つらい花粉の時期がやってきましたね。
今では、日本国民の4~5人に1人が花粉症といわれているほどに花粉症の人数は、増えています。
くしゃみや鼻水、目や鼻のかゆみなどにプラスして、外出時のメイクは悩む人も多いのではないでしょうか?
メイクはしたいけれど、花粉のダメージで、お肌はあれているし、化粧ノリも悪いし、お肌のためになにもしない方が良いのでは?
メイクしてもマスクやティッシュで落ちてしまうし。。。
しかし実は、花粉のダメージからお肌を守るにはメイクをした方が、良いこともあるのです。そんな花粉時期のメイクも悩み解決のポイントをご紹介します。
どうして「花粉」で肌あれしてしまうの?
まず、なぜ花粉時期にお肌があれてしまうのでしょうか?
私たちのお肌は、皮脂膜という皮脂や汗が混ざってできる、天然の保護膜で守られています。
この保護膜をバリア機能と呼び、本来私たちのお肌を紫外線やウイルス、汚れ、花粉など外部からの刺激を入らせないための守る役割があります。
しかし、過酷で寒い冬を過ごしてきたお肌は、通常よりも乾燥していて、皮脂や汗の分泌も減少しているために、保護膜自体が少なくなり、バリア機能が低下してしまっています。
そんな乾燥し外部からの刺激に対して弱くなっている時に、「花粉」が重なって、お肌に直接触れることで、刺激を与えてしまうのです。
それが、かゆみや赤み、かぶれなどの「肌あれ」を引き起こしてしまうのです。
花粉時期のメイクポイント
花粉時期はお肌直接、花粉がつかないようにすることがポイントです。
ファンデーションはしっかりつける
一番悩むのは、ここではないでしょうか?
肌あれしている時に、ファンデーションをつけるの?と思いがちですが、実は花粉時期にはファンデーションをつけることはおすすめなのです。
もちろん厚塗りや過度なメイクはNGですが、適度なベースメイクは、日中のお肌が直接、外気や「花粉」から触れることから守ってくれます。
しかし、ここで注意したいのが、使用するのは、パウダータイプということです。
クリームやリキッドタイプなど油分が多いものは、「花粉」がお肌に密着してつきやすいのでNGです。
しかし、肌あれによって、乾燥や粉ふいてしまっていたり、鼻のかみすぎで皮が剥けてしまい、パウダーだけでは、メイクがのらないという方は、パウダーファンデーション前にバームタイプのスキンケアなどでたっぷりと保湿して整えておきましょう。
日中の化粧直しの際も、乾燥などで保湿したら、仕上げは必ずパウダータイプでおさえてあげましょう。
落ちないティントリップ
花粉時期の手放せないアイテムとしてマスクがありますね。
けれどせっかくリップを塗ってもマスクについてしまうし、でもリップをしないとマスクを取った時に顔色が悪く見えがちです。
そんなときにおすすめなのが、落ちないリップ 「ティントリップ」です。
唇に、一定の時間色が落ちないようにしてくれるので、リップを塗りなおす必要がないのです。
ただし、花粉症がひどく、皮が剥けて炎症しているときは染みることもありますので、その際は使用を中止してください。
ウォータープルーフメイク
花粉症の時期は、涙でアイメイクがどうしてもにじみやすくなってしまいますね。
アイラインは、とくににじむ可能性が高いのでウォータープルーフタイプのものがおすすめです。
また、マスカラなどのアイメイクもしたいところですが、こちらも粘膜に花粉がつきやすいのでできれば避けてほしいところ。
それに比べて、つけまつ毛やまつげエクステは、花粉がついても落としやすく、目の中に花粉が入るのも防いでくれるので、おすすめです。
マスクをつける
こちらはメイクではないですが、「花粉症」の方には手放せないマスクですが、こちらも「花粉」が直接、お肌につかないようにするためにとても効果的なアイテムです。
外出時には必ずマスクをしましょう。
メイクもマスクをする前提で、目元に注意し、仕上げるとよいでしょう。
いかがでしたか?
花粉で肌あれしているときは、なんにもしない方がよいと思いがちですが、実はメイクした方が実は、お肌に直接花粉がついてしまうことを防げるために、お肌にとって良かったりするのです。
但し、かゆみや赤みが気になるときは、お肌を休ませ、かかりつけの皮膚科へ行くなど、お肌の調子と相談しながら、花粉時期もメイクを楽しんでくださいね。
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美容薬学検定1級/ホリスティックビューティーアドバイザー 大手化粧品メーカー、美容皮膚科など美容業界での様々な経験やノウハウを活かし、化粧品・健康食品・美容機器の企画開発やコラム執筆/美容に関するコンサルティング/PR業務/などを行っています。