秋冬スキンケアマストアイテム!クリームとバームって結局どう違うの?
乾燥が気になる秋冬のスキンケアで大活躍してくれる“クリーム”と“バーム”。毎年お世話になっているという方も少なくないかと思いますが、そもそもこのふたつってどう違うんでしょうか?
似たもの同士で全然違う!クリームとバームの違いについて、改めておさらいしてみましょう!
- 2019-10-11
- イガラシ
乾燥する季節に欠かせない“バーム”、その特徴は?
ここ数年で定番アイテムとなった“バーム”。高い保湿力で秋冬のスキンケアに欠かせないアイテムですが、そもそもバームとはどんなものなのか、ご存知ですか?
バームは、蜜蝋やワセリンなどの油脂を半固形状にしたスキンケアアイテム。常温だと固形になっていますが、肌にのせると体温で溶けだしてオイル状になります。
普段のスキンケアで、化粧水や美容液などを塗った後に使うのが、一般的なバームの使い方。肌の水分を閉じ込めて乾燥を防ぐフタの役割を果たしてくれます。とろっとしたテクスチャで、肌に油脂のベールを作ってくれる質感が心地よいと、多くの方に愛されているアイテムです。
意外と知らない!バームとクリーム、どう違うの?
クリームとは?
クリームにもバームにも共通しているのが、「基材」と呼ばれるものが配合されていること。美容成分などが肌に馴染みやすくなるように、混ぜ合わせるものです。
クリームは、基材に油脂と水を乳化剤で乳化させたものを使っています。これは親水性基材と呼ばれていて、その名の通り水に溶けやすいので肌により馴染みやすくなっています。
その分、クリームは傷口などに染みやすいのが特徴です。たとえばあかぎれやひどい肌荒れなどができている部分に塗ってしまうと、染みて痛みやすいのがクリームです。
バームとは?
バームは、すでにお話したように蜜蝋やワセリンなどの油脂性の成分を基材として使っています。そのため水に溶けにくいので肌に馴染みにくく、ベタベタとべたつきやすいという特徴もあります。
反面、傷に染みにくく傷ついた肌を刺激から保護してくれるはたらきも期待できるので、肌荒れがひどい時にはバームを使った方が効果的でしょう。
また、保湿・保水力の高いバームには、肌だけでなく全身に使えるというメリットもあります。今まで「スキンケアにしか使えないと思ってた!」という方も、今年の秋冬はバームを徹底的に活用しちゃいましょう!
バームは保湿だけじゃない!?万能バームの使い方
ベースメイクやメイク直しにもぴったり!
日頃のスキンケアで活躍するイメージの強いバームですが、メイク下地やメイク直しの時にも役立ってくれるんです。特にテクスチャが滑らかで肌に馴染みやすいバームを選べば、肌荒れがひどくてメイクノリが良くない日も安心。ツヤを出すのにも適しているので、カサつきやすい秋冬でもツヤ肌メイクに仕上げることができます。
メイク直しの時には、綿棒の先にバームをつけて気になるところに馴染ませましょう。油脂分が多いバームなら、クレンジングオイルの役割もしてくれるので、気になる部分だけメイクオフすることもできます。
また、リップメイクのメイク直しにも役立ってくれます。リップカラーを塗り直した後にリップグロス代わりに上からバームを塗れば、高い保湿力で唇の乾燥を予防しながら適度なツヤを与えてくれますよ。
肌だけじゃない!?ネイルや髪にも使える!
バームの最大の特徴は、肌だけでなく全身に使えること!シャンプー後の髪に使えばヘアオイル代わりにもなりますし、ヘアセットの時に使えば髪への乾燥や紫外線ダメージを予防しながら、ウェットでツヤのある仕上がりに見せることもできちゃいます。
髪に使う時には手のひらに適量を取り、しっかりと柔らかく溶かしてから使いましょう。毛先を中心に馴染ませていきます。余ったら手指にそのまま塗り込んでしまえばOK!
バームはネイルや手指のケアにも役立ってくれます。この季節気になるささくれやあかぎれを予防して、滑らかに仕上げてくれます。おすすめなのは、乾燥の気になる部分に普段顔に使っている化粧水を馴染ませてから、その上にバームを塗ってあげること。水仕事などで特に手荒れが気になる時に試してみてくださいね。
秋のうっかり日焼け対策にも使える!
夏ほど日差しも強くなく、ついつい紫外線対策が甘くなりやすい秋。油断して洗濯物干しや近所へお買い物などに出てしまうと、「うっかり日焼けしちゃった!」なんてこともありますよね。
バームの中でも、シアの木の種子から作られたシアバターが配合されたものには、紫外線防止効果も期待できます。ちょっとした外出の際にシアバターが配合されたバームをサッと塗っておけば、手軽に紫外線対策ができます。
ただし、シアバターの紫外線防止効果は短時間のみ。長時間の外出には向きませんので、あくまで「ご近所にちょっとお出かけ」「肌を少し休ませてあげたい」という時だけにしてくださいね。
バームを活用して秋冬を乗り切る!
肌だけでなく髪やネイル、メイクなどにも活用できるバーム。その特徴を理解しておくことで、クリームとの使い分けもしやすくなりますし、活用の幅も広がります。ヒビやあかぎれが気になる手指に塗ったり、シェービングクリーム代わりに使うのも賢い使い方ですよ。
既に乾燥が気になる季節。今年の秋冬はバームを徹底活用して、厳しい乾燥から肌を守ってあげましょう!
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