そろそろ冬の終わりが見えてきた2月。暖かい春が待ち遠しいですが、花粉症の人にとっては憂鬱でもありますね。
1年中、何かしらの花粉が飛んでいますが、特に症状が多いといわれるスギやヒノキがそろそろ飛散し始めます。花粉症は、早めの対策が肝心。そこで今回は、花粉症に効くといわれているお茶を4つご紹介したいと思います。
花粉症に効くお茶4選
鼻がつらい花粉症には「甜茶」
日本アレルギー学会によると、甜茶の抽出成分には、鼻アレルギー治療薬並みの抗アレルギー作用があるとされる「GODポリフェノール」という成分が含まれているそう。
副作用もなく、強い眠気を感じる心配もなし。ノンカフェインで夜飲んでも問題がなく、“甜茶”といわれるように砂糖の7.5倍「舌に甘い」お茶ですが、ほとんどノンカロリーで虫歯の心配もありません。
ミネラルも豊富で、体質改善、口臭予防の効果も。
花粉症のあらゆる症状に「べにふうき緑茶」
べにふうきは、元々紅茶用の優良品種として開発されたお茶で、緑茶に加工したときに多く含まれる「メチル化カテキン」に抗アレルギー効果があることが学会等で報告されており、くしゃみ、鼻水、眼のかゆみといったアレルギー症状に効果的です。
そのため、花粉症対策で飲むなら「べにふうき紅茶」ではなく「べにふうき緑茶」を。メチル化カテキンは、摂取して30分程度で効果が表れますが、体内に3~4時間くらいとどまり、徐々になくなってしまうので、こまめに摂取すると効果的です。
美容効果も狙うなら「ルイボスティー」
「奇跡のお茶」といわれるルイボスティーには、花粉症にも有効です。
アレルギー反応が起こると、体の中では活性酸素が発生します。この活性酸素の増加を抑えるのが、ルイボスティーに多く含まれるSOD様酵素。
SOD様酵素が持つ強い抗酸化作用が、体の免疫力を高め、花粉症などのアレルギー反応を制御してくれ、アレルギーを引き起こす物質を抑えるケルセチン、ルテオリンなども含まれます。効果的に飲むには、10~20分煮出しましょう。
ダイエット効果もある「しそ茶」
紫蘇に含まれる「ロズマリン酸」にはアレルギー症状を抑える働きがあり、糖と脂肪の吸収を抑制する効果もありダイエット効果も。また、京都大学の久米教授らの研究によると、青紫蘇のポリフェノールには活性酸素の働きを抑制することもわかっています。
アレルギー症状があると肌も敏感になり、肌荒れや肌トラブルが出ることも多いですよね。涙目や鼻のかみ過ぎでメイクも台無しになりがちですが、少しでも症状を抑えられるように、早めの対策をしていきましょう。
※筆者の個人的見解です。効果・効能を保証するものではありません。