ニキビの種類によってお手入れ方法が違う!? あなたの気になるニキビはどのタイプ?
急にポツっと出来たり、何度も繰り返しできるニキビは中々治りにくく、目立ってしまいますよね。
ニキビには種類があります。ニキビの状態に合わせたお手入れをする事がとても大切です!
今回は、ニキビの種類と種類別の効果的なお手入れ方法をご紹介します。予防対策をしたい方にもおすすめです!
- 2021-02-27
- YUI
ニキビってなんで出来るの?
ホルモンバランスやストレスなど様々な要因で、皮脂が過剰に分泌され毛穴に詰まることで、毛穴の出口を塞いでしまい、アクネ菌が増えニキビとなります。
皮脂はそんなに気にならないという方も、ターンオーバーが乱れ古い角質がいつまでも肌の表面に残っていると、角層が厚くなる角質肥厚となり、毛穴の出口が狭くなりニキビの原因に。
あなたの気になるニキビはどの段階?
ニキビには段階があり、段階に合わせたお手入れをすることが悪化させないポイントです。
白ニキビ
ニキビの第一段階で、コメドとも呼ばれています。角質肥厚により、毛穴の出口がふさがれ皮脂が毛穴の中にたまり、白ニキビとなってあらわれた状態です。
日頃、皮脂が多くない人でも、ホルモンバランスの乱れやストレスが原因で皮脂が過剰に分泌されると、白い固りの角栓ができ、白ニキビとなります。
お手入れ方法
まずは余分な皮脂を取り除く事が大切です。皮脂を抑制したり殺菌効果のある洗顔料を使用し、汚れを落としましょう!
ただし、汚れをしっかり落とそうと長時間の洗顔や温度の高いお湯で洗い流すと、肌に必要なうるおいまで流れてしまうため、32~34度のぬるま湯で洗い流しましょう。
また、角質肥厚により角層が厚くなっている場合は、古い角質を取り除くケアとして、AHAやサリチル酸などのピーリング効果のあるスキンケアアイテムを取り入れるのがおすすめです。
黒ニキビ
白ニキビが空気に触れて酸化し、表面が黒くなってしまったものが黒ニキビです。皮脂が多い、スキンケアの油分が多いと白ニキビと同様できやすく、放置すると炎症をおこします。
お手入れ方法
黒ニキビにならないようにするには、ビタミンC誘導体などの抗酸化作用のある成分が配合されたスキンケアを取り入れましょう。
ビタミンC誘導体にはメラニンの生成を抑制する作用もあるため、ニキビ跡になりにくいケアとしてもおすすめです。
赤ニキビ
白ニキビや黒ニキビが悪化すると、赤ニキビへと変化します。毛穴内にたまった皮脂をエサにアクネ菌が増え、白血球がニキビと戦い、炎症が起きて赤く腫れている状態。白ニキビなどに比べ、痛みが出たりニキビが目立つようになります。
お手入れ方法
早く治そうと過剰なスキンケアをしたり、自分で潰したりすると、余計に悪化してしまいます。
赤ニキビになってしまった場合は、「グリチルリチン酸2K」や「アラントイン」といった炎症を抑える抗炎症作用のある成分が入った化粧品でお手入れをしましょう。
黄ニキビ
赤ニキビがさらに炎症が悪化し、膿がたまった状態。黄ニキビは、毛穴の壁が壊れ毛穴が広がり肌に凹凸ができてしまう可能性が高いです。赤ニキビ同様、刺激になるような事は避けましょう。
お手入れ方法
基本的には赤ニキビと同じお手入れにはなりますが、黄ニキビは特に、セルフケアでは治すのが難しいです。また、ニキビ跡やクレーターになりやすいので皮膚科でお薬をもらい、早めに治療することがこれ以上悪化させないポイントになります。
クレーター
炎症の悪化や自分で潰してしまい毛穴の壁が壊れ元に戻らず、肌が凹んだり、表面が盛り上がったりと肌の表面に凹凸ができ、デコボコして見えます。シミのような色素沈着のニキビ跡もクレーターの分類になります。
お手入れ方法
クレーターになると、化粧品や自然に治すには限界があるため、医療機関での治療になります。ケミカルピーリングやレチノイン酸などのピーリングや、肌再生効果のあるお薬などで治療を行います。
ニキビ跡は、ターンオーバーと共に徐々に薄くなっていきますが、クレーターになると長期間の治療が必要となります。
大切なのは…「予防」
一度ニキビが出来てしまってからではお手入れも大変で、また適切なケアが出来ていないと悪化しやすいニキビ。ニキビに悩まないために1番大切なことは、ニキビの原因となる角栓を作らせないことです。ニキビの予防・対策についてご紹介します。
1. 睡眠をしっかりとる
睡眠不足は、肌のターンオーバーを乱しニキビが出来やすくなります。また、肌のバリア機能も低下する為、治りにくくなりますのでしっかりと睡眠はとりましょう。
2. ニキビに効果のある食材やサプリメントを摂る
豚肉やバナナなどに含まれるビタミンB2やB6は、脂質の代謝や脂肪を分解する効果があり、ニキビが出来やすい人には積極的に摂取してほしい栄養分。
また、にんじんやほうれん草に含まれるビタミンAは、肌や粘膜を正常に保つと言われています。抗酸化作用もあるため、エイジングケアとしてもおすすめな栄養素です。
3. ニキビ予防効果のあるスキンケアを使う
アクネ菌のエサになりにくい「ノンコメドジェニック」処方の化粧品を使いましょう。ニキビは皮脂が原因でアクネ菌が増殖してしまう為、油分が少ない保湿剤や化粧品でお手入れをしましょう。
また、ニキビの初期段階には殺菌効果のある化粧品やピーリング、酵素洗顔で、毛穴に皮脂や角質が詰まらないような角質ケアをすることも大切です。
4. 腸内環境を整える
便秘が続くと、腸内で悪玉菌が増え有害物質が発生します。有害物質は、血液を通して体内へ運ばれ皮膚へ到達し、皮脂や古い角質とくっつきニキビの原因となります。
腸内環境を整える乳酸菌や食物繊維、水分をしっかり摂りましょう。また、適度な運動は血行を促し腸の活性化にも繋がります。有酸素運動やストレッチを取り入れるのも効果的ですよ。
5. ストレスをためない
強いストレスを感じると男性ホルモンの分泌が増え、皮脂も多くなりニキビの原因となります。好きなアロマを炊いたり、運動や読書など自分にとってのストレス解消法で、ストレスを溜め込まないこともニキビ予防になります。
脱!ニキビ肌
ニキビは尋常性ざ瘡(じんじょうせいざそう)という皮膚の病気です。軽い初期段階だと適切なケアで改善しますが、進行するとセルフケアでは治りにくく、また繰り返しやすいため何年もニキビに悩んでしまうことに。
慢性化している場合は特に、皮膚科で治療をしながらニキビを作らせないケアを取り入れましょう!
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国内大手メーカーで美容部員を経験し 現在は美容専門学校にてメイク講師や プライベートサロンでメイクレッスンを開催。 化粧品検定1級&コスメコンシェルジュの資格を取得し instagramや美容ブログでコスメやメイク術を 発信しながらライターとしても活動中。