ダイエットに逆効果?ゼロカロリー食品の本当の効果と正しい摂り方
ダイエットの強い味方になってくれる「ゼロカロリー食品」。実は、ダイエットに逆効果になる場合もあることをご存知ですか?
そこで、ゼロカロリー食品の本当の効果と正しい摂り方について解説。ゼロカロリー食品を上手に取り入れて、ダイエットを成功させましょう!
- 2020-03-26
- つきのペペロンチーノ
ゼロカロリー食品に頼りすぎていませんか?
ダイエットの強い味方になってくれる「ゼロカロリー食品」。ダイエット中は食欲を抑えることが大事ですが、どうしても我慢できなくなるときがありますよね。
そんなときに食べても罪悪感のないゼロカロリー食品を、ダイエット中の食欲コントロールのために利用している人も多いはず。しかし、ゼロカロリー食品に頼りすぎると、ダイエットに逆効果になってしまう場合があります。
ゼロカロリー食品はカロリーを抑える効果はあるものの、食べすぎるとかえってカロリーを摂りすぎてしまう危険があるのです。
そこで今回は、ゼロカロリー食品の本当の効果と、正しい摂り方について解説します。
ゼロカロリー食品の摂りすぎは過食を招く
ほとんどのゼロカロリー食品には、「人工甘味料」が使われています。人工甘味料とは、太りやすい「糖質」の代わりに甘みを感じさせてくれる食品添加物のこと。
スクラロースやアセスルファムカリウムなどの「合成甘味料」や、キシリトールやソルビトールなどの「糖アルコール」があります。
甘い物を食べたくなる「依存性」がある
とくに合成甘味料は甘みが強く、砂糖よりも甘いのが特徴。そのため、甘い物を食べたいときの代用品として利用する人が多いです。
しかし、ゼロカロリー食品はカロリー摂取を抑える効果はあるものの、定期的に摂ると余計に甘い物が食べたくなる「依存性」があると言われています。
人工甘味料には味覚を鈍らせる作用もあり、必要以上に甘みを欲してしまうため、思わぬ過食を招いてしまうのです。
脂肪をため込みやすい体になる
人工甘味料を摂り続けることでホルモンに異常をきたし、体に脂肪がたまりやすくなると言われています。そのため、糖尿病のリスクや肥満体質になりやすいことがアメリカ・テキサス大学の研究で明らかになりました。
また、ゼロカロリー食品といっても、実は「カロリーゼロ」ではありません。厚生労働省の基準によると、25キロカロリー未満の食品は「ゼロカロリー」と表示できるようになっています。
つまり、ゼロカロリー食品をたくさん摂取すると、意外とカロリーを摂ってしまうことになるのです。
このように、甘み依存になったり、肥満体質になったりするゼロカロリー食品は、ダイエットに逆効果になる場合があるため注意が必要です。
甘党の人は上手にゼロカロリー食品を活用して
もともと甘い物が大好きな人は、甘い物を我慢しなければダイエットは成功できませんよね。そのため、甘党の人はゼロカロリー食品で代用するほうがカロリー摂取を抑えることができます。
ただし、どうしても我慢できなくなったときだけ食べるようにしましょう。摂りすぎると太る可能性があるため、くれぐれも食べすぎにはご注意を。
逆に、日頃から甘い物をあまり食べない人は、あえてゼロカロリー食品を摂取するメリットはありません。そのため、ゼロカロリー食品以外のもので食欲を抑える方法を見つけたほうがダイエットに効果的です。
ゼロカロリー食品よりもダイエットに効果的な食品ってある?
ダイエットのために摂取カロリーを抑えるなら、ゼロカロリー食品よりも「カロリーの少ない食材」を活用することがオススメです。
たとえば、以下のような食べ物がオススメ。
- 脂質の少ない「鶏のささみ」
- カロリーがほとんどない「コンニャク」
- 食物繊維が豊富な「キノコ類」
肉などの「タンパク質」が不足すると筋肉量が減り、代謝が低下して痩せにくくなるため、ダイエット中はタンパク質が不足しないようにすることが大切です。タンパク質が十分に摂れていると、食欲を抑える効果もあるためとくにオススメ。
また、「食物繊維」には体内のコレステロールを排出する作用や、腸のぜん動運動を活発にして便秘を解消する作用があります。カロリーが低く、体内に吸収されずに排出される栄養素のため、カロリーコントロールとしてのダイエット効果は十分に期待できます。
タンパク質や食物繊維が豊富で、低カロリーの食材を活用してみましょう。
ダイエット中にオススメの飲み物は?
飲み物に関しても、「ゼロカロリー」や「糖質オフ」の飲み物はあまりオススメできません。ダイエット中の飲み物としてもっともオススメなのが「水」。水なら正真正銘のカロリーゼロですし、血流を良くして代謝をアップさせる効果や、便秘解消の効果も期待できます。
脂肪の吸収を抑える「お茶」も適度に取り入れると、ダイエット効果をアップしてくれるでしょう。ただし、カフェインが含まれるお茶には利尿作用があり、飲みすぎると水分不足になるため要注意。
基本は水をメインで飲み、食事のときだけお茶にするなど工夫しましょう。
ゼロカロリー食品に頼りすぎず、食欲を抑えてダイエット!
ダイエットの強い味方になってくれる「ゼロカロリー食品」の意外な落とし穴についてご紹介しました。「ゼロカロリー」という魅力的なフレーズに惑わされてしまいがちですが、天然の食材を摂ることが体にはもっとも効果的。
健康を維持することがダイエットを成功させるコツのため、ゼロカロリー食品に頼りすぎず、上手に食欲を抑えてダイエットを実践していきましょう!
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「言葉の力で人を幸せにする」を目指すフリーライター。「ハーブコーディネーター」「メディカルフードコーディネーター」の資格を取得し、ボディメイク・スキンケアに関するコラム執筆多数。エッセイや小説の執筆をしながら、美容や恋愛などのライフスタイル系ライターとして活動中。美しくあり続けたい女性を応援します!