塗っている人は、自分でメイクするのがオススメです。もちろん、慣れたメイクさんにやってもらうと、普段引き出せないところが引き出せたりして、新しい自分の発見にもなるのですが、なんか違和感を感じることが多いです。新しい自分発見は、彼とのデート前などにしてみましょう。そんな理由で、記念に写真も撮りますし、いつもの自分でいるのが一番オススメです。

ポイントとしては、少し全体的に濃いめにすることです。着物を着て、髪の毛をセットすると、着物と髪の毛にメイクが負けてしまいがちなので、普段のメイクを少し濃くするとバランスが取れてちょうどいいです。写真に撮るととメイクも少し薄くなるっていう理由も少しあります。普段メイクする人は、少し濃いめで自分でしちゃうのが、一番失敗がないですね！

メイクをあまりしなく、できなくはないけど苦手な人

普段軽くメイクしていたり、できなくはないけど自信があまりない！不器用でメイクがうまくいかない！そんな人は、自分でメイクをしていって、少し直してもらうのがオススメです。そうすると、普段の自分はキープしつつ、塗りきれなかった場所や、着物との全体のバランスを見ながら調節してもらえます。

ごく稀に、継ぎ足しメイクを断られることもありますが、ほとんどの美容院でしてもらえると思います。普段の自分に、もう一つアクセントが加わる感じで、気分も上がると思いますよ！

普段はほぼノーメイク

普段は日焼け止めだけ！メイクをほとんどしないし、苦手。そんな人は、フルメイクをしてもらいましょう！着物を着てほぼすっぴんだと、顔が浮いてしまいます。ここでポイントなのが、少し薄めにメイクをしてもらうことです。

普段メイクをしない人がいきなりしっかりメイクをすると、違和感があるので、少し全体的に薄め、そしてアイシャドウをブラウン系にしたりして、できるだけ自然な感じに仕上げてもらいましょう。もちろん、つけまつげはしないで、自然とまつげをあげて、薄く茶色いマスカラを塗るくらいがちょうどいいですね！

ここに注意したい！！

メイクの失敗をできるだけしない方法を先ほど紹介しましたが、次はやってしまいがちな失敗事例を紹介したいと思います。

オススメのハーフアップ

着物を着たら、髪の毛もセットすると思いますが、オススメはハーフアップスタイルです。というのは、着物を脱いでその後に謝恩会や2次会に行った時、髪の毛だけ浮かないスタイルだからです。髪の毛を夜会巻きみたいにあげると、普段着に似合わないですね。

ハーフアップなら、二次会でも綺麗な姿で写真が撮れます。もちろん、後ろの髪の毛をあげてもいいのですが、しっかり上げすぎず、ゆるくふんわりあげると普段着にも似合いますね！

ハイライトはほどほどに。

メイクをしてもらう時、ハイライトを上まぶたや、頬ぼねに塗ることもありますが、フラッシュ撮影をした時にテカッと光ってしまう恐れがあります。最近はスマホで撮るのがメインなのでそこまで気にする必要もないかもしれませんが、カメラマンさんが来る場合などは気に留めておきましょう。メイクさんによってはハイライトを多用する人もいるので、気になったら伝えましょう。

使ってもらった化粧品がお肌に合わなかった

顔の皮膚は敏感です。普段使っているものと違うもので痒くなったり赤くなったりすることもあります。過去に違う化粧水を使って荒れたことがある人は、化粧水や乳液など、不安になるものを持って行って使ってもらいましょう。

図々しいかな！？と思うかもしれませんが、メイクする側からしても、せっかく綺麗になるためにメイクをしたのに、肌が荒れてしまっては残念です。特定のブランドがダメな場合は、使う化粧水などのブランドを聞いてもいいですね！気になるところは遠慮せず、どんどん聞いてしまいましょう！

卒業式は普段着ない着物や、普段持つことのない小さいバック、そして早起きなど、慣れないことが多いと思います。メイクやヘアセットは事前にしっかり確認すれば、かなり不安が消せると思います。そんな不安を少しでもなくして、最高の気分で友達と記念日を楽しんじゃいましょう！