それって本当の空腹?食欲を抑え偽の空腹感を撃退する方法とは
お腹は空いてないのに朝食は必要だからと、朝からお腹いっぱいにはなっていませんか。他にも、食べたのにまたお腹が空いてるからと冷蔵庫に向かってはいませんか。
痩せる習慣を身につける為に、その一口を少しだけ我慢して、偽の空腹かどうか見分けましょう。偽の空腹の原因と過食を防ぐ撃退法をご紹介します。
- 2019-02-10
- nin
お腹はいっぱいなのに口が寂しいとひとつまみ、そしてふたつまみ。そして、気付く頃には一袋全部お菓子を食べてしまったなんていう経験や、食べたばかりなのに何か食べたいと戸棚を漁ったりはしていませんか。
それは、エモーショナルイーティングと呼ばれる本当の食欲ではなく、偽の食欲かもしれません。まずは、その一口に走り衝動的になってしまう前に、気持ちを落ち着かせ偽の空腹を撃退しましょう。
胃ではなく脳が空腹
実は、お腹がいっぱいと感じるのは胃ではなく、脳が感じるものなのです。食事をすると血中の中のグルコースと呼ばれる成分が増え、脳内にある満腹中枢を刺激してくれます。その満腹中枢が刺激される事により、お腹がいっぱいと感じるようになっているのです。
ただ、血糖値が下がっていないにも関わらず、食べたいと思ってしまうのには、人間の五感に深い関わりがあると言われております。例えばグルメ番組やSNSで美味しそうな食べ物を見たり、暇でやる事がなかったり、日頃から強いストレスを感じるなどというのは、無意識のうちに何か食べたいという気持ちが強くなってしまうのです。
そのような時に感じる食欲は、まず偽の食欲だという事に気づく事が大切です。ただ、その食べたい欲が止まらない時は工夫が必要でしょう。
- 15分間早歩きをしてみる
- 携帯ゲームをしてみる
- 筋トレをしてみる
- 耳をもむ
- 外に出て空気を吸う
- 歯を磨く
- 水や温かい飲み物を飲む
このように、まずは食べたいという気持ちの意識を逸らす事が大切です。外に出て早歩きや運動をしている最中に何か食べたいと思う事はないでしょうし、歯を磨いている最中にも食欲は湧いてこないでしょう。そして、携帯ゲームなどの集中力が必要な場合も、気を逸らす事が簡単に出来る為、自然と食べ物の事を考えなくなるでしょう。
他にも、耳にはたくさんのツボがあり、耳の穴の前にある出っ張り部分の飢点を押す事により、食欲を抑える事が出来ると言われています。
そして、食欲と勘違いされやすいのが水分不足。意外にも水分は補えているようで補えていない事があります。気持ちを落ち着かせる為にも、水分補給をする事が大切です。
他にも、水が苦手だという人は、食欲を抑える効果があるコーヒーを飲んだり、ダイエットの効率をあげてくれる純ココアを飲むようにして、気持ちを落ち着かせてみましょう。
カロリー重視をやめる
低カロリー食品はダイエット向きかと思われますが、それだけを食べてしまうとどうしても栄養が偏ってしまい、空腹を感じやすくなってしまいます。
このように、食べたはずなのに空腹感に襲われてしまうのには、摂りたい栄養素が摂れていない事が原因にあげられます。まずは、つまみ食いなどの欲をなくすよう、栄養バランスの取れた食事を心がけましょう。
カラフルな食事
そんな食べていないのに体重が増えてしまったり、食べた後にも関わらずまだ食べたいと感じてしまう人は、家庭科の授業で習った色分け栄養学こと、食材の色を見て、栄養が補えているかどうか確認してみましょう。
緑:体の働きを順調にし、調子を整えてくれる
緑黄色野菜、きのこ、海藻、ビタミン、ミネラルなど
(緑黄色野菜を中心に、1日最低でも手のひら1杯分を目安)
赤:筋肉や血液を作る
魚、肉、卵、大豆製品など
(1日最低でも手のひら4杯分必要)
黄色:体を動かすエネルギーの元になる
米、パン、麺類、いも類、油、砂糖、果物、栗、アルコール
(1日最低でも500kcalが必要)
体の基盤となる赤と緑は必ずセットで毎日食べる必要がありますが、黄色は食べ過ぎのないようカロリーを調整しながら食べるようにしましょう。
このように、体の調子を整える緑、体を作る赤、そしてエネルギーの元になる黄色の三大栄養素がきちんと摂れているか、色を確認しながら献立を考えるようにしてみましょう。
三大栄養素の脂質は美の味方
脂質と聞くと油のイメージがあり、太ってしまうと考える方も多いかと思われます。ですが、三大栄養素でもある脂質は、ビタミンの運搬の手助けを行ってくれる重要な役割を果たし、美しい肌や輝く髪、そしてホルモンの分泌の手助けなどの、綺麗を目指すなら欠かしてはいけない栄養素の1つなのです。
もちろん、脂質の摂りすぎは気をつけたいですが、青魚、クルミ、アマニ油などに含まれるオメガ3や、オリーブオイルなどの脂質は、コレステロール値や血圧の改善をしてくれる働きがある為、敵視せずに積極的に摂る事が大切でしょう。
ホルモンによる、ストレス食べを撃退
ホルモンバランスの乱れによる食欲である場合は、セロトニン分泌を増やし、気持ちを落ち着かせるようにしましょう。
- 掃除などで体を積極的に動かす
- 首を回して深い呼吸をする
- よく眠る
- 起きたらすぐに太陽の光を浴びる
- 香りで気分転換をする(ラベンダー、マジョラム、ローマンカモミール)
- トリプトファンを摂取する(バナナ、チーズ、大豆製品、マグロ)
お腹が空いていなくても、偽の食欲は訪れてしまいます。ですが、もうダメだと諦めてしまう前にこれらの対策を取り、綺麗と健康を持続させましょう。