人といると疲れる?気を使いすぎる人の特徴と改善法とは
職場、学校、友達、近所の人まで、まるで癖のように人に気を使いすぎて、人と過ごす事が億劫に感じてはいませんか。断れなかったり、相手に合わせすぎたり、家に帰ったらどっと疲れきってしまっている人は、気の使いすぎが原因かもしれません。
自分の事も大切に、自分の心の声に気付いてあげましょう。気を使いすぎな人の特徴と、もう少し楽に過ごせる改善法とは。
- 2019-01-12
- nin
人と会った後、全身の力が抜けるような、心から疲れ切った感覚はありませんか。例えそれが仕事であってもプライベートであっても、家に着く頃には異常に疲れきってしまっている経験が多いという人は、必要以上に相手に気を使っている事が原因と言えるでしょう。
誰かの為に行うその優しい行動は、気が付かないうちに自分を苦しめているのかもしれません。
気を使いすぎるという個性
成長をするにつれ、社会性を学び、その場の空気や雰囲気を感じ取る事が出来るようになるという事は、人間関係にとってとても重要な事と言えるでしょう。
ただ、人に気を使うという行為は義務ではありません。何かを瞬時に敏感に感じ取るその能力が高すぎるという人は、人の為にと優しい行動を取りますが、それは時に自分を大切にしていない行動とも言えるのかもしれません。
自分を大切にする事は決してワガママなのではなく、自分の気持ちを大切にしている証拠であり、このように自分を大切にするという事は、本当に相手を大切にする事が出来るという事なのです。
せっかくのその人に気を使う事ができるという素晴らしい能力を持っているならば、ポジティブな方向に持っていけるようにしてみましょう。
気を使いすぎる人の特徴
責任能力が高い
誰よりも責任感が強く、失敗を恐れるが為に先を深読みしてしまう癖が見られるでしょう。「これはこうすべきだ」という思考を持っており、失敗を恐れるが為に常に周りに気を張り巡らせている事があります。
失敗を恐れているよりも、その失敗した時の周囲の目に恐れを感じており、相手の目を気にしすぎてしまっている事が原因にあげられるのかもしれません。
断る事が出来ない
よく周囲を見ており、その場の雰囲気を大切にしている為、無理な誘いがあったとしても断る事が出来ず、周りからはいい人と思われている事が多いでしょう。
他にも相手から勧められる物などでも、申し訳ないからと断る事が出来なかったりと、これらのように断りたくても常に相手を優先しすぎる癖がある為、断る事が出来ずに、後に疲れを感じる事があるでしょう。
なんでもいいが口癖
社会適応能力が行き過ぎてしまっている為、何か相手に問われた時であっても「なんでもいいよ」と常に相手の意見を尊重してしまう傾向が見られるでしょう。考えれば自分の意見があるはずなのに、人の意見を優先する癖がある為、相手のしたい事ならなんでもいいになってしまい、自分の意見を出さず、その場の空気や相手の意見を常に優先する行動が見られるでしょう。
人と自分
鏡の法則
人に対し気を使いすぎているなと感じる人は、相手にも気を使わせている事に気付いてあげましょう。人は鏡と言われるように、自分が相手に対し気を使い過ぎているならば、それは自分が気付いていないうちに、相手も同じように自分に気を使ってくれているという事になります。
相手の為にと行うその優しい行動や発言は、このように時に相手を無理させてしまう事に繋がるので、少しずつ自分の意見を言えるようになる事も大切な事だと言えるでしょう。周囲との空気や雰囲気を大切にしたい気持ちが強すぎると、このように相手の心遣いが一切見えなくなってしまい、自分だけが気を使っていると感じてしまいます。
案外嫌われない
人に気を使いすぎるという人は“嫌われたくない精神”が人一倍強く見られます。ただ案外人は自分の意見を聞いても嫌う事がありません。基本、人はみな他者の事よりも自分の事で頭がいっぱいいっぱいになっています。なので、いい加減な事を言ってしまったかもと後々後悔などがあったとしても、案外人はその自分の行った行動や発言を覚えていない事もあるでしょう。
自分の意見を言うコツ
相手を拒否しない
自分の意見を言う事が苦手であったり、相手に合わせ過ぎているという人は、自分の気持ちをきちんと相手に伝える事が大切です。ただ、相手の意見や問いに対して拒否をしたり、押さえつけてしまっては関係性を悪化させてしまう事があります。なので、まずは相手の言葉や行動を拒否せず受け入れてから、自分の思う気持ちや行動を取るようにしてみましょう。
そして、他にもその自分の意見や行動に対し、きちんと理由を伝える工夫も大切です。
だけども…
相手の行動や発言を受け入れ過ぎて疲れてしまっている時は、ワンクッション置いてから断るようにしてみましょう。「せっかくだから…」と受け入れるのではなく「せっかくだけど…」などの、“だから”から“だけど”に言い換えるようにし、断る練習をしてみてみましょう。
自分の中で無理だと判断した時は、このように「悪いんだけど」「申し訳ないんだけど」「すごく助かるのですが」など、このように言葉を言い換えて自分の意見を相手に伝えるようにしてみましょう。
人間関係には正解がありません。このように正解がなく人間自体が不完全な生き物な為、相手を思い行った行動や発言であっても、時にそれは相手を疲れさせてしまう原因に繋がってしまう事があります。
気を使う事自体はとても大切な行動ではありますが、仕事でもプライベートであっても心に疲れが出てしまっている人は、少し気を張り過ぎているのかもしれません。少しずつでいいので、自分の為にも相手の為にも自分の意見を大切にし、そしてリラックスし、気を使いすぎる事のないようにしてみて下さい。