“肌の赤み”はどうして起こるの?肌の赤みに効果的な「おすすめスキンケア」
肌の赤みトラブル。とにかく見た目が気になるからと、ファンデーションを厚塗りして対処したりしていませんか?
まずは、「赤み」が起こる要因から、自分に最適な解決方法を探り、「赤み」知らずの健やかな肌を手に入れましょう!
- 2021-04-03
- 小木うた
季節関係なく悩まされてしまう肌トラブルといえば、「肌の赤み」ではないでしょうか?
「肌の赤み」は、その見た目から気にしてしまう方も多く、メンタル面においても多大な影響を及ぼす厄介な肌トラブル。そして、症状がひどくなると、顔が慢性的にほてったり、ひりつきやチリチリとした痛みなどにもつながってしまうので、すぐになんとかしたい肌トラブルでもあります。
今回は、そんな「肌の赤み」トラブルが、どうして起こってしまうのか、その原因や、起きてしまった際の対処方法などをまとめました。
そしてさらに、「肌の赤み」を解決に導いてくれるおすすめスキンケアについても、合わせてご紹介していくので、ぜひ参考にしてみてくださいね。
気になる「肌の赤み」その要因とは?
バリア機能の低下
肌が乾燥すると、肌表面にある角層のうるおいが失われ、バリア機能が低下してしまいます。本来、健康な状態であれば跳ね返せるような細菌やウイルス、アレルギー物質などの異物が、バリア機能が低下していることで肌の刺激となり、それらの侵入を防ぐ為に、肌は炎症を起こし抵抗するのです。
ニキビなどの赤みも、この炎症が関係しています。バリア機能が低下すると、角層表面がめくれ上がり毛穴の入り口をふさいでしまい、そこに過剰な皮脂や老廃物がつまることで、毛穴内部で炎症し、赤ニキビとなってしまいます。
バリア機能が低下した肌は、外界の刺激を受けやすい状態なので、まさに炎症による赤みが起きやすい状態と言えるのです。
毛細血管の拡張
バリア機能の低下の部分でもお伝えしたように、肌が何らかの影響により炎症すると、身体は炎症を抑えるために、B細胞や免疫細胞、リンパ球などを患部に送り届けようとします。
それらが患部に届くと皮膚内部の毛細血管が拡張し、うっ血した状態になるので、そのうっ血した毛細血管が肌表面から透け、赤く見えてしまうのです。
毛細血管が拡張する要因
外的要因
- 紫外線
- 花粉やハウスダストなどのアレルギー物質
- 寒暖差・温度変化
- 摩擦
- 過剰な洗顔など
- アルコールや香辛料などの刺激物のとりすぎ
- 喫煙
内的要因
- ストレス
- ホルモンバランスの変化
- 睡眠不足
- 疲れ
「肌の赤み」どう対処したらいいの?
1. お手入れ方法の見直し
毎日のお手入れでは、肌への摩擦に注意して行うのが鉄則です。
洗顔は、ゴシゴシ洗うのではなく、泡を肌表面で転がすようにやさしく洗い、その後は60秒程かけてしっかりすすぎましょう。
化粧水や乳液は、コットン使用は避け、できるだけ手でつけるようにすると刺激が軽減されます。
洗顔後や入浴後はできるだけ早くスキンケアでうるおいを補い、肌が乾かないように気をつけましょう。また、汗をかいた際はこまめに拭きとるなどし、常に清潔な状態を保つように心がけましょう。
2. スキンケアの見直し
スキンケアは、うるおいやバリア機能を保つ「セラミド」などの保湿成分を配合したシリーズを選んでみましょう。いつものスキンケアで「肌の赤み」が改善しない場合は、赤み改善に特化したアイテムをプラスしたり、低刺激処方のスキンケアへ切り替えたりするのもおすすめです。
乾燥が特に強い季節は、クリームや美容液をお手入れにプラスすると、長時間うるおいをしっかり閉じ込め、キープすることができます。
肌がほてって熱を持っている時は、収れん化粧水をたっぷり含ませたコットンでコットンパックをし、肌を鎮静させるのもおすすめですよ。
ただ、スキンケアが滲みたり、肌が敏感になっている時は控えてくださいね。
3. 刺激になるものは遠ざけて
春は、花粉や黄砂、チリやほこりなどのアレルギー物質が舞いやすい時期なので、マスクなどでしっかり肌を守りましょう。
また、ダニやカビも肌にとっては大敵。繁殖しやすいこの時期は、エアコンや空気清浄機に潜んだダニやカビを、知らぬ間にまき散らしてしまう恐れも。そういったことが無いように、部屋はこまめに掃除し、適度に換気するよう心がましょう。
さらに、紫外線対策も忘れずに。「肌の赤み」を悪化させない為にも、外出の際は必ず日焼け止めをつけてから出掛けるようにしましょう。
4. 生活習慣を改善する
毛細血管が拡張する要因の部分でも挙げましたが、「肌の赤み」が起こる要因は、生活習慣や食生活にも深く関係しています。
睡眠不足や、ホルモンバランスの乱れなどでできる「ニキビ」は、正しい生活リズムや、栄養バランスのとれた食事で改善します。
揚げ物や、スナック菓子、チョコレートやアイスなどの甘いものを多く含む高脂質・高糖質の食事を多く摂ると、どうしてもニキビができやすくなってしまいます。
ニキビの炎症を抑える効果がある、野菜や柑橘系のフルーツに含まれるビタミンCや、納豆やウナギなどに含まれるビタミンB群、肌細胞を修復し代謝を高めるタンパク質などを積極的に摂り、栄養バランスのとれた食事を心がけましょう。
「肌の赤み」に効果あり!おすすめスキンケア3選
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ヨモギエキスには、肌の温度を冷やし鎮静させる効果があるので、寒暖差や皮膚の急激な温度変化で起きる「赤み」にはこちらがおすすめです。
それでも解決しない場合は…皮膚科へ
今回、「肌の赤み」の原因やその対処方法をお伝えしましたが、いろいろ見直して、それでもあまり良くならない場合は、皮膚科を受診することをおすすめします。
というのも、「肌の赤み」はいろいろな要因が重なって起こることが多いからです。肌トラブルを悪化させない為にも、早めの対処が肝心です。ぜひ、そういった点も念頭において、健やかな肌を手に入れてくださいね。
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美容部員時代に厚生労働省認定の美容検定1級を取得。メイクやフェイシャルエステのスキルを極めたのち店舗マネージメントを任され、人材育成などに携わる。 出産を期に退職し、1児のママとして子育ての傍ら美容ライターとして活動中。 美容を中心に、女性がいきいき輝ける為に必要な情報を幅広くお届けしている。