毛穴に関する基礎知識

毛穴の数には個人差がある

毛穴の数や肌質は、両親からの遺伝によって個人差があります。また、顔は全身の中でも常に外気にさらされているので、お肌を守るためにも皮脂を盛んに分泌できるよう毛穴の数が多めになっています。しかし、毛穴の数の多さは毛穴の目立ちとは直結しないのでご安心ください。

毛穴の大きさは常に変化する

毛穴の大きさに平均的な基準などはなく、皮脂の分泌量の変化や、乾燥すると毛穴が開きやすく目立つようになっていきます。さまざまな要因により毛穴の大きさは常に変化しているので、朝に比べて夕方以降の方が毛穴が目立つように感じるのもこういった原因によるものと考えられています。

毛穴が目立つおもな原因とは？

毛穴はどうして目立つの？

毛穴ケアを過剰にやりすぎてしまっても、水分と油分のバランスが崩れることで毛穴の目立ちにつながります。お肌の内部の水分が足りなくなってしまうと、水分が蒸発しないようにお肌の防衛本能がはたらいて、皮脂が過剰に分泌され毛穴の開きへとつながります。

また、水分がキープされにくい乾燥肌の場合は、お肌のバリア機能が正常にはたらかないことで皮脂が過剰に分泌されたり、ベタつきを引き起こして毛穴が目立つようになってしまうのです。毛穴の悪目立ちには、水分と油分のバランスをとることが大切なポイントです。

お目立ち毛穴の要因はおもに4つ

乾燥

お肌が乾燥して水分不足になると、お肌がしぼむことによって毛穴が目立ちやすくなります。

皮脂

皮脂の分泌が活発になると皮脂が酸化しやすく、それによって酸化した毛穴が目立ちやすくなります。

たるみ

年齢を重ねると目立ちやすい、お肌のたるみ。お肌がたるむことによって、毛穴が垂れ下がったようなしずく形となり、目立つように感じることがあります。

毛穴の詰まり

年齢を重ねるごとに、お肌の代謝はどんどん落ちていきます。加齢によってお肌の代謝が悪化すると、古い角質が溜まりやすくなり、毛穴が目立ちやすくなります。

毛穴の黒ずみの正体とは？

小鼻のまわりなど、皮脂の分泌が多い部分の毛穴は開きやすく、皮脂が酸化して黒ずんで見えがちです。毛穴の開きが影のようになり、黒く見えるように感じることもあります。

また、産毛などによる影も黒く見せる要因となるので、これらの条件が重なることでポツポツとした黒ずみ毛穴に見えてしまうのです。

簡単に見直し！毛穴ケア方法をご提案

クレンジングはジェルタイプがおすすめ

毛穴が気になるときに、つい意識してクレンジングや洗顔などの“洗う・落とす”ケアを頑張りがちではありませんか？しかし、落とすケアは一歩間違えると毛穴にとって悪影響なこともあるんです。

毛穴ケアを頑張りたい時期におすすめのケア方法は、うるおいを取り除きすぎないジェルタイプやミルクタイプのクレンジングを使うこと。お肌に必要な水分をオフしすぎないように意識することは、地味なようでとても効果的です。

とにかく保湿ケアを意識しよう

冒頭でご紹介したように、毛穴を目立たせないようにする大切なポイントとして“水分”が関係しています。水分を逃さず、足りなければ上手に補えるように、化粧水は念入りにお肌に押し込んでいきましょう。

しっかり皮膚に浸透しているかわかりやすいように、手のひらでこすらずにゆっくり押し当てていく方法をおすすめします。保湿力の高い化粧水にシフトチェンジすることも、効果的な策のひとつです。

乾燥肌さんにはシートマスクの活用をおすすめ

乾燥肌で水分不足がなかなか解消できない…という場合には、シートマスクの活用をおすすめします。とにかくお肌に水分を与えられるように、徹底的に保湿に注力してみましょう。

化粧品の効果が浸透するには、時間と温度と密着度の3つが大切だと考えられています。これらのポイントをすべて押さえられるアイテムは、シートマスクが便利でおすすめ。お風呂上がりなどの、身体がぽかぽか温まっているときに取り入れる方法が効果的です。

高保湿のクリームでフタをしよう

水分をしっかり与えたら、うるおいが逃げないようにクリームでしっかりと保湿していきましょう。化粧水で与えた水分は、油分の力がないと閉じ込めることができません。水分と油分のバランスを上手に整えるためにも、保湿力の高いクリームを使って、キメの整ったふっくら肌を目指しましょう。

毛穴ケアをマスターして美肌を手に入れて

気になりはじめると止まらない毛穴のお悩み。特に黒ずんだ小鼻まわりの毛穴が気になるという方も少なくないはず。ぜひこの機会に毛穴の基礎知識を把握して、上手に毛穴ケアを取り入れていきましょう。