1．ヒートショックプロテイン入浴法

最近、美肌になれると注目されている入浴法が、ヒートショックプロテイン入浴法です。これは週に２回、４０～４２℃くらいのちょっと熱めのお湯に１０～２０分浸かるというものです。さらに細かく説明すると、４０℃のお湯の場合は２０分、４１℃の場合は１５分、４２℃の場合は１０分です。この入浴時間は合計でいいので、疲れた場合は途中で湯船から出てもOK。ただし、体温が下がらないようにして下さい。お湯の温度が下がらないよう、入浴中はお風呂のふたを半分しておくとさらに効果的です。

また、この入浴法を試す前には、自分の平熱を知っておきましょう。入浴中は、体温が３８℃になっているのが理想だといわれています。入浴後は、体温をキープするために、大きめのバスタオルやバスローブなどで身体を包み、１０分ほど休みます。身体が熱くなっているので、冷たいものを飲みたくなりますが、この間は冷たいものを飲まないようにしましょう。その後、徐々に体温を戻していきます。この時点であれば、冷たい飲み物を飲んでも構いません。

2．入浴前に緑茶を飲むと美肌効果UP

入浴の前に緑茶を飲みましょう。緑茶はカロリーゼロであるということや、成分として健康や美容に役立つカテキンを含んでいます。茶カテキンはお茶に独特の苦味や渋味を与えているポリフェノールの一種で、脂肪消費作用やアンチエイジングの味方、抗酸化作用など、お肌が気になる人にとっては嬉しい作用があるのです。

入浴時に汗をかくことによって、体内のミネラルバランスが整い、保湿に必要な成分が出てきます。汗を出しやすくするためと、水分補給のために、緑茶を飲みましょう。

3．シャワーを直接顔に当てるのはNG！

ついやってしまいがちですが、シャワーで顔を洗うのはやめましょう。身体を洗いそのまま洗顔に移ると、温度も高く設定しがちになります。また、シャワーの水圧は肌に強い刺激を与えます。洗顔に最適な温度は３２℃といわれています。シャワーの温度はもっと高いので、そのまま顔を流すと、肌に必要な皮脂も流れてしまいます。すすぎは少しぬるいくらいの温度で、手でそっとすくって洗い流しましょう。

4．湯船に入る前にクレンジングをする

「メイクを落とすのは湯船につかった後に行う」という方も多いのではないでしょうか？湯船につかることで毛穴が開き、隅々まできれいになるような気がすると感じている方が多いようです。しかしこれはNGです。毛穴がよく開くと思われていますが、メイクによって充分に汗をかくことができないため、毛穴は思っているほど開きません。お風呂に入る前にメイクを落としてから、ゆっくりと湯船につかったほうが美肌には効果的です。

5．クレンジングの後はお肌の角質除去

美肌のための手入れの基本は、顔の角質除去です。顔の角質除去を行うことによって、顔のくすみや黒ずみが解消され、透明感とうるおいに満ちたお肌を手に入れることができます。古い角質をはがして新しい肌が生まれるのを助け、健康な美しいお肌を取り戻すことでシミ・くすみ・しわ・黒ずみ・ニキビ・ニキビ痕などのお肌のトラブルが軽減し、肌を若返らせる、透明感のある美しい肌になる効果が期待できます。

顔の角質除去によって、お肌のターンオーバーを促し、乾燥肌の角質が整えられ、毛穴の汚れが取り除かれます。その方法として、よく耳にするのはピーリングです。ピーリング剤はゴシゴシこするタイプのものだとお肌を傷つけやすいので、洗い流すタイプのジェル状のものがオススメです。

6．洗顔はバスタイムの後半にする

入浴後すぐではなく、充分に身体が温まり毛穴が開いたタイミングで洗顔をしましょう。また、シャンプーなどのヘアケアを済ませてからの方がよいでしょう。というのも、ヘアケアの後は成分が残らないように充分水で濯ぐかと思いますが、洗顔後のシャンプーだと濯いだ水に含まれる成分が顔に付着したままになる可能性があるからです。

7．バスタイム中のシートマスクで効果が２倍

毛穴を引き締めるために、あらかじめマスクを冷蔵庫で冷やしておく方もいらっしゃると思いますが、マスクは温める方が効果的です。温めておくことで毛穴が開くので、美容液成分が浸透しやすくなります。ただ熱すぎのはよくないので、入浴中に袋ごとお風呂の中に入れて温めておくのがオススメです。そして温めたマスクでパックをしたら、その後に冷やすのを忘れずにして下さい。そのままだと毛穴が開きっぱなしになってしまうので、冷たいタオルなどでお肌を引き締めてあげることが大切です。

日々のちょっとした工夫で、お肌の具合が変わってきます。毎日の入浴を利用して、上手にお手入れをしましょう。

※筆者の個人的見解です。効果・効能を保証するものではありません。