海外女性に習う、リモートワークを華やかにするメイク術
リモートワークが増え、ノーメイクや手抜きメイクが増えていませんか?マスク着用で、リップメイクはどうしているのかな、なんて素朴な疑問を抱えていませんか?海外女性のメイクは、ポイントが目にあります。意外とこの機会に活躍するんですよ。
今回は、今のこの時期にこそ使えそうな、海外女性のメイクをパーツ別に解説していきます。
- 2021-05-06
- Macelova
海外のベースメイク事情
私の住むチェコでは、街行く女性たちのベースメイクが薄いことが特徴です。もしかしてすっぴんなのかな?と思うことも。これは、アイメイクやリップメイクがしっかりできていても同じことが言えます。
ちなみに私自身、BBクリームのみの仕上げなので、自称薄ベース派です。それでも時々、自分は恐ろしく厚塗りなのでは…と感じます。
チェコの女性が好むベースアイテムに、薄ベースUV効果があるトーンアップクリームがあります。最近、日本でもリモートワークが増え、ファンデーションを塗る機会が減ったとも耳にします。日本でも人気の「ラ ロッシュ ポゼ」のトーンアップUVは、私自身も注目していて購入予定です。チェコでも人気があるんですよ。
他にもBBクリームやCCクリームは、今ではこちらでも一般的に知られることになりましたが、一昔前まではアジアのクリームというキャッチフレーズで売られていて、面倒な工程を好まないチェコ女性の間で、あっという間に人気になりました。チェコ女性は、薄ベースが好きというよりは、重ね塗りが苦手なのかな、という印象が強いです。
また、肌悩みに関しても、シミよりもシワ悩みの方が多いようなので、塗って隠すという工程が少なめのように感じます。
アイメイクは自己主張の象徴
少し時代はさかのぼるのですが、私、チェコでノーメイクの時代がありました。なぜなら主人がノーメイク派だったから。ただ、やっぱりしっくりはこないのです。ただでさえ周りは目や鼻やら、ここですよ!と言わんばかりのくっきりはっきりした女性陣に囲まれておりますから。
それである時、意を決して、友人に相談してみました。
もちろん、返事はこう。「彼が何と言おうと、あなたのしたいようにするべき!」。はい、そうです。今の自分なら同じように言うところですが、なんせまだまだひよこちゃんだった頃の話です。
ただ、彼女が言うには、私にアイメイクは必要ないらしいのです。なぜなら、瞳の色が暗くまつげも黒いと。彼女はブルーアイズの金髪。朝起きると、目周りが薄くのっぺりしていると…。私から言わせてもらうと、のっぺりはしてませんよ。(笑)
ということで、欧米女性も何やらコンプレックスはあるようです。ですので、彼女たちのアイメイクは、これでもかというぐらい濃いのです。まるで自己主張の象徴のように、アイホールはカラフルなパレットと化しています。
最近の流行はアイライン。太めのアイラインがお好きのようです。そして、ボリュームマスカラ仕上げ。
リップメイクは案外控えめ?!
チェコ女性のリップメイクは、無し派かくっきり派のどちらかですが、案外無し派が多いように思います。これは、マスク生活に入る前からいえることで、私自身は、元はグロス派だったのですが、チェコへ来てから卒業しました。
ひとつは、キスの挨拶習慣があるから。こんにちは!と言って、ほっぺにチュッと続きます。口は家族や親しい人のみになるので、通常は、女性は頬にしてもらえるよう顔を反らします。
このタイミングは、自然にできるようになるまではなかなか難しかったです。そしてチェコの場合は大体両頬が一般的なので、チュッチュッと巧みに両頬を差し出す形になります。
私の場合は、気づけばグロスでベタベタになった頬や口周りを拭いたりするのが面倒になって、無色の薬用リップ派に転向。もともと濃い色を使う習慣がなかったので、ごくたまに撮影やイベント時のみ口紅を使用したりするだけになり、メリハリを楽しんでいます。
チェコ女性に関しても、マスク生活に入ってからは、いっそう無し派が増えたように感じます。もともと色が無くとも、ぷっくりとふくらみのある唇が人気なので、ヒアルロン酸注入などをしている方もちらほら見かけます。確かに色味は無くともセクシーです。
また、チェコでは、メリハリという言葉がぴったりかもしれません。普段は自然なナチュラルメイク、もしくはアイメイクのみにポイントを置く、夜は華やかに!なんて具合に。今でこそありませんが、これまでは就業後はパーティーなどが多く、ドレスアップする機会も多かったので、そこでぐっと雰囲気を変えたりするパターンが多かったように思います。
これからもうしばらくは、マスク生活が余儀なくされそうですので、オンとオフで上手く切り替えながら、海外女性のメイクポイントをぜひ参考にしてみてください!
あくまでメイクは自分の為。リモートワークになっても、人と会う機会が少なくなっても、自分が楽しく幸せになるような、魔法の時間を得るエッセンスになるといいなと思います。
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ヨーロッパはチェコの片田舎で、三姉妹の母親業の傍らネイルアーティスト、ライターとして活動中。美容専門学校ネイル講師、プライベートネイルスクール&サロン主宰を経て、夫の故郷チェコへ移住。