「幸せ」を感じ、人生を前向きにするための5つのトレーニング法
みんなが望んでいる事。それは「幸せになる」こと。でも、どうしたら幸せは来るのでしょうか?自分に目を向けて、幸せを感じる気持ちを育てなくてはません。どのようにしたら毎日の中で幸せを感じる心を持てるのか、今回はヒントを見つけてみましょう。
- 2017-02-01
- Maki.C
「幸せ」でいる事とは?
しっかりとポジティブに毎日を過ごすこと。毎日、目標に向かって努力しながら、常に状況を分析し、1日の出来事をしっかり把握して、形を整えていくこと。そんな日々を過ごせていますか?
一つ一つの行動を起こす「動機」を探ると、そこには「願望」が隠れています。「幸せになる」事は年齢も性別も関係なく、すべての方が望んでいる事ですよね。
幸せに感じる内容は人それぞれ違います。例えば、愛、お金、成功、名誉など。これらの目的のためにエネルギーを注ぎ、願望を叶えようとしながら前を向いて進んでいます。そこには2つの事が後押ししています。
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幸せになりたいと願う気持ち
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幸せになれないことを怖がる(不安)に思う気持ち
Thich Nhat Hanh氏によると「幸せの欠乏」は時に戦争の原因となり、それは国際レベルの大きなものにまで発展することがあります。私たちの心の中にもこのような「幸せでいたい」と願う気持ちと現実が深く関わりを持ち、毎日過ごし方や周りの人との関わりを持っています。
「幸せでいる」事は周りの人との付き合い方まで改善し、心の平和をもたらします。
幸せは脳の反応?
「幸せ」は、自分で予想できるものではなく、突然やってきます。それに対して科学的な見解では、脳内の精神的なエリアをオンにしたり、オフにしたりすることで「幸せ」を感じることができると言われているのです。
このことについてRichard Davidson先生は、30年間、感情の神経学について研究を重ねています。 研究には、MRI(磁気共鳴画像)検査が使われ、磁気を利用して、人の脳や脊髄などの活動量を視覚化できるようにし、脳の中を見ながらマッピングしました。そして、この装置のおかげで、私たちの感情による行動や反応を発見することができるようになりました。
そして、この研究によると「幸せ」を感じる時は、脳の一部が反応することがわかりました。幸せを感じている人は、特に脳の前左側の一部が強く反応しています。また、何かネガティブな事が起き、ショックを受けた後にもう一度元気になるのもこの部分の回復力によるものです。
例えば、何かストレスを感じるようなことがあると、この脳の左側の部分がそのストレスに立ち向かうように早く働き、恐怖を感じる部分を阻止する信号を送ります。そのため研究では、この左側の脳が作動している時は「幸せで、心が健康になる」と言われ、右側 の脳の奥にある部分が働くとネガティブな気持ちになるとわかりました。
脳の中で幸せを作り出せるのであれば、できるだけその部分の能力を発揮できるようにトレーニングをすると、今よりもストレスやネガティブな気持ちを減らせるようになるのです。
「幸せ」は”どこから”来るの?
研究者たちは「幸せ」は、精神的に「不安」を取り除いた状態だと判断しています。この状態になるためには、ある程度、自分でもしっかりと意識を持ちながら、「幸せや喜びを感じる」シンプルな方法を試してみないといけません。
先ほども話した脳の左側をしっかりとONにさせるためには、ドーパミンやセロトニンを作り、この部分を刺激しないといけません。1か月続けると、脳が「幸せ」を感じることにすぐに反応してくれるようになります。リハビリをするような気持で始めてみませんか?
トレーニング1.幸せの日記を作る
アメリカのニューヨークにある大学の研究グループは、以下の研究をしました。
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学生グループA:「毎日嬉しいと思ったことをリスト アップしてください」
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学生グループB:「1日の出来事と残念だったことをリストアップしてください」
その結果、「嬉しかったこと」を書いていた学生たちは「喜びを感じる考え方」になり、物事の理解の仕方が良くなり、ストレスによる不調、頭痛も改善しました。
まるで、この「喜びを感じる考え方」が薬のように、彼らの心や体の健康につながりました。
このことから、スケジュール帳に1日のいいことをリストアップして書くことを勧められています。1日のしないといけないことだけでなく、「誰と、何を、どうしたか」など幸せや喜びに感じることを書いていこう!
新しくスケジュール帳を買って、一言でもいいので「幸せ日記」を作ってみましょう。親友と、恋人と、家族と、お互いに実践すると、さらに幸せの数が増えていきます。これにより、気分が変わっているのです。
トレーニング2.毎日の中の小さなことに価値を感じる
紅茶を入れた時にカップから漂う香り、シャワーを浴びた時の心地よさ、良い天気の時に感じる日光。
全てが小さなことですが「幸せ」を感じるきっかけをくれます。幸せを感じる泉は私たちの気づきから湧き出て、感じ取り方で変わってきます。もう少し注意力を持って良いことを探してみよう。
トレーニング3.毎日の行動に、ポジティブな面を探してみよう
帰る家があり、そこに落ちつける場所がある。これも1つの幸せです。「仕事」で疲れることもあるけれど、「仕事」があるから、生活ができます。
このようにストレスに感じることも何かポジティブな視点から眺めてみませんか?
トレーニング4.苦手な人の長所を探してみよう
1日に1回は試してみましょう。少し自分が大人になり、周りの人の見方を変えると、あなたの接し方が変わります。今過ごしている社会は、人間関係なしでは成り立ちません。
行動を変えてみると、人間関係が変わるのに気づくはずです。こうすることで全てのストレスを減らすことができます。
トレーニング5.ネガティブな気持ちは自分で癒す
うまくいかない時は必ず誰にでも来ます。そんな時もしっかりと考え方をポジティブに保つように、自分で言葉をかけてみましょう。マイナスの時こそ自分に良い言葉をかけてあげます。周りで起こっているマイナスな状況と頭の中は正反対に保ちましょう。
※筆者の個人的見解です。効果・効能を保証するものではありません。
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通訳・翻訳家。ヨーロッパで発信されている流行やトレンドを一早くキャッチするために日々情報収集しています。ヨーロッパ発の健康法やライフスタイルで心から健康に美しくなれる方法を毎日を忙しく過ごしながら、おしゃれ・恋愛・仕事に励む女性にお届けしています。