チェコ流スキンケアのススメ
ヨーロッパは水を使わないスキンケアで有名です。
適温のぬるま湯で、せっせと洗顔をしていた日本時代とは打って変わって、恐ろしいぐらい手抜きなスキンケアをしている現在ですが、大きな変化は感じません。
今回は、私がチェコへ移住してから試行錯誤して厳選したスキンケア方法と、コスメをご紹介します。
- 2020-10-05
- Macelova
チェコ流シンプルケア
チェコの一番シンプルなスキンケアは、
【夜】
- クレンジングミルク(メイク落とし)
- クリーム(保湿)
【朝】
- 水で流す
- クリーム
以上です。
チェコでは、ミルクタイプのクレンジングが主流です。ミルクをコットンに含ませ、メイクを落とす。このシンプル工程で夜のケアは終わりです。化粧水というものが存在しないので、どうしてもベタつきが気になる方は水で流したり、石鹸で洗うというわけです。
化粧水の代わりにトーンナーといって、導入水があるので、そういうものを使う方もいます。
日本では、クレンジングの後に洗顔をし、化粧水で肌を整え、美容液+乳液もしくはクリームで蓋をする、と言う感じでしたが、あまりのシンプル工程ゆえに、実はこちらで購入時に、大きな失敗をしてしまった事があります。
メーカー違いのクレンジングミルクを2本買ってしまい、クレンジング後、乳液と勘違いし、また別のクレンジングミルクを顔に塗っていたのです。乾燥肌の私としては、肌がつやつやしてうっとりしていましたが、それもそのはずですよね。(笑)
チェコだけではありませんが、ヨーロッパの大半の地域の水は日本とは硬度が違うので、使いすぎると乾燥してしまいます。なので、洗髪にしても一日おきが一般的なので、洗顔に関しても同じことが言えるようです。
チェコでおススメのコスメ
まず、失敗がないコスメ選びは薬局で買うこと。ドラッグストアは、可愛いアイテムや目移りしてしまう楽しいものがたくさんありますが、日本人の肌には少し刺激が強いかなと思うものが多いです。
私自身が敏感肌なので、コスメ選びは慎重なのですが、ヨーロッパの薬局で売られているものは、日本でもなじみのあるものも多いです。
Bioderma(ビオデルマ)
「Bioderma(ビオデルマ)」のH2Oは、メイクアップアーティストの友達に勧められて、日本にいる頃から愛用していました。フランス生まれの「世界で2秒に1本売れる」のフレーズで有名な敏感肌用クレンジング水です。
ミセルという極めて小さな粒子の技術をベースに、メイク落としとふき取り化粧水を1本にした製品です。現在のチェココスメは、このミセルウォーター製法のクレンジング水がたくさんのメーカーから出ています。
薬局のみならずドラッグストアでも手に入れることが可能ですが、先に述べたように、少し刺激を感じるものもあるので、手堅く薬局での購入がおススメです。
Avène(アベンヌ)
「Avène(アベンヌ)」は、日本でもお馴染みの南フランスの温泉水と、医薬品メーカーとの出会いから誕生した敏感肌でも安心して使えるコスメです。どうしてもチェコで化粧水が使いたくなった場合には、アベンヌウォーターの購入をおススメします。
日本より乾燥が強いチェコですが、私はチェコでは化粧水を使っていません。不思議なもので、チェコ流スキンケアで上手くいっているようです。
Eucerin(ユーセリン)
「Eucerin(ユーセリン)」は、皮膚科医や薬局で推奨されているドイツのスキンケアブランドです。私は、ここのシミ対策のクリームを使用しています。チェコでもようやく、美白コスメがポツポツ出てきたところですが、基本的には薬局かハイブランドコスメでしか手に入らない印象です。
私流、チェコスキンケア
私が、試行錯誤の結果あみだしたチェコでのスキンケアは、
【夜】
- ミセルウォーター製法のクレンジング水でメイク落とし(メイクをしていない時も)
- シミ対策の夜用クリーム
【朝】
- ミセルウォーター製法のクレンジング水
- シミ対策の日中用クリーム
月2回ぐらいの割合で、角質ケアのつもりでオイルクレンジングでマッサージ程度の楽ちんケアです。
チェコでのライフスタイル同様に、現在の私のスキンケアは超が付くほど簡略化し、自由に過ごしています。忙しい毎日のスキンケア、これぐらいの楽ちんケアが私には合っているようです。
皆さんも、今までのお手入れの見直しや、チェコやヨーロッパでコスメを購入する際の参考にしてみてはいかがでしょうか?
この記事を読んだ人におすすめ
ヨーロッパはチェコの片田舎で、三姉妹の母親業の傍らネイルアーティスト、ライターとして活動中。美容専門学校ネイル講師、プライベートネイルスクール&サロン主宰を経て、夫の故郷チェコへ移住。