赤み肌さん必見!肌を優しくいたわる重要ポイントとは?
少し触れただけでも赤くなる、チークを塗ってないのに塗ったように赤くなる…そんな悩みを持っている方はいませんか?
「肌の赤み」には様々な要因がありますが、普段の仕草やスキンケア方法を少し変えるだけでも、肌状態がいい方向へと変わっていきます。その方法を詳しくご紹介します。
- 2020-04-22
- SAKI
肌の赤み、なかなか落ち着かない?
SNSや美容学校でよく相談されるのが、「肌の赤みが気になる」ということです。
肌に赤みがあると、ファンデーションも厚くなってしまうし、チークの色が見たまま発色しなかったり、他のパーツとのカラーバランスが取りにくかったり、様々な悩みが増えてしまいます。
一体、どうして肌の赤みは出てきてしまうんでしょうか。実はその原因は、身近なところにあり、そして肌の赤みを悪化させない日々の習慣も、実は今からでも実践できることが多いのです。
今回は、肌の赤みの原因、日々の習慣で気をつけるべきことなどを詳しく解説していきます。
「肌の赤み」の原因とは?
そもそもの原因は、肌の「バリア機能の低下」
肌の赤みに悩んでいる方は、少し触れるだけでもピリッと刺激を感じたり、寒い時期には冷気でヒリヒリするといった刺激を感じます。これは、肌のバリア機能が低下し、刺激を受けやすい肌状態になっているからです。
バリア機能が整っている場合は、水分保持機能が安定しており、ターンオーバーも正常で健やかな肌を保つことができます。肌が乾燥したり、摩擦で肌に負担をかけてしまったり、季節の変わり目になると肌のバリア機能が低下し水分を保持する機能が弱くなり、外からの刺激を受けやすくなってしまいます。
特に女性は「乾燥」や「摩擦」のトラブルを抱えやすいので、この点には気をつけましょう。
気がつかないうちに、肌に刺激を与えているかも?
肌の赤みが気になる方は、常に刺激を与えないよう気をつけなければいけません。いや、気をつけてるよ!という方も、実は気がつかないところで摩擦を与えているかもしれません。
例えば、顔を洗う時。特に朝の慌ただしい時には、一生懸命水でバシャバシャ、タオルで拭く時もゴシゴシ、と習慣になってしまっているかもしれません。
また、日焼け止めやファンデーションを塗る時にも、しっかり馴染ませようと、皮膚が動くぐらい一生懸命のばしていませんか?
力を入れなくても汚れは落ちますし、ベースメイクもしっかり馴染みます。
まずは1日自分の生活習慣を客観的にみて、これは「摩擦になってるな」と感じたら、すぐにやめましょう。
毎日の習慣に!肌の赤みを悪化させないポイントとは?
肌への摩擦は厳禁!こすらず優しく肌に触れる
先ほども書いたように、まずは洗顔をする時にはたっぷりの泡をつくり、泡をころがすように優しく手のひら全体で汚れを落としましょう。
クレンジングの際も、量をケチらず規定の量、または少し多いぐらいの量を出し、力を入れなくてもスルスル伸びて馴染むぐらい贅沢に使いましょう!
そして、ぬるま湯で落とし、タオルで顔を包み込むようにふわっと当て、こすらないよう水分を拭き取りましょう。
また、ベースメイクを仕上げる時も肌を撫でるように馴染ませ、ブラシも必ず柔らかいものを選びましょう。ブラシでも刺激を与えてしまうことになります。
他にも、メイクを直す時、頬杖をつく時、頬を触るのが癖になっているなどとにかく肌に触れるときは、力を入れずに「触れる」ことを意識して、摩擦ゼロを目指しましょう。
水分と油分のバランスを保つお手入れを心がける
バリア機能を高めるには、水分と油分のバランスを整えることが基本です。水分と油分のバランスを整えるために、乾燥肌の方は化粧水や乳液、パックなど自分の乾燥具合に合わせてアイテムを駆使しましょう。
オイリー肌の方は、水分が足りていないことが多いので、とにかく化粧水をたっぷり使用し、水分が逃げないようさっぱりタイプの乳液やジェルクリームを使ってバランスを整えましょう。
肌に急激な温度変化を与えない
よくある肌のお手入れ方法として、「冷水で毛穴を引き締める」「ホットタオルで温めて、毛穴を開かせ汚れを落としやすくする」といったものがあります。
適度にするぐらいであればあまり問題はありませんが、急激な温度変化は肌への刺激になってしまいます。ホットタオルで温めた後、すぐに冷水で肌を冷やすなどを繰り返していると、赤みの原因となりますので頻繁にするのは控えてくださいね。
厚塗りにならない!メイクアップで肌の赤みをカバーするコツ
赤み肌さんは、「グリーン」のコントロールカラーを使うべし
メイクアップアイテムでとても便利なのが、コントロールカラーです。赤みが気になる方は、「グリーン」のコントロールカラーを使いましょう。グリーンは赤みを打ち消す効果があるので、少し馴染ませるだけで赤みがカバーされます。
ファンデーションを重ねる必要がないので、厚塗り感が出ずナチュラルなベースメイクがつくれますよ。
スルスルと伸びる、柔らかいテクスチャーの化粧品を揃える
硬めのテクスチャーのものはカバー力がありますが、コントロールカラーがあればカバー力は必要ありません。力を入れなくてもスルスル伸びて、適度に柔らかいものを使用し負担がかからないようにしましょう。
他にも肌トラブルがある場合、伸びのいいファンデーションも優しく叩き込むように馴染ませればカバー力は出ますので、使い方も工夫してみましょう。
あえて赤みを残し、オレンジチークを重ねてコーラルカラーに変化させる
どうしてもファンデーションで隠れない、コントロールカラーの効果もあまり感じられない…という方もいるかもしれません。また、敏感肌で赤みが出てしまう方は、ファンデーションを塗ることもできないかもしれません。
そんなときは、あえて赤みを残すのも手です。赤みを残し、上から黄みが強いオレンジのチークをふわっと薄くかぶせると、赤みと混じってオレンジがコーラル系のピュアなカラーに変身します。
意外にも好評なテクニックなので、ぜひ実践してみてくださいね。
なかなか改善されなくても大丈夫、日々の心がけが大切!
お手入れを頑張っているのに赤みがなかなか改善されない…と感じるかもしれません。ですが、日々の習慣を少しずつ変えることで、少しずつですが肌状態がいい方向へと変わっていくはずです。
諦めず、日常の何気ない仕草に注意して、自分の肌と向き合ってお手入れを楽しんでくださいね。
この記事を読んだ人におすすめ
百貨店にて美容部員の仕事をする傍ら、美容専門学校にてメイク講師の仕事を兼任中。コスメコンシェルジュインストラクターの資格を取得し、その知識を活かして美容ライター・ブロガーとしても活動。コスメの先生として、日々たくさんの化粧品アイテムを研究中!