紫外線注意報!シミ、光老化を進行させないためには?
紫外線を数分間でも浴びると、お肌はダメージを受け、シワ・シミ・たるみなど、お肌の老化を早めます。なんと、お肌の老化の原因は紫外線が80%とも言われているんです。そこで、紫外線による「シミ」や「光老化」の原因、美肌を保つ方法についてご紹介します。
- 2016-04-13
- 松澤ますみ
紫外線とシミ、光老化の関係
紫外線のお肌へのダメージで、一番気になるのは、やはりメラニン色素生成への作用です。
メラニンは色素細胞の中で、チロシンというアミノ酸から生成されます。チロシンはチロシナーゼと呼ばれる酸化酵素により、次々と反応しメラニンへと変化していきます。
生成されたメラニンは、本来は通常の表皮のターンオーバーによって角質とともに垢として排出されます。
紫外線により角化細胞(ケラチノサイト)に異常が起こると、色素細胞に「メラニンを作りなさい」という指令が出続け、過剰にメラニンが作り出されます。
過剰に作り出されたメラニン色素は、ターンオーバーとともに排出しきれずに残ってしまいます。これが、「シミ」や「光老化」の原因になります。
じわじわダメージが蓄積される光老化
紫外線の積算時間によるお肌の老化を、「光老化」と言います。子供の頃から日焼けに気をつけていれば良いですが、なかなかそうはいきません。
また、紫外線は、晴れでも曇りでも毎日降り注いでいます。「ちょっとだから・・・」という油断が、少しずつ紫外線によるダメージを積み重ねていくのです。
光老化がお肌にもたらすダメージ
紫外線には、A波(UV-A)とB波(UV-B)があります。
主にA波は真皮の深いところまで届いてコラーゲンやエラスチンを変質させ、お肌の弾力を奪います。
また、表皮は年とともに薄くなるものですが、光老化は表皮を肥厚させます。だから、お肌ゴワゴワしたり、深いシワができやすくなるのです。
目の下のたるみも光老化が原因です。
光老化を進行させないためには?
日焼け止め剤を塗るのが1番効果的です。日焼け止め剤には、紫外線拡散剤と紫外線吸収剤の2種類があります。
お肌を労りたいのであれば、紫外線拡散剤をお勧めします。
紫外線拡散剤の弱点は、白浮きしやすいことですが、紫外線吸収剤に比べると、お肌に与えるダメージはかなり少ないです。
これからの季節、たとえゴミ出しに行く数分間でも、日焼け止めクリームや日焼け止めローションを塗り、美肌を保ち続けましょう。
次回は、日焼け止め剤の効果的な使い方について、詳しくお伝えします。
※筆者の個人的見解です。効果・効能を保証するものではありません。